7
0
1
条件付き送料無料あり！アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
kamingu home
今後も注目したい作家さん
このかたのデビュー作については試読して購入したい気持ちはあったのですが、絵柄がちょっと、、と思い結局見送り。
こちらが2作目のようですが、シリアスな軍隊ものと知って内容は分からずのまま購入しました。
ギャグでもシリアスでも戦争もの、軍隊ものは結構好きなんです。
気になっていた絵柄もこういう種類のお話だからなのか、なじんでいました。
全体を流れる暗い色調とマッチしていました。
あまあまイチャイチャなBLが好き、エロは欠かせないなどのかたにはおススメ出来ません。
BL以外も普通に読んでます、って人はなんの抵抗もなく読めるはずです。
（血が流れるのはムリなら推奨しませんが）
まあ萌えがあるかと言われたらうーん、微妙です。
でも男同士の恋愛感情が描かれているなら、間違いなく「ボーイズラブ」だと私は思います。
だからこの「カミング・ホーム」もBL、しかも良質なBLだと思っています。
性描写をさらに削れば、青年誌の非BL作品に括られる類いではあると思います。
この時節柄、やはり現在進行形の彼の地の戦争を思い浮かべざるを得ません。
そしてその終結を願います。
彼の地では仲間や相方を失い、自身も傷つき倒れていく兵士達が現実に日々存在しているのです。
愛と絶望と再生
ロスコ× アキレス
ビッキー× アキレス
アキレスが、
叔父ロスコへの気持ちを断ち切るために
19歳で兵士になるけど･･･
戦争のシーンでは、
本当にリアルで血が流れて死が忍び寄るから、
時折背筋が凍るような恐怖を感じて、ゾッとするのだ。
その中でも、
アキレスがロスコへの想いが揺るぎなく息づいている。
そんなアキレスの一途な恋心に心を打たれた！
アキレスと副隊長ビッキーとの関係も、
本当に痛くて震えてしまう！
アキレスがロスコと幸せな関係を築き、
ビッキーとのつながりも素晴らしい。
圷見南子先生の筆力には脱帽だし、
先生らしい個性が光っている。
アキレスの純粋な恋心、
ロスコの脆さ、
ビッキーの包容力が見事に絡み合い、
切なさとほのぼのさが交錯する、
心を揺さぶる戦争の中で輝く愛の物語でした。
見たいものは見れたのだけれど
作家さま買いです 前作で次も買うわって
いや そんなお約束だけで買ったわけじゃないんだけど
紙一重の戦争と平和
届いた本の表紙にそんなものが見れるんじゃないかって期待はありました
てのも 前作で恋だ愛だより情や欲を魅せにくる作家さまなのかなって感じだったので
細かな内容は書かずにおきます
閉鎖的な男だらけの世界で 何を生かし何を殺し 何を守り何を捨てるか
正直 明るい話ではないです
んでもって ２つの思いが交差してるんだけど 構成がいい
見せ方の順のせいか思った以上に 秘めた思いより後ろめたさ ってのが強かったけど
ロスコとアキレスの関係が叔父なのか 伯父なのか 小父なのかがはっきりわからないのがモヤるけど 戦争が壊したものとそれを糧に育むものを魅せつつ 戦地での抑圧と解放
更になんと 死で愛を 後悔で生を知るっていう
戦争絡みなのでかなり生臭いです 好き嫌いは当然別れると思います
グロいの苦手さんにはダメージ大な描写もあるんだけど 極限で交わされる全ての情 最期に絞り出す懺悔や執着は絶品なので そこかしこに溢れる見せ場はセックスな色恋に飽きたのなら読んで損はない かな？
ただ 物語として読むのにはむかない単発感があるので ストーリー重視の方はそこだけご注意を
で ちょっとだけ超個人的なことをいっちゃうと
【ランド･オブ･ノド】のまとめ方が良すぎて 【カミング･ホーム】への繋ぎ方も良かったから尚更そう思ったのかもしれないんだけど
【…after】がイマイチ？ ビッキーの孤独に自分の欲を気づいたのはいいんだけど
ビッキーが抱えた孤独が読み切れなかったのと ボーイズのラブとして読むのにはちょっと違うというか 確かに愛とよべる壮絶な情はあるんだけど
でもでもでも 慈悲と冷酷 最後までいろんな情は読めたので そこはほんとよかったんです ﾊｲ
