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愛してる

愛してる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
38
評価数
10
平均
3.9 / 5
神率
40%
著者
藤谷陽子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784862522986

あらすじ

エリートサラリーマンの和志が出逢ったのは、料理人志望の晴友。 仕事中毒の和志は晴友と恋に堕ちて、移りゆく季節がとても美しいということに気づかされる。 抱きあう度に深まる情愛。 だが、和志にNY赴任が決定し───!?
出版社より

表題作愛してる

料理人志望・ビル清掃員(186cm)晴友
次期社長・エリート商社マン(167cm)和志

その他の収録作品

  • Snow Chapel
  • はるいろ
  • センチメンタル
  • 巡る季節
  • はたらく男達
  • 後日談

レビュー投稿数6

愛の意味

エリートサラリーマンの和志が出逢ったのは、料理人志望の晴友。仕事中毒の和志は晴友と恋に堕ちて移りゆく季節がとても美しいということに気づかされる。
抱きあう度に深まる情愛。だが、和志のNY赴任が決定しーー!?
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「愛してる」という久々に直球なタイトルの漫画が出たなぁ……と半ば照れながら買いました。でも、読まないまま置きっ放しの状態にしてしまって、ドラマCDを買った時、「あ、そういえば漫画買って読んでなかった!」とCDと一緒に慌てて読みました。
読み、聞き始めて想ったこと。
もぉーーーーー馬鹿!!!私のバカ!!!!
何でこんなイイBL漫画を今まで放置してたんだろうと……!

エリートサラリーマンの和志さんと料理人志望の晴友(はるとも)君は恋人同士。出会った切っ掛けは和志さんが働く会社で晴友君が清掃員としてバイトをしていた事。
会社の社長息子だけど真面目に働く努力家の和志さんに晴友君は励まされるのですね。
仕事の虫状態だった和志さんは晴友君に四季の美しさを教えて貰う。
二人が、お互いの言葉や笑顔で、心を通い合わせていく姿は見ていて気持ちが和みます。
NYへ転勤する事が決まった時も、和志さんは「行きます!」と即決。
ええっ、ちょ……ちょっと晴友はー!?と思う程、即決…。
思わず突っ込んでしまったじゃないか(笑)
その後でようやく「うーん…」と悩み出すのですけど。
お互い家族にあまり良い想いをしていなかった二人なのですけど、お互い優し過ぎるので、こっちが心配しまくります。
二人とも爽やかで真っ直ぐに夢を追いかけ、互いを思いやる表現が素晴らしいです。
憧れてしまうほど。
「愛してる」と言葉が、これ程胸に沁みるとは思いませんでした。
愛してるという言葉以外で表せない感情が、この一言に凝縮されているような気がしました。最近はちょっと歪んだ愛ばかりを見ていたので、この作品で改めて原点に帰れたような想いでジーンとしました。今年漫画でナンバーワンの作品です。
おススメしまくりたいと思いますw

4

四季を一緒に過ごせる幸せ

出来上がったカップルのその後を読むのが大好きです。この作品は、『るったとこだま』を読んで気に入った作家さんだったので、手に取った作品です。

たまたまだったけど、夫婦のようなカップルの話だったので、ウキウキしながら読みました。読んで大正解!!とっても面白かったです。

付き合ってる2人が四季を一緒に過ごす幸せが伝わってきて、読んでる方もホノボノと幸せになれるような、そんなお話です。
題名通りに、自分よりも相手が大切で、相手のことを「愛してる」気持ちがキュンキュンします。2人とも仕事も頑張ってたし、受けの方の両親と家族ぐるみの付き合いをしてるのも良かったです。
絵も、お話のホノボノ感としっくりきて、とても合ってると思います。

3

BL界のおしどり夫婦No.1!?

季節が巡ってゆくのを一つ一つ大切にしながら過ごしてゆくカップルのお話です。

物語の中には、普通なら波乱になるような出来事がいくつも起きます。それをしっかりと二人で受け止めて、支え合いながらお互いを信じて過ごしてゆきます。
それができるのはお互いを思いやる気持ちと、しっかりと愛情を受け取り与えあうことができるこの二人だからこそなんでしょうね。

家族の理解も、仕事にも恵まれて、とても幸せそう。遠距離恋愛も忙しさもなんのその。いつでもどんな時でも、前を向いて手を取り合って進んでいくって、本当に理想です。

BLがファンタジーの世界であるならば、こんな絵にかいたような理想のカップル、というファンタジーもありだなぁとほんわり思えました。

縁側でお茶を飲む老夫婦を見るような、癒しのある作品です。

1

色づく世界を

藤谷陽子2冊目のコミックス。
表紙とタイトルを見た瞬間ベタそうだなあ・・・と思ったのと、初読み作家ということで、しばらく手に取らなかったのだが、読んでみれば意外と気持のいいお話だった。
シンプルで心地いい。
早く読めば良かった。
ちなみに各話に「愛してる」のタイトルはないが、1冊まるごと表題作となる。
と言うか、このタイトルはちょっと照れる・・・・・・しかし作者が決めたわけではないそうで、これに決定した事には少々戸惑いは感じていたようだ(笑)
そりゃそうだ、シンプルでストレートだが外すと相当恥ずかしい。
けれども本作、地味ながらも透明感のあるストーリーで、とても優しいお話だった。

メインの2人は次期社長ながら試験を受けて自力入社した市瀬和志と、ビル清掃員で料理人を目指す相葉晴友。
仕事に忙殺される毎日を送っていた和志は、晴友に季節の美しさを教えられ、愛される心地よさを与えられ、そして自らも晴友を「愛してる」と言える強さを手に入れる。
そんな淡々とした日々が優しいタッチで綴られているものだから、つい見逃しがちなのだが・・・実は1話に1回必ずエッチは欠かさないというサービスぶりだったりする(笑)

桜の美しさに、晴れ渡る空。
そして虫の音に、雪の降る音。
ハウスキーパーが生けてくれた花の色に初めて気がついた和志は、世界に溢れる彩りを心に感じる。
絵もお話もやや大人しめな印象だが、繰り返し読んでもゲップが出ないくらいの程良い満腹感を味わえるかと思う。
またそれぞれの季節に合わせた料理も目を引く。
「チーズたっぷりクリームシチュー」はぜひぜひご相伴にあずかりたい(*゚ー゚)

飛び上るほど美味い!というわけではないのだけども、ふとした時に食べたくなってしまうような、そんな作品だと思う。
未読の方はぜひ。

3

心地い

日本ならではの4つの移りゆく季節の中静に描かれる物語です。4つの季節のなかで、気づかされる日本の美しいもの、そして生まれる感情。1つずつ確かめあうように進んでいく2人の心の変化とか過程が読み手として心地よいです。

藤谷陽子さんの絵柄かなり好みです。タッチが優しくて、物語と絵がしっくりきますね。くせがなくてとても読みやすかったです!

「愛してる」ってまっすぐで単純な言葉なんだけど改めていい響きだなって思えました。

0

何かが物足りない

言葉の一つ一つ、シーンの一つ一つが優しいです。
料理人志望×エリートサラリーマンの既に出来上がったカップルが、季節を通して結びつきを深くしてゆくお話。
作者さんの人柄が滲み出ているような、穏やかで誠実な空気に満ちていました。いいお話だなあと思います。
……だけど何だろうな?何かが物足りない。

エリートサラリーマンの和志はワーカーホリック気味な人。
仕事に追われ、時間に追われ、恋人の春友と一緒に過ごすことができない事に焦燥と申し訳なさを感じている仕事人間の受けです。
そんな和志を、一歩下がって見守るように傍にいるのが、料理人志望で年下の春友。

彼らは本当にお互いを想い合っています。
違うタイプの人間同士ができるだけ長く一緒にいるためには、双方の妥協と協力、そして尊重が必要不可欠。
それが出来る理想のような二人です。

この二人の愛情には隙がないんですよね。
時間がすれ違っても、遠く距離が離れても、信頼に基づいた愛情を共有し互いを繋ぎ合っている。
でも愛ってそんなに恒久的だろうか?
そんなに穏やかなままでいられるだろうか?
別の意識をもった個々の人間である以上、日々の中で、磨耗したり、見失ったりしないのだろうか?

そんな疑問を感じてしまいました。
いい作品だなあと思う一方で、そういう面でわたしには物足りなかったです。

1

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