「オレが絶対に痛くない初夜にしてやるからな!」

いとしい君との初夜事情。

itoshii kimi tono shoya jijo

いとしい君との初夜事情。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神97
  • 萌×247
  • 萌12
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
715
評価数
164
平均
4.4 / 5
神率
59.1%
著者
木田さっつ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
彗星社
レーベル
Continuer.
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434313851

あらすじ

大樹はエロいこと大好きな元ヤリチン男。
しかし今では、恋人の奏斗にベタぼれ!
手を繋いでデートして、ご飯を食べて、一緒に寝て…。
順風満帆な甘々ライフを過ごす2人にはある悩みが…それは最後までHできないこと!?

「今日こそ初H成功させような」
相思相愛なラブラブカップル、今日もエッチに挑戦中!

表題作いとしい君との初夜事情。

古手川大樹,大学生,元ヤリチン
小幡奏斗,大学生,物静かな青年

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

レビュー投稿数14

自分を変えたくなる程の愛おしい気持ち

これまで、たくさんのBL作品を読んできましたが、セックスシーンで泣いた作品は初めてです。

言ってしまえば、体格差のあるラブラブカップルが〝痛くない初夜〟を迎える為に切磋琢磨するお話なんですが、そこに至るまでのキャラクターの心情は勿論、2人のバックボーンや付き合うまでの過程が丁寧に描かれていて、初夜を成功させる為に成長する2人にじんわりと温かい気持ちで一杯になりました。もう本当、拍手喝采!

マイペースで物静かな奏斗は小柄で小動物のような見た目に反して、己を貫く漢前な性格。
〝男らしくあれ!〟と言う教育方針の元、可愛い物好きな本心を隠して生きてきた大樹を「何もおかしくない」と丸っと受け入れ、全肯定する真剣な表情がイケメンすぎる!

ヤリチンで相手の顔も覚えない自分本位なセックスをしていた大樹が、奏斗と出会い本当の恋を知り、大切な宝物のように溺愛する姿にキュンとします。

奏斗を大切に思う余り「怖い思いをさせたく無い」と懸命に我慢する大樹と、そんな大樹に申し訳なく感じる奏斗。
お互いを大切に思う故に少しずつすれ違っていく様子が見ていて切なく、相手の為に変わろうと懸命に努力する2人を自然と応援していて、無事に繋がれたシーンでは感極まって泣いてしまいました。

木田先生お馴染みの肉感的で艶やかなベッドシーンは見応え抜群◎
本当に好きな人と繋がれる幸福感や愛おしさが溢れていて読みながら幸せな気持ちで一杯に…

想いが繋がった2人なら、きっとどんな初夜でも〝痛くない初夜〟だったんだろうなぁ。
お互いに自分が自分じゃなくなる位〝大切にしたい人〟と出会えて本当に良かったね……!

幸せ一杯な2人に癒されて満たされる素敵な一冊でした。

▶︎シーモア/白抜き
 描き下ろし…4P、電子限定描き下ろし…2P

13

愛しさ爆発で優しくえっちい

書影を初めて見た時からこれは絶対読むと決めていた、肌色!なんという体格差!
体格差がないCPの方が好きだけどここまでくるともうあっぱれ。木田さっつ先生は2冊目だけど世界観が優しくて、やっぱり好きだなあと思いました。なんとも言えない独特の清潔感andトロトロどえっち感が見事に融合していました。

攻めが大きすぎて系ですが、歩み寄ってお互いがエッチを通して成長する感じがとっても良かった。ヤリチンの大樹が素の自分になれる人に恋をする感じも良かったし、小柄でかわいいけど芯のある奏斗が痛くても一緒になりたいって主張する感じも素敵だった。全体的にとにかくラブい。でも軽〜い感じでもないのがいい塩梅。

お布団シーンはえっちえちで体格差CPでのあれやこれやがこれでもかというほど見れて大満足。いわゆるバニラセックスがとってもえっちくて甘くて可愛くて良かった。挿入シーンは感動しました。ただのえちではなくほんと気持ちの入ったラブえちでとっても良かったです。

10

身体の繋がりは心の繋がり

初めてのエッチを成功させよう系のお話は、多くはないけど何作品が読んできました。
この作品がダントツNo. 1かも知れません。
(まだ読んでない作品もあると思うので暫定)

初夜成功がメインに据えているだけに、じっくりゆっくり進むストーリーに魅入りました。読み終える頃には涙腺が緩むわ、胸がジワッと熱くなるわでこの作品の世界にどっぷり。
相手を思いやる優しさだったり、とめどなく溢れる愛情を、セックスというフィルターを通して触れることが出来る一冊でした。


ヤリチンの大樹が高校の同級生だった奏斗と再会し恋に落ちたことから始まる2人の物語。
今までセックスでしか繋がりを持てなかった大樹が初めて恋に落ち、それまでの枯渇した恋愛に終止符を打つ大きな出来事でした。

恋人同士になった2人が身体の温もりを求め合いたいのは自然の流れで、しかし奏斗の負担を考えるとなかなかうまく事が運びません。
大樹も奏斗も焦る気持ちを抑えながら、成功させるべく奮闘していきます。


もーね…すっっごい良いお話でした。
2人のお互いを思いやる気持ちに感動・感動・感動。
セックスを成功させたい!という強い思いの背景にある2人の過去や恋愛観が、ストーリーをグッと深くさせています。そのエピソードがあるからセックス描写が生きてくるって感じ。

2人にとってセックスって何だろ?…っていう、そもそもの原点にも繋がっていきます。
大樹には大樹の。奏斗には奏斗の。恋人への愛とそこに繋がるセックスの意味を知ることになります。

2人の心理描写や、恋愛そのものに抱いていた負の部分が語られることで、初夜のハードルが高いことを知ることになるけど、だからこそ成功して欲しい気持ちでいっぱいになりました。


ヤリチン大樹の変貌ぶりには拍手です。
今までの快楽主義的にセックスをしていた彼が、奏斗が痛くないように身体を労わり思いやる姿が素敵でした。
今までこんなふうに気を遣ることがなかった大樹だったから、奏斗を本当に大事に思ってるのがめちゃくちゃ伝わるんですよー…。

今までセックスのその先にあるものを大事にしてこなかった大樹が、奏斗に出会って気付き、気付かされる。
愛おしく好きな感情って無敵だ!


ベッドシーンが温かくてすんごい良かった。
官能的な作画と2人を纏う朗らかな空気感がとても素敵でした。
初めての恋に初めてのセックス。身体は繋がった彼らだけど、心もガッチリ繋がりましたよね。

笑顔の奏斗のセリフ。
「ありがとう。痛くない初夜にしてくれて。」には涙出ました…


何はともあれ、初夜成功バンザーイ!

9

受けの子がナヨナヨしていない

すごい体格差だなと思ってページをめくったら、作者さんが体格差ある二人を描きたかったなんですね。それにしても体格差すごいですね。
くまちゃんカレー作ったり、可愛い顔したりしているので、女の子っぽい受けの子なのかなと思ったら、攻めの子より男らしいですね。
くまちゃんカレーも大樹が喜ぶから作っていたとは。

男らしくあれ、と育てられた大樹。
自分に素直に生きていいよと育てられた奏斗。
大樹は誰かに「自分に素直になっていい」と言われたかったんですね。
奏斗に出会えて良かったね。奏斗が声を掛けてくれて良かったですね。

奏斗のお母さんの育て方、憧れます。
確かに、好きな友達でもないのにハブられるのが嫌だからって、無理にドッジボールするのは時間と労力の無駄ですよ。
ちゃんと自分の事を大事にしてくれる人に出会えました。お母さんすごい。
お母さんの書く小説、私も読んでみたいな。

2人とも初恋。恋を知らなかった二人が、お互いを尊重しつつ前進しているところが素敵です。これからも男前な奏斗が良い方向へ引っ張っていってくれると思います。

7

溺愛攻めが読みたいときに

作家様買いです。

今作は元ヤリチンの大樹と、純粋な奏斗とのお話。
二人は元々高校の同級生で、
再会して恋が始まる〜って感じなのですが
大樹がとにかく奏斗のことを大切にしていて
大切すぎるあまりすれ違っちゃったりもするんですけど
とにかく愛に溢れてて沢山きゅんきゅんしました(*´ω`*)

体格差も経験値も違うから
なかなか最後までエッチすることができない二人が
初夜に向けて頑張る姿は可愛くて可愛くて…!(*´ω`*)

二人の心がしっかりと深くまで通い合って
幸せな初夜を迎えることができてよかったー!!(*´ω`*)

さっつ先生が描く溺愛攻めがすごく好きなのですが、
今回の溺愛攻めの大樹も最高に素晴らしかったです(*´ω`*)

5

好きです

表紙から想像出来ない優しいお話でした。エロだけじゃなくてストーリーや心理描写がしっかりしている作品でした。この作品から始まり、木田先生の作品読み漁りました。絵柄は好みが別れるかもしれませんが、気にならない。なぜならストーリーが良すぎるから。全ての作品本当に良かった。それしか出てこない。未読作品全て読みたいと思います。

4

体格差最高!!

大柄で元ヤリチンの大樹と、恋人の奏汰。
付き合って一ヶ月だが、痛みに弱い奏汰に負担をかけたくない大樹は、毎回慣らして、慣らして、慣らして。。。絶対いつか痛くない初夜を迎える為に耐え抜いていた。

体格差が一目瞭然で、可愛らしい笑顔の奏汰にほっこり。元ヤリチンだが、生まれ変わった大樹は奏汰にゾッコンで、毎回最後までできなくても幸せ。
お互いがホントに好き合っていて、二人の幸せをお裾分けされた気分になります。
また、私がすごく気に入ったのは、奏汰が幼少期に友だちからいじめられた時、母親が奏汰に話す内容にすごく感銘を受けました。覚えておこうと思うくらい素晴らしい言葉です。

出会えて良かった作品です。

0

受けの前でだけ、ふにゃふにゃ可愛い大柄攻め❤︎

や〜…!なんでもっと早く読んでなかったんだろう、と後悔しました。。
アワードにノミネートされていなかったら、知ることがなかったかもしれません。
感謝…

再会 × 同級生 × 体格差!!

体格差カップル大好きな自分のヘキに刺さりまくりの作品でした✨

完璧なスパダリ系攻めよりも、どこか間の抜けた可愛らしい攻め、というのに弱いのですが。
元ヤリチンの大樹が、まさにそんな感じで。
初めて本気で恋をして、弱気になったりクヨクヨ悩んでる姿に萌えてしまいました笑

ストーリーとしては、本気で好きあってる恋人同士が「初めて」のセッッに必死で挑戦する、というシンプルなものなのですが。
何度も慣らして、初めて成功するまで…その過程の二人の姿、心情がなんというかとても愛おしくて、きゅんきゅんしっぱなしでした・:*+.

奏斗を傷つけたくなくて、欲望に負けて我を忘れたくなくて、懸命に我慢している大樹の姿が良かった。。そこに確かな「愛」を感じましたよ…全世界のヤリチンよ大樹になれ!と思ったり( ̄∀ ̄)笑

幼い頃から家族(というより、父親)に「男らしさ」を求められてきて、可愛いものを好きだと言ったり、感動して泣いたりすることが出来なくなってしまった大樹。

そんな大樹に対し、「オレは今の大樹が好きだよ。泣きたい時は素直に泣いて、好きなものは好きだって、ちゃんと言ってくれる大樹がさ」と、丸ごと受け止める小柄な奏斗の大きな器と深い愛にもジーンとしました。

そして、大きく変わったのは実は大樹だけではなく、奏斗も奏斗で「恋する気持ち」を生まれて初めて味わっているんですよね…
会いたいのに素直に「会いたい」って言えない焦ったさや辛さ、想いが通じ合う喜び…

もう〜〜このバカップル、ずっとずーーーっと見ていたい!!!!(*´˘`*)♡

はあ…満足度の高い、素敵なラブラブカップルのお話でした✨

0

愛と成長の肌ざわり

大樹×奏斗


出会いを通じて真実の愛に目覚め、
新たな自分へと生まれ変わり、
心からの愛の真髄を学ぶ。
2人の恋愛に感動されました。


高校時代の同級生だった大学生の
大樹と奏斗は、
それぞれ異なる道を歩んでいたが、
ある日偶然の再会をきっかけに、
彼らはお互いの過去や現在を話し合い、
新たな関係が始まり
ーー相思相愛のカップルになった。
2人がエッチの最後までたどり着けないという
性の悩みを乗り越えながら、
お互いの愛を深める甘くて生々しい物語。

大樹は、
体格が大きく男前で、
かつてはヤリチンでエロいことが大好きだった。
しかし、奏斗と恋人になってから、
一途な愛情を抱くようになり、
恋愛やセックスの意味が変わった。
好きという感情をはっきりと伝えられるようになった。
奏斗を心の底から愛し、
彼の気持ちやニーズを大切にするようになった。

奏斗は、
大樹と対照的で、
繊細で内向的な性格を持っている。
恋愛に関して理解できず、
臆病さから相手の気持ちを知るのが怖かったため、
恋心の戸惑いや感情を把握することが難しかった。
大樹との関係を通じて、
愛を学び、成長を遂げていった。

大樹は筋肉質で堂々たる身体を持ち、
奏斗は小柄で華奢な姿をしている。
体格差のある2人の熱い恋心が、
恋焦がれる想いを込めた体で
激しく求め合う姿や、
奏斗が痛みと快楽の波間で
激しく揺れ動く様子は、
痺れるほど刺激的です!

全身全霊で
大樹から愛されたいという願いをする奏斗の姿は、
ますます愛おしく、可愛らしく見えます。

2人は本当に素晴らしいです。
特に、初夜を迎えた時、
痛みを感じないように心配してくれる大樹の
優しい気遣いは甘い喜びのようです。
血が出るほど痛かったにも関わらず、
奏斗は大樹との愛を感じて、
痛みが消えるような感覚が、
感動的で心がぎゅっとなってしまいました!

恋愛を通じて、
お互いに成長し合い、
新しい自分を見つけて変化し、
愛と悩みを分かち合うことで、
大切な人と共に歩んでいく2人の姿に、
胸が熱くなりました。

やさしくて甘く、
大胆な恋愛が描かれる胸キュン作品でした。

4

「バカップル初夜」

そう言えば。これはもぅ、ジャンル化してるのかな。木田さっつ先生が担当編集から貰ったお題だという。BLファンタジーにおいて。そんなに大変でも無さそ気なソレは、実は時間をかけるべきアレコレがあり。必ずしも挿入に至らなくても良いとは聞く。(耳年増)けれどもまぁ
「三度の飯より体格差が好き。」と、作者も語る様に、コレはちょっと大変なのでは⁈と、思わせる2人の「愛があれば大丈夫」という溺愛系。
表紙からも読み取れる、ゴリゴリの腹筋の大樹は、幼ない頃から柔道をして鍛えた身体が全体に大きい。しかもヤリチンの性豪。そんな大樹とは真逆の、小柄な奏斗に夢中になってしまう。物語冒頭から2人はもう付き合っている。しかし初夜はまだ。奏斗が痛がるので、挿入は出来ていない。私は最初不思議だった。ヤリチンの大樹がこんなにも奏斗に夢中なのが分からない。ヤレれば誰でもいいと豪語していた大樹は、ガチ恋されて執着される事など無く、スポーツの様に発散していたのだという。それって不穏では?もし、気が向けばムラムラとソッチに行ってしまい。気付けば奏斗を傷付けてしまうのでは?と、要らぬ心配をしてしまった。それは杞憂に終わる。大樹はデカいナリして「可愛いもの」が好きな、少々乙女な男だったのだ。最初はクマのぬいぐるみ、それからクマカレー、ウサギのクッキー。可愛いものを愛でたい延長線上、最高峰にたぶん、奏斗はいる。そして。奏斗は可愛いだけでは無くて、自分自身を受け止めてくれる男前さもあって。心の中はきっと。乙女と男前が逆転しているのも妙味なのだと思う。うん、可愛い。
普通は、自分よりずっと小柄で華奢な奏斗の躰を「壊してはしまわないか」と心配するのが「攻め」の優しさだと思うのに。大樹は「ホント狭い。こんなんで締め付けられたらすげー気持ちイイだろうな…」と、考える事がヤリチンのまんま。(実際、出来た時はさぞや気持ち良かったでしょうよ。)「ここまで待ったんだから、もういいだろ。」等々。大樹のヤリチンっぷりは度々顔を出しては読者を不安にさせる。そして、痛がる奏斗を見ては、ハッと我に返るのだ。この、大樹が本当の意味で恋を知って行く手順と。同じく恋を知らなかった奏斗が、だんだんと心を繋げて行く、という手順が無理が無く。2人の幼かった頃や育ちも重ねて語られて行く。特に、奏斗の恋愛小説家の母がいい。短いエピソードだけれど、母は強し。息子の顔色一つ見て、全てを悟り、的確に背中を押す。
「恋とは、それまでの自分を変えてしまうもの。」
2人の心の内で、成長して、思いやり、愛し合う。それからの、初夜。
ヤリチンだった大樹も、もう心配要らんでしょう、という絶大な安心感に胸を撫で下ろす。
悲喜交々。クスッと笑わせてくれて。
ホッコリ。そして、ヌチヌッチのエッチ。
「バカップル初夜」を堪能しました。

修正は白抜きなれど。十分エッチです。グズグズ〜。

2

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