記憶喪失の公爵は幼馴染み陛下に溺愛され二度目の初恋におちる

kioku soushitsu no koushaku ha osananajimi heika ni dekiai sare nidome no hatsukoi ni ochiru

記憶喪失の公爵は幼馴染み陛下に溺愛され二度目の初恋におちる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
27
評価数
10
平均
3 / 5
神率
10%
著者
藤崎都 

作家さんの新作発表
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イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344852426

あらすじ

幼いころ両親を亡くした公爵のツェレンは、2歳年上でかつて先輩後輩の仲だった王家の次男・ディルの侍従として仕えている。真面目で勤勉なツェレンは、思慮深く頭脳明晰で眉目秀麗、剣術の腕も確かで、周囲に一目置かれ、王位にも相応しいと噂されるディルに対し、恋心と信奉が入り交じった想いを抱きながらも、心に秘め続けて側に仕えようとしていた。そんな中、兄である前王が急逝し、ディルが国王を継承することになり、ツェレンは、ディルが妻を娶り子を持って生きる姿を側で見続けるのはつらすぎて耐えられないと、侍従の職を辞そうと考え始める。そんな慌ただしい王位継承前夜、ディルを狙った何者かの謀略によって、ツェレンが記憶喪失になってしまい……?

表題作記憶喪失の公爵は幼馴染み陛下に溺愛され二度目の初恋におちる

ディンスレン、兄の急逝により新国王となった前王の弟
ツェレン・ツェツェグ、次期公爵の継承権をもつディンの従者で22

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

公式あらすじがネタバレ!溺愛〝記憶喪失BL〟

記憶喪失モノが大好きなので、購入!
うーん…色々と勿体無い印象でした。

記憶喪失の主人公が「ココは何処?僕は誰?」となり、やたらと甲斐甲斐しく介抱するキラキラ美青年が側にいて、「あなたは誰?何で僕に親切なの?」と、正体不明な美青年にドキドキしつつ、その美青年と自分の正体が解き明かされる展開が〝記憶喪失BL〟の醍醐味であり、楽しみの一つなんですが(個人的見解)

この作品は、出版社の公式あらすじが盛大なネタバレなんですよね……(寧ろタイトルからネタバレ)
なので、記憶喪失モノ特有のミステリアスな雰囲気は無く、只々記憶喪失になった青年がイケメンスパダリ殿下に溺愛される作品となっていました。

溺愛BLも好きですが、折角の〝記憶喪失〟の旨みが……
最後にアッと驚く展開があるのかと思いきや、本当に粗筋通りの展開でした。

また、粗筋にあるような、〝殿下と従者〟の関係や〝叶わない恋〟等の切ない展開を楽しみにしていたのですが、コチラもあっさり解決してしまい…うーん。
もう少し焦ったさで切なくなりたかった……

とは言え、記憶がない状態でスパダリな攻め様に寵愛されて囲い込まれる様子をニヤニヤ堪能でき、少しでも記憶を取り戻そうと行動すると結構な剣幕で怒られたり…殿下の執着心は◎

また、天然・ドジっ子な記憶喪失中の受け様と、しっかり者でツンデレな元の受け様の2種類の属性が楽しめて、何だか一石二鳥な気分です

記憶喪失モノのミステリアス感が好きなので、物足りなさは否めませんが、甘々溺愛BLが読みたい時にお勧めです。

※粗筋では攻め様の年齢が「2歳年上」となっていますが、本編では「4歳年上」でした

4

記憶の底に眠る陰謀と恋

今回は新国王となった前王弟と
次期公爵の継承権をもつ従者のお話です。

記憶喪失となった受様が助けてくれる攻様とともに
失われた記憶を取り戻し、攻様との関係を変えるまで。

受様は何らかの事情で記憶を失い
目覚めてからもしばらくは熱が下がらず
夢と現の状態を行ったり来たりしていました。

そして食事や着替えなどの日常生活や社会的な知識、
家族や友人等の概念は覚えているものの
自分の家族や友人、知人がトンな人だったのか
わからないのです。

無理に思い出そうとすると頭の中に靄がかかり
未だに悪夢の続きを見ているかのような状態ですが
そんな受様に手を差し伸べてくれたのが
3つ年上の幼馴染で兄のような存在だという攻様でした。

攻様によれば受様は
次期公爵の継承権をもつ22才で王族の侍従を務めており
手違いで毒物が混入した葡萄酒を飲んで倒れたそうで

当初その葡萄酒を調べて検出されたのは
一次的に意識を混濁させる成分だけでしたが
何かしらの呪術がかかっている気配があり
更なる分析が進められていると言います。

受様にとって攻様も初対面の相手でしたが
気の置けない間柄で16年も付き合いがあると言われた上に

受様が目覚めて目が合った瞬間に向けられた
攻様の輝くような笑顔に胸を打ち抜かれていて以来
攻様に対して落ち着かない気分でいるのです。

目が合った瞬間に惹かれたのか?
記憶を失う前からずっと好きだったのか?

果たして受様は記憶を取り戻す事ができるのか!?
そして葡萄酒にかけられた呪術の目的とは何!?

目覚めたら記憶喪失になっていた受様が
親友である攻様との関係を変えていく恋物語になります。

受視点のお話ですが
お話のスタートから受様に記憶が無くありません。

そのため、攻様はまずは受様の復調を優先して
受様が置かれた状況については説明されないままに
物語が進むため、どれが伏線かと思うのも楽しく

受様が寄り添ってくれる攻様にドキドキしたり
記憶を取り戻そうと行動する様にハラハラしつつ
2人のハピエンまで楽しく読めましたが

受様の背景がなかなか明かされないために
葡萄酒事件の真相解明も攻様主導で進むため
受様がいては都合の悪い人物との対決が
期待よりあっさりしていてちょっと残念でした。

個人的には本作のようなタイトルバレでも
あとがき先読みでのネタバレでも全く気になりませんが
受様が知らない設定がタイトルでバレているので
王道の上を行く、さらに捻った展開が欲しかったです。

1

仕える

きょう先生なのでマストバイ。お話は王道、受けさんが捻りなし健気さん、攻めさんも真面目一途な方で、入れ込まなかったため中立にしました。本編250Pほど+あとがき。正統派記憶喪失ものがめちゃ好きという方でしたら良いのでは?

目覚めたら記憶がないということに気が付いたツェレン。王族の侍従をしていたらしいのですが、まったく記憶なく、3歳年上の幼馴染というディルに面倒を見てもらっていて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
バトゥ(攻めの侍従)、ソホル(宰相)ぐらい。

++攻め受けについて

受けは両親亡く、叔父とうまくいかなかったようで一人ぼっちだったのを、攻めと親しくなり、側で仕えるようになっていた方。偶然知った悪党のたくらみを阻止すべく身を挺して攻めを守ったために記憶喪失になっています。お涙頂戴というテイストではないですが一途で素直、健気さんテイストと思います。

攻めさんは冷酷とか変態臭とか執着しまくっているとかは感じず、王道スパダリという印象。特筆するようなものが・・うーん。。。見当たらないかも。タイトル通り溺愛なのかもしれないですが、めちゃくちゃげろ甘とまでは感じなかったです。

王道捻りなし展開かなと思ったのと、攻め受けキャラにピンとくるものがあまりなかった一冊でした。読みやすいので小説初心者さんでしたら良いのかも。

1

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