「慰めてくれようとしてるだけなのに――僕は不純だ」

木曜日売ります

mokuyoubi urimasu

木曜日売ります
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×215
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
132
評価数
32
平均
4.2 / 5
神率
37.5%
著者
松田とらいち 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758025065

あらすじ

鳶職人の愛司は、行きつけのバーの掲示板で『木曜日売ります』と書かれたメモを見つける。
興味をそそられ、メモを書いた相手と会うことにするのだが、現れたのは想像と違い、清廉そうな男で――。
男は、元カレといつも会っていた木曜日を一緒に過ごして欲しいと言い出し……。

【描き下ろしあり】

表題作木曜日売ります

大熊愛司、鳶職人
長谷川優人、サラリーマン

レビュー投稿数8

えっちが綺麗

ストーリーも良かったけれど、えっちがすごく綺麗に描かれていました。体の線とかも綺麗だし、動きとか、角度とかもなんだか上品でした。
肉にくしくないというか。芸術的な感じのえっちです。イチモツは電子では白抜きでした。

ストーリーは寂しい男と優しい男の話でした。二人とも心が綺麗で、すぐに挿入しなかったところも良いなと思いました。

出会って、食事をしてその後ホテルに行く。
セックスするために会ったのかもしれないけれど、あんまり打ち解けてなくてもエッチするんだなと思って、なんだか嫌だなと思っていたところに、愛司が優人の気持ちを優先してくれたので、一気に愛司が好きになりました。
優しい男ですね。
優人のスピードに合わせてくれる所にきゅんとしました。

優人の過去の男ですが。優人を好きだったのも本当なんでしょうけど、不倫はやっぱりダメですよ。思ったより嫌な男じゃなくて良かったです。

良い人に出会えて良かった。もっと愛司の事を私も知りたいなと思いました。
愛司、すごく良い人ですもんね。

3

即物的ではない。

木曜日売ります、のタイトルに惹かれて購入。
即物的な話かと思っていましたが、そうではなかったので読み応えがありました。

攻めは寡黙だけれど良い男。
徐々に表情豊かになっていきますし、最後のほうはワンコ味も醸し出していて可愛かったです。
受けは過去の恋愛を受けて臆病になっているけれど、感情のままに突っ走る暴走体質。

受けの元カレ方面で話が広がるのかなと勝手に思っていたので、そこの解消はあっさりとしていて驚きました。
その後は2人の関係性についてひと悶着ありながらも、良いところに収まっていきます。
離れてはじめて相手の存在を、より強く認識する。定石ですが苦しいですね。

恋人というはっきりとした形になる前も普通にいちゃいちゃしていましたが...
関係性に名前がついてからのやりとりも萌えました。

心と身体を埋め合う関係からのスタートで、言葉にじっくりと進む物語。
メモで始まった関係が、メモでさらに発展する。このアイデアが面白かったです。

描きおろしもたっぷりと収録されているので、大満足でした。

4

静かに見守る愛

バーの掲示板キッカケで会うことになった愛司と優人。
優人の残したメッセージは「木曜日売ります」だったので、ワンナイトのようになってしまうのかなと思ったけれど。実際に顔を合わせてみるとふたりともが誠実で真っ直ぐな人で、刹那的な出会いにならなくて本当に良かったなと思いました。
手書き文字でメモを残しそれを見て気になった人が直接コンタクトを取るという、アナログな始まり方もすごく好きでした。

本気で好きだった相手が既婚者だと知らずに付き合っていた優人は、恋愛に臆病になっているので愛司との関係を変えるためのその一歩をなかなか踏み出せずにいるのだけど。
そんな優人のことを理解して静かに見守っている大人な愛司が本当にカッコよかったし、優人を大切に想っているのが伝わってきてめちゃくちゃ痺れました。

優人の元カレと偶然再会したり愛司に縁談話が持ちかけられていたりと、程よくハラハラするエピソードを挟みつつ。
身体だけではなく心もしっかりと繋がっていくふたりを見ることができて、すごく嬉しかったです。
プロポーズは直接伝えた言葉も良かったけれど、優人に残したメモも本当に素敵で感動…!
とても幸せな気持ちになれる作品でした。

3

ほわほわあったかいカップル

一定のテンションというか大人な2人の恋愛模様で静かに話が進んでいって意外なところもあって最後にほっこりして幸せな気持ちになれました!

優人(受)が真面目でクールそうなのに、意外とお茶目な一面もあって可愛かったし、描き下ろしの柔らかい笑顔がたまりません。愛司(攻)も優人と恋人になって似てきたのか表情が柔らかくなったし可愛くなってて感動しました!!めちゃくちゃいいカップルでした! 

優人の元彼はまたメッセージ送ってきたり、子供の前でよくデレデレしながら喋りかけれるなぁって腹立たしかったけど不倫する人間ならこれぐらい平気なのかってずっとクズで呆れました。愛司がいなかったらまた不倫相手に戻ってそうで、愛司がいて本当に良かった!

1

木曜日売ります

タイトルがとても素敵
お話も良かったです
掲示板を通じて知り合った二人
ちょっとアナログな雰囲気で
落ち着いた二人にピッタリ

愛司さんは優しくてかっこよくて、ちょっと不器用なのかな
真っ直ぐな人でした
キャラ紹介に190ってなってたからちょっとビックリ
二人並ぶと優人の線の細さはわかるけど体格差まで気づけなかったな
ちょっともったいない

不倫とか結婚とか指輪とかちょいちょいリアルな描写があって、うまくまとまってるなぁというか綺麗にまとまりすぎてる感も否めないかな
けど、二人が幸せなら良い

1

今日のお風呂は しあわせ芝居 熱唱するわ

一身上の都合でお口直し的に購入
はじめましての作家さまなのに誠に申し訳ありません

タイトルが気になってたんだけど 鋭利な顎とおちょぼ口に躊躇ったんですよね
で 積んでる本読みかけたんだけど でもやっぱり気になって捨てきれなかった ごめんよ


バーに通う客のために用意された伝言板
ひときわ目をひくそのメッセージ 「木曜日売ります.」

うんッ!不倫はね
どんなに傷つこうが自業自得感があるよね


始まりは唐突だった けど 自分の内にあるものを1つ吐き出す度に目の前の人を好きになっていく
ビックリするくらい優しい話で それを受け止める器が言葉少なだけど頑丈だわ 男前だわ
個人的に黒髪長髪男子が地味に苦手なんだけど ここまで男前だとそんなことどうでもよくなってくる

ただですね 言われる程攻め(愛司)が強面じゃないし 仕草が女なんですわ 受け(優人)の仕草が 
縋りかたも しなだれかたも 

ここが男だったらよかった

いや 変にがっぷり四つじゃ 傷んでるモノや 癒されていくモノが見えなくなっちゃうのか?


キレイに整えられたベッドも 洒落たインテリアもない
安い襖紙に四畳半一間 湿っぽい布団にすえた畳の臭い 二人で入るには狭い風呂に
玄関なのか居間なのかもわからない境界線 絡まる息づかいに重ねる身体

って そこまで酷い暮らしではないけど 倹しい暮らしに寂しい一人暮らしが透けて見えるその光景

だからなのか なぜかなのか その光景のどっかが妙にエロティック



不意に聞かされる 大事な人の過去と大切な未来

ありがちなパターンですよ よくありますよ この状況
身体は繋げていながら 想いを伝えることをしないおかげで起こるすれ違いなんて見飽きるくらい見ていますとも  みてはいるんだけれども

Σ てかッ それは先に本人に言えよッ!

いやはや こんな優しいだけのお話ですら荒ぶるあたしいるっていうね

盛大な盛上りはないです けっこう曖昧なところも多いし
なんならエッチに絡み合うふたりの体位というか 身体が変に捩れてて身体痛めないか心配になるというか… 

そうね 普段のあたしなら 不倫相手もっとごねろやッ! 嫌がらせしてこいやッ! って絶対いってる 間違いなく

なんだけど なんなんでしょうね
他人の幸せ願って思い悩んで しょっぱい生活感に人並みな幸せを噛みしめるこのふたりに試練とかいらんな と

物足りなさはあるんだけどさ うん なんか平和でよかった
案外なんかありそうで なんにもないことが1番幸せだったりするんだよね

1

リアクションが特徴的

恋人と過ごした木曜日が寂しくて、掲示板に残したメモから出会った二人。
寡黙×真面目 なところから、お互いにしか見せない顔が出て
気持ちが通じ合ってくるところは良かったです。

が、「初恋~」が良かったので、こちらも読んだ身としては
同じ作家さん?昔の作品なのかな?
というくらい作風や絵柄が違い、戸惑いが強くてあまり集中して読めませんでした。

リアクションがきゅるんきゅるんな少女的なのが気になって気になって。
こんな幼いウブウブで仕事できてるんですか?
巣の顔だけですかね。それにしても、少女……
これだけ特徴あると逆に癖になっては来るかもしれませんが、
少女漫画を読んでる気分になっちゃいました。

あと、元カレが思ったより軽い雰囲気で
特に包容力があるとかそういのがない人でビックリしました。

0

清廉な男が掴んだ誠実な愛

しっとりと恋が育まれる…
既婚者との恋を諦め、ひとり哀しみを湛える清廉な男・優人。
しかし心の傷は癒えず、ぽっかりと空いた木曜日を「売る」とバーの掲示板に書き込むと…

恋を失った健気なリーマンが、誠実で暖かい心を持つ鳶職男性・愛司と出会い、今度こそ幸せな恋を掴む。
そんなお話です。
両視点で描かれるストーリー。
お互い多分……出会いの前はワンナイトも多々あったと思うんです。
でも優人には全くビッチの影は無いし、愛司も遊び人の臭いが無い。
掲示板を作って2人の橋渡しをしてくれるバーのマスター(ママ?)も良いひと。
更に言えば、優人の元彼である既婚男性も悪く描かれていない。
そんな中で、愛司の縁談に動揺する優人、というひとつの波乱もありつつも、まっすぐに曇りのない誠実な関係に飛び込んでいく…
いわゆる王道。というか定型とも言うけど、エピソードの一つ一つにうんうんとうなずく感じですね。
エロシーンに関しては、優人の体のラインが艶めかしい。愛司は大切に抱いています。

0

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