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koiha tokidoki akashingou
珍しく(個人的見解)切ない展開ほぼなしの勘違いすら愛おしいくらいひたすら甘々でニヤニヤの止まらない1冊でした。
一度死にそうになったから後悔しないようにと勢いづいたものの結局ビビりな愛斗さんが興奮すると勢いに任せて素直な気持ちを吐き出しがちなところがとても可愛くてツボでした。
本編はもちろんその後のお話にあたる「恋はときどきオセロゲーム」はとーにかく甘くてはちゃめちゃバカップルな2人が読んでて微笑ましく幸せになりました。
事あるごとに好きなところノートに記したいくらいここが好き!って相手の良いところを見つけられる2人、めちゃくちゃいい特技だなぁと思いますし、その語彙力が欲しくなります。
付き合い始めてからはとにかく思ってることや好きなところをちゃんと伝える2人だからこその甘々幸せなのだと実感させられました。幸せ満タン!!
先生買い。キャラがそんなに好みのタイプではなかったのとお話もさらっと読み終えてしまったので中立にしました。現代もの大好きな方だったら、もっと違う評価になると思います。本編130Pほど+その続き80Pほど+あとがき。
男子たるもの・・とでもいいそうな厳格な父親のいる家庭で育った愛斗。ゲイだというのもあり逃げるように東京にでて就職、会社と家の往復だけという生活に最近彩を添えるようになったのは、ご近所の喫茶店で過ごす時間で・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻め伯父(喫茶店マスター)、受け両親、喫茶店のバイト(♀)、中学時代の同級生等。
受け親父が駄目っす。
++攻め受けについて
攻めはしゅっとカッコいい大学生。伯父さんの喫茶店でバイトしています。明るく人から好かれるタイプで、ゴールデンレトリバー系な印象。イラストの先生が「日本犬」といううコメントしていたそうで、確かに柴犬かも。要領よく気配りできて、悪いところは見当たらなかったかな。
受けは中学時代に父親に全否定されていたからか、ゲイの自分に対する評価はとても低いのかな。地味に働いて一人で一生を終えると思っている感じでした。
そんな二人が、受けが交通事故にあったことから急接近して・・というお話。攻め受けとも共感するところが少なく、お話もさらっと読み終えてしまった一冊でした。受け父がほんとに腹立たしく、でも多分ほんとにこういうタイプの方、まだいるんだろうなあ。
新刊だー!とわくわくしながら読み始めたのですが、年下攻めも月村先生作品も好きなはずなのだけれど、ハマれずでした。
なんというのかな…
やや斜め上な始まりと展開ではあるものの、綺麗に誤解と思い込みをしたまま繰り広げられる大智と愛斗の擬似逢瀬はどこをとっても糖度の高いものです。
道の駅デートのほのぼのとした雰囲気も、好きな人の好きなところを書き込むノートも、きっともっとかわいらしさや萌えを感じる素敵なポイントなのだろうなと思う。
しかし、思うと書いている時点で残念ながらあまり萌えられなかったということになります。
といいますのも、なんだか萌えを感じる以前に、作中で描かれていた主人公たちの恋愛以外の部分に対してなんだか強くストレスを感じてしまったんですね。
家庭環境に難あり+過去にトラウマありな受けの人物像は月村作品では珍しくはないかなと。
そうくるならば、やはり過去の苦しさをポンと軽く飛び越えるくらい幸せになってほしいじゃないですか。
先述の通り、2人の関係は勘違いをした両片思いの状態であってもすごく甘いのです。
そこを純粋に楽しめていたのなら評価が変わっていたと思います。
ただ、合間合間でそこにTHE・古いタイプの無神経を絵に描いたような愛斗の父親の存在が水をさしてきます。
この父親が物語をおいしくさせるピリッとしたスパイスではなく、ストレスを感じさせるだけの強烈な雑音に思えてしまったことが非常に残念でした。
性別も年齢も関係なく幅広く人を傷つけてしまいそうな不適切な発言が多く、本来ならばスカッとするはずの愛斗の母親の対応を見ても気分は晴れないまま残りのページが減っていく…
特に後半の発言は女性読者が多いBLに必要だったのだろうかと疑問です。
大智が生い立ちとのギャップ大の圧倒的太陽感を愛斗に見せるたびに、2人の恋愛面の糖度の高さと父親関連のちくちくとしたストレスの間にある温度差の激しさが目立ち、少々読んでいて心地良くはなかったです。
そのせいか、ラブソングでいうのなら1番盛り上がるサビになっても素直にドカンとは萌えられず。
父親関連をもう少しマイルドにするだけで読みやすくなりそうなのだけれど…
うーん、私は愛斗にもっとシンプルに大きな幸せを掴んでほしかったのかもしれませんし、甘くむずがゆい恋のお話をシンプルに楽しみたかったのかもしれません。
大智のややファンタジックにも感じられる年下攻め像にもところどころで違和感を覚えていたこともあり、これ!というツボにハマるものがなく、今回はこちらの評価になりました。
好きな人の車の空気をくんくんにはちょっと引いてしまったし、今思えば序盤から好みのタイプの年下攻めとは異なっていたのかな。これは好みの問題ですね。
残暑疲れの身体にはちょっと過剰な糖分でしたw
あっま〜〜〜〜ぁいラブコメ。
描き下ろしなのかな?と思いきや、去年のD+に掲載してたときはコウキ先生がイラストだったんですね、どーりで須坂先生のイラストが新鮮な印象なわけだ〜。掲載誌と見比べて、どちらのイラストも作品の雰囲気にあってて素敵なんだけど、イラストでこんなに印象変わるんだ!つか、そういうこと(掲載時とイラストが変わる)ってあるんだな〜と軽く驚きつつ…
受けの斜め上発想が招く両片思いという月村先生の定番アイテム。
しっかりものの大学生とおっとりほのぼの社会人、わんこ攻め。わんこはわんこでも日本犬らしいです。そして人間5回目くらいの出来過ぎ彼氏。あまりにも出来すぎてる反動で、他の作家様だったらこのあと激重束縛執着攻めに変身してもおかしくないな…って思ってしまいました。が、こちらはそういう不安要素なし!(穿って見たらこの攻めさんって結構ヤバいんじゃないかとも思えなくもなくもない…)冒頭から主人公が事故に巻き込まれるっていうハプニングがあっても、転生しないできちんと現世で物語が進むのも嬉しい日常BLです!
ふたりで斜め上を見ながら疑似恋愛として進んじゃうっていうトンチキさが読者の性癖にどのくらい刺さるかがポイントなのかもしれないのですが、個人的には行きつけの喫茶店(美味しい珈琲と軽食♪)とか道の駅の足湯とかのエピソードから、あ〜こういうサードプレイスあったらいいな〜とか、道の駅で爆買いしたいな〜とか実現しそうでできてないささやかな日々の幸福への妄想を広げる情景描写を楽しめる作品だと思いました!
嘘から始まるほんわか日常系BLで、初々しい2人に終始ニヤニヤしちゃいました。
咄嗟についた嘘から、片想いの相手が〝恋のキューピッド〟役を買って出て、勘違い相手との恋愛を応援されてしまう…と言う、粗筋から既にワクワク◎
デートの予行練習の名の下、親密になっていく2人にニヤニヤが止まらない!
もう、年下ワンコな大智のフレッシュ感が凄いです。
兎に角、押しと圧が強い!笑
若さ故の強引さに若干引いていたのですが、その強引さには理由があり「なるほどな〜」と後半からは頬が緩んで仕方なかったです。
ニコニコ爽やかな笑顔の内では、独占欲が強い一面にめちゃくちゃ萌えました♡
それなのに、必死な大智に全く気づかない愛斗の鈍感さよ……!(嬉)
大智にも好きな人がいると思っているため、気持ちを伝えられないジレンマが切なくてハラハラしました。
こう言う〝すれ違い〟大好きです!
ただ、昔堅気のお父さんの放った一言が、私(既婚・子なし)にも突き刺さってしまい、地味にダメージが…笑
身近にお父さんタイプの〝悪気なくコンプラ違反する人間〟が居たので、お父さんキャラを完全にフィクションとして捉える事ができず、古傷を抉られるような謎のダメージを食らってしまいました笑
なので、私と同じような方は地雷かもしれないですね……ご注意を!
とは言え、昔堅気な父親のせいで生きづらさを感じていた愛斗が、大智の眩しすぎるポジティブオーラに包まれて前向きに成長する姿に「良かったなぁ〜」と幸せな気持ちで満たされました。
『好きなところ100』ノートの使い方にキュンとして、2人の何気ない日常を少しだけ垣間見るような優しいお話で凄く癒されます◎
日常系のBLがお好きな方に是非!
うーーーーん、星を押すのにものすごく悩んでしまった……
ワンコ系年下攻めはとても好きだし、萌える要素は色々あったと思うんですが。
受けの愛斗があまり刺さるタイプではなかったのと、レトリーバー系年下攻め・大智があまりにも”できた彼氏”すぎて心が乗っていかなかった、、かも、、
月村奎先生の作品、大好きです(特に「ツァイガルニクの恋の沼」!)。
こちらの新刊もワクワクしながら手に取りました。
一言で感想を言えば……レビュータイトルどおりなんですが、「とにかく甘くて、甘くて甘くて甘い」!!
砂糖ハチミツ増し増し、糖度300%!な感じ(あくまでも自分にとっては)が
どうにもムズムズしてしまい、入り込みきれなかった気も。
一気には最後まで読めず、数日に分けて読み切りました。
これがファンタジーだったら、ちょっと捉え方も違ったのかな、、
現代ものだからこそ「こんなほぼ完璧な大学生攻めがいる!?」という思いが
終始頭の片隅に違和感として漂ってしまい。。
特に終盤、愛斗(受け)の両親との顔合わせの時の
「(愛斗は)俺と恋をするために生まれてきてくれたんだと思います」というセリフ。
本当はじーんと心打たれる場面だと思うのですが、むず痒くなってしまって。。
実はその生い立ちに悲しい影を持つ大智ですが、その「影」の部分を
あまりにも感じさせない太陽的なキラキラキャラとのギャップも、
自分の中でうまく消化できませんでした。
むしろそういった不幸な幼少期などを持たない陽キャの攻めと、
受けの思いとのすれ違いなんかを見たかったかなあという気も。
惜しみなく言葉でも態度でも愛を注いでくれる大学生攻め、ハマる方にはきっと
ピタッとハマると思います。
ちょっと自分にはその甘さがはまり切らず、乗り切れなかったのが残念です;
ただ!先生の作品ファンであることは変わらないので、これから秋冬に向けて
「ツァイガルニク」を読み返し、萌えに萌えて楽しみたいと思います◎
今回は喫茶店バイトの大学生と常連のSEのお話です。
攻様の伯父が好きと偽告白した受様が
攻様の協力で本当に好きな人と恋人となるまでと
恋人になってからの続編後日談を収録。
受様はシステムエンジニアとして
ほぼ21時頃まで残業する毎日を過ごしています。
そんな受様の楽しみは残業のない日や休日のお昼に
マンション近くのカフェに立ち寄ることです。
住宅街にある還暦近くの渋いマスターの店
「古田珈琲」はコーヒーもフードメニューもおいしく
マスターの甥で天真爛漫で人懐こて大学生バイトの
攻様が受様の癒しなのす。
今日もカフェに立ち寄ると
攻様は残り1食だというグラタンを勧められ
食後のコーヒーをゆっくり飲んでいると
マスターと女性客の会話から
攻様が内々定をとれたことを知り
攻様ともあと半年かちょっとかと寂しくなります。
その後のある休日に
受様は遅めの昼食のために向かいますが
新号が変わった事に気づかず
セダン車とぶつかってしまいます!!
カフェの前で驚愕に目を見開く攻様の顔を
スローモーションのように見つつ宙に舞った受様は
次の人生は悔いなく生きようと決意します。
そして次に目を開けた真っ白な世界を
死後の世界かと思った受様は
覗き込むように声をかけてきた攻様の手を掴んで
「行かないで!ずっと好きだったんです!」と
告白してしまうのです。
しかし
それは勘違いで入ってきた女性看護師に
受様は交通事故にあったけれど当たり所が良くて
奇跡的な大怪我を追わずに済んだと言われて
やっと自分が死んでいないと気付くのです!!
攻様は事故に居合わせて搬送に付き添ってくれたそうで
受様はとっさに告白はマスターに向けてだと偽ります。
果たして攻様の反応とは!?
雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
伯父の喫茶店でアルバイトする攻様と
喫茶店の常連客の受様のラブコメディになります♪
受様がマスターへの告白と偽ったのは
単なる客である年上の男にいきなり告白されたら
引くだろうと考えたからなのですが
攻様は父親代わりの伯父の良さに気づいた受様は
見る目がある、応援するなんて言い出して
マスターのことを知るという名目でのお出かけを
兼ねていくのです。
読者から見たら両片思い確実な流れですが
攻様の仲を取り持つという名目は
どこまで本気なのかな!? と思わされて
受様と一緒にグルグルしつつ
それぞれの誤解が解けて両想いになるまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/
好きなところを100書くノート、
書くことでさらに想いが深まっていくとの
半分で止めちゃうところがきゅんポイント過ぎです。
須坂先生のイラストも
物語世界にとてもあっていて良かったです。
あらすじで面白そうだなと思ったら帯に…。
いや帯に何を書いてあろうとまっさらな気持ちで読むんですけど。
主人公の家庭環境などは気の毒ですが、何その幸運?お釣りどころか!な。
もう落ち込んで元気がない時に読んでも、萌えるよりさらに気が滅入ってきました。
それくらいキラキラして眩しくて、来世はあなたに生まれ変わりたいです!なお話でした。伝わる?
なにその素敵な設定、素敵なアイテム、素敵な偶然、素敵がつまって溢れそうです。
もう許して勘弁して〜なくらいキラキラしてました。
読むタイミングを間違えました、ごめんなさいm(_ _)m