君が笑うと——…

はるのみず

haru no mizu

はるのみず
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×27
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
55
評価数
18
平均
3.3 / 5
神率
11.1%
著者
fu 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033448

あらすじ

一面銀世界の大雪の夜、
青海は白銀の中、一人の青年を拾った。
空腹で震える捨て猫のような彼、ゆきを
家に連れ帰った日から、
青海は絵描きのゆきの人物モデルをすることに。
そうして、奇妙な同居生活が始まった。
お互い名前以外よく知らないはずなのに、
不思議と居心地のいい空間。
ゆきに惹かれる青海だけれど、
彼には秘密があって――

表題作はるのみず

青海秋哉,ワケアリ教師
晴乃ゆき,ミステリアスな絵描き

その他の収録作品

  • 雪解けのころ(描き下ろし)

レビュー投稿数3

透明感がある

表紙に引かれて試し読みしたら絵がとても綺麗。
帯も表紙の一部になってて、
淡く描かれた桜の上に積もる雪が幻想的です。

ストーリーも表紙のような透明感と淡さがあって、
良くも悪くも雰囲気BLかな、と…。
空気を楽しむというか、行間から感じ取るというか。
ズバン!としたBLがお好みだと評価が分れそう…?

かくいう私も得意分野ではないのですが、
表紙のキャラクターがとても可愛かったので満足です。
猫みたいなのに「猫じゃない」って言い張るとこ好き。
かわいいかよ。

冬の寒さから季節が変わる描写と心の動きがマッチしていたのは良かったけど、
ちょっとわかりにくい部分もあってBLを読んだ!って感じはしなかったかな。

2人を繋ぐキーマンの存在が大きいけれど、
その存在もふんわりしてるので、、、ウーン?(。_。)?
私には読解力がないので上手く読み取れませんでした。

でも儚さや透明感を感じられる絵と世界観がとても良かったです…!


(※攻め受け表記ありますがエロ無しです)

教員の青海は雪の中で震えてる青年に声をかけます。
凍える彼を放っておけず家で暖を取らせることに…。

捨て猫のような青年・ゆきは絵描きでした。
雪の中にいたのは絵を描いていたからで、
青海の絵も描きたいからとモデルを頼んできます。

そんな成り行きでゆきは青海の家に居候しはじめてーーー。


ごく普通の好青年に見える青海だけど、
実は学生時代の一部の記憶がゴッソリないのですね。
記憶がない事実すら気付いてないようにも見えます。
いつまでも夢の中で揺蕩って生きているようにも感じました。

そんな青海の欠けた記憶を埋める鍵を握って、
ゆきは現われました。

青海と、失った記憶と、ゆき。
3つの点が少しずつ繋がりながら展開していきます。

失った記憶の中のキーマンになる人物が
もうすこしハッキリと描かれてたら解釈が深まるのに!
ちょっとわかりにくくてもどかし~~!の一言。残念。

青海とキーマンの関係性は箇条書きされただけで、
そこに絡む心理描写が見えないので解釈しずらい。
仲の深さが漫画に落とし込まれて描かれていない。
2人の関係性がわからないから入り込みづらい。

青海とキーマンの間になんらかの慕情があるかと思えば
キーマンはゆきのことが好きだったと出てきて…はぁ?

キーマンとゆきの関係性もふわっとしてるんですよ。
出会ってからの時間経過もわかりにくいし、
精神的支えだったのかわかるけど恋に落ちる過程は謎。

・青海⇔キーマン
・ゆき⇔キーマン
それぞれの関係性がふわっとしか描かれないから
イマイチお話についていけなかったんですよね…。

でもキーマンがいたからこそ青海とゆきは繋がれた。
互いを理解しあうことが出来た。
ーーーということだけはなんとなく伝わりました。

絵が綺麗だったのとキャラクターが良かったので
評価は真ん中の萌え評価で上げます。

解釈が足りないままのレビューでふわっとしててすみません。

6

一読だけでは難しい

初読みの作家様です。デビュー作でしょうか。
表紙に惹かれて購入しました。

まずきっかけとなった絵柄。
表紙からは繊細な綺麗の系統の印象。中身も全体的には綺麗です。ただ序盤はペンが太かったのか、縁が太く浮いて見える場面もありました。
後半に行くにつれ気にならなくなったので、試行錯誤と慣れでしょうか。
大きく崩れることもなく、期待通りでした。

ストーリーですが、裏表紙やHPでのあらすじでは足りない…
1話試し読みとあらすじから抱いていたイメージと本編が予想を外れすぎて戸惑いました。違うお話と考えれば楽しめるのですがね。
雪の日に拾った猫のようなゆきと秘密のある青海。青海の秘密はあらすじに入れていて欲しかったです。(あらすじも含め作品だと思っています。)

青海の秘密=ある人物とその周辺に関する記憶に蓋がされている、のです。
ある人物からの願いでゆきは青海に接触し、交流していきます。
この3人の寂しくも温かい三角関係の物語でした。

前情報の少なさと、3人の関係性と感情が一読で把握することが難しかった。
2周目をすれば、各々のセリフも仕草も表情も、ここに繋がるのかな…と見えてくる部分もあり、彼らの心にある冷えていた部分が溶かされるのを感じられました。セリフの回収も上手かったと思います。

それだけに一読でわかりにくいのは勿体なかった。読者に委ねる部分が多かったのかな。詰め込みすぎかと思ったけど、繋がっていくと描写不足も感じて。

俯瞰して読みながら、感情移入もしたくなる、ただその本に対峙した初めにどの意気込みで接するのか、初手を間違えると閉じてしまいたくなる作品でした。その初手の判断は、やっぱりあらすじとか他者のレビューなのかな。

丁寧に読めばとても温まる作品だと思います。

2

いわゆる やさしい味?

おもっくそ表紙買いしたんだけど ちょっと時期逃した気になる陽気が続いてて
何日か前にやっと北海道で桜が なんて言ってた今日30℃とか言ってる地域があるのどうよ?


んんん このBL世界よくある事ですが

ごみ捨て場に捨てられてる男の次にありがちな 雨の日雪の日に男拾うあれ
腹が鳴ったら必ず連れ帰っちゃうお人好しやら優しい男だらけなのは結構なんだけど

たまにはイカれた男とか ヤバい男拾って痛い遺体目でもみないかしら なんてね ←こいつが一番ヤバい

ネタバレしないと上手く説明できないんだけど
すべてが唐突に感じてしまうんだな 展開する度に

なんだろ 秘密が秘密なのでこうなるのか?
突然現れた猫の君に見え隠れする彼との関係性が明かされないまま進むからなのか
半分読んだ辺りで「先が気になって読む手が止まりません」より「一拍置かなきゃ読む気になれん」になってしまったんですよね

で 一拍置いた場所がよかったのか 読み始めたあたりがちょうどネタばらしの部分で
だからと言ってモヤモヤは晴れず

お話も 個々のや設定はスゴくいいし惹かれるんですよ
友の死にからむ記憶喪失や 最期に彼が飲み込んだものと笑顔の意味とか
なんだけど これって何かいらなくね? ってのばっかで

優しいメリバにしたいなら青海いらないし 友情の紡ぎ直しならゆきの想いは必要ないし
過去を乗り越えてハピエンにしたかったのなら魂の双子やネコ拾ったなんて話はいらなかったよな と
そもそも記憶喪失自体いらない? だって記憶を無くすほど心潰されるようなエピもなかったし

お陰で 感動してくださいとばかりに出してきた手紙に ネコを頼むでもなきゃ 特別伝えなきゃいけない何かがあったわけでもなく 言い訳をしたかっただけ?みたいになっちゃって

盛り込みすぎて薄ぺらくなっちゃったな? なんか んんん
そもそも ゆきと青海 この二人がどこに惹かれあったのかがよくわからない

二人過ごした時間に何かあったっけ?


もうダメやん

いやごめんなさい 濃い味が好きなわけでもないんだけど あたしみたいな味覚音痴が読んじゃいけな優しい話だったんだろうな 多分
もうそれすらもわからないくらい全てが薄味というか 誰の気持ちもよくわからない なんとも言えないお話だったわ

2

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