初恋は懐かない

hatsukoi ha natsukanai

初恋は懐かない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×216
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
7
得点
110
評価数
31
平均
3.7 / 5
神率
19.4%
著者
篠崎マイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866536736

あらすじ

帰宅すると、同棲中の彼女と見知らぬ男性の浮気現場に遭遇してしまった悟。
急激に彼女への気持ちが冷めていくのを感じ、怒りもせず家を出て行ってしまう。するとなぜか、彼女の浮気相手・真叶が追いかけてきて…!?
行くあてもなかった悟は真叶と飲みに行くが、そのまま酔った勢いで一晩を共にしてしまい…。

表題作初恋は懐かない

春日井 真叶,恋を知らない男
我妻 悟,真叶に彼女を寝取られかけたリーマン

その他の収録作品

  • その後(描き下ろし)

レビュー投稿数7

すべて自己完結しようとする切なさ

『 恋は ふたりでするものなのに 』
この一言が印象に残りました。

攻めはハイスペックなのに恋の仕方だけが分からず、
トラウマも重なって恋に対して臆病になってですね。
自覚した初恋も自己完結しようとする切なさがありました。
攻めの内面が繊細で複雑で引き込まれます。

そんな攻めの穴ぼこだらけの心の淋しさを
受けがスルッと何気なく埋めていくのが良かったです…!

【ハイスペ攻め×甘やかされる受け】っぽいんですが、
【繊細不器用攻め×包容力受け】って感じが好きです。
攻め救済がグッとくる作品でした(∩´///`∩)

そしてそして!は~~~~……
いつもながら篠崎さんの描く男性は顔が良きッ…!
攻めの三つ揃えのスーツ姿なんてめっちゃ萌えたよね。
安定した絵の綺麗さで安心して読めるのストレスフリー。


さてさて。

冒頭部分は彼女の浮気相手と恋愛になるのか!?と
想像もつかいないというか感情が理解出来ないというか。
正直えーーーーーー!?ってちょっと思ったのですが…。

攻めの内面が見えてくるとなんとなく附に落ちました。
ちなみに浮気は身体的な意味なら未遂です…!良かった!

攻めの人間性を説明するのに受けの言葉を借りると
「博愛主義のようでいて ドライで冷たい」
「切り捨てることに躊躇がない」
「そのくせ淋しそうな顔をする」

家事や気遣いなどとてもマメで優しい人なんですよ。
最初は突っぱねてた受けも攻めの人柄に絆されたし。
相手を心地よく尽くすのに慣れてるのですね。

なのに攻めは与えるばかりで見返りは求めないし、
歴代の恋人たちも享受するだけで返そうとしなかった。
攻めにとって「返ってこない」のは当たり前なんです。

だから攻めの優しさや心は一方通行なんですよね。
受けに対しても同じで、ふたりで恋をしようとしません。
それが切なかった。痛々しかった。悲しかった。

そうなってしまったのはトラウマに原因があって…。

そんな風に穴ぼこだらけの攻めの心の淋しさを
受けがごく自然とスルッと埋めていくのがグッときます。

受けも受けで完璧な人間じゃないので駄目なとこもある。
彼女の浮気も自分にも悪いとこがあったと気付いてます。
それを踏まえて今度はちゃんとしよう、
攻めから逃げないで向き合おうとする部分が良かった!

これ、アレですね。
攻めは初恋で初めて知る感情の中に執着もあって。
今後はゴッツリ嫉妬攻めになりそうな予感www

もっと自分から甘えることも知るといいな〜。
見返りを求めず与えるばかりじゃ擦り減っちゃうよ。
(受けの人間性なら大丈夫だけどね…!)
(攻めが疲れちゃう前にしっかり愛情与えておくれ)

出会えて良かったねと思えるBLは良きですね…!
攻めの幸せそうな笑顔がとても嬉しい(∩´///`∩)

8

出会えて良かったね

↓ネタバレ含みます!

あらすじで気になり購入してみました!ストーリーも良くエロもちょうど良くて良かったです!


3年付き合った彼女の彼氏と浮気相手(恋人がいることを知らなかった)という最悪な出会いから始まった二人。その後帰る家がなくなった悟は真叶の提案で同居をすることとなります。

掴みどころのなかった真叶が初めての恋を戸惑いながら自覚していくのが良かったです。悟の何気ない言葉に照れたり喜んだりする姿が可愛かった。各話の表紙やふとした時に何かしら闇がありそうだなーと思っていましたが、暗い過去はありつつも真叶は優しい人なんだろうなーと思えました。これから一歩ずつ二人らしい恋の形を作っていって欲しいです。

悟も怒りより先に諦めがきて全てどうでもよくなる、という考え方が適応されないくらい大切な存在である真叶に出会えて良かったなぁと思います。真叶だけでなく悟も成長している様子が見られて良かったです!チョロさがあり身体は簡単に許しましたが、感情は比較的相手を知っていく中で変化していくのが見れて良かったです。

まさかのフラグが回収されて途中びっくりでした。
本気の恋愛は初心者同士とも言える二人。特に真叶はいきなり過去を忘れることはできないと思うので、優しさゆえに一歩下がろうとするのを悟にはしっかりと引っ張ってもらいたいです。それができるお似合いの二人なので、ぜひ恋人として一緒に成長していって欲しいと思います。


どちらかだけではなくお互いに成長が見られるのが良かったです!この出会いがなければお互いの性質的に最終的に一人になっていそうだったので、生涯一緒にいられそうな存在に出会えて良かったと思います。
こちらのコミックスだけで応募できる4Pリーフレットの締切が5/1なので応募したい方はお忘れなく!

1

もっと設定を活かして欲しかった

篠崎マイ先生の作品で1番好きなのは「愛したがりモノマニー」で、後は「この恋は手に余る」くらいしか読んだ記憶がありません。あらすじと試し読みで気になって購入したのですが、最初は真叶のキャラにモヤっとしてしまったんですよね。セックスしようとしてた女の彼氏を直ぐに抱けるのだろうかと思ってしまったんです。
更に出会った店にまで連れて行って、店のオーナーである友人に指摘されるまでその事さえ忘れてました。

悟にしたって同棲相手に浮気されてたからと言って、それまでの態度が冷めすぎてて彼女だけが悪い訳ではないんです。

これはこの2人が好きになれるかで好みが分かれてしまう作品では無いと思いました。
真叶側が何やらトラウマを抱えている事は友人の言葉から分かってましたが、いざ明かされるといささか肩透かし感がありました。もっと真叶が傷付いたエピソードが具体的にあれば良かったかもしれません。ストーカー女との事件を描くなら真叶の生い立ちをもっと深掘りして欲しかったです。

それと悟が結婚まで考えていた彼女がアッサリし過ぎてて、もう少し揉めるエピソードが欲しかったと思いました。だって浮気しようとした男に彼氏を取られてるんですよ。

しかも、自分の時とかなり本気度の違う恋愛をしてるんです。せっかく浮気現場に踏み込むシーンから始まってるのに、何だか勿体ないと思いました。

ただ、絵は凄く上手いので次作に期待したいと思います。

0

可愛い

受け攻め可愛いし、かっこいいですね!
絵柄が綺麗です。

ストーリーは、受けの彼女の浮気現場(自分家)を目撃して出ていってという感じです。
ちなみに、男女の絡みはほとんどないので地雷な方も大丈夫です。

タイトルの初恋は、攻めの方。
自覚したところが、とっても可愛かったです。
浮気現場で攻めと出会ってそのままヤりますが、その後は純愛モードでエロはそんなに多くなかったです。

最後はハッピーエンドでした。







紙本購入
修正は白短冊です。

0

変わり者同士

悟が残業を終えて家に帰ると彼女の浮気現場に鉢合わせ。その後彼女の浮気相手・真叶と悟の恋が描かれているというまさかの展開だったので、最初は「うーん…??」と思うようなところもありましたが。
真叶がどんな人なのかという部分が徐々にわかってくると、ふたりが恋に落ちたのも納得できたかなと思います。 

出ていった悟を真叶が追いかけ、自棄になっていた悟は真叶からの食事の誘いに乗り。そしてなんだかんだでセックスをしてしまうというワンナイト的な流れから。なんと同居し始めてしまうという、普通だったら仲良くなるはずがない関係なのに絶妙に上手くやれてしまうふたり(笑)
掴みどころがなくてふわっとしている真叶が変わった人みたいに感じるけれど、そこに上手くハマることができた悟もまぁまぁ変わっていて…似たもの同士だったのかもしれませんね。

でも倫理観が壊れ気味だった真叶は悟に出会えたことで意識が変わり、恋というモノを知り。
悟もすぐに諦めてしまうことをせずに真正面からぶつかる勇気を持つことができて。
最低な出会いをしたふたりがお互いに自分を見つめ直して幸せになる、そんな結末になってくれて良かったなと感じました。

0

初恋が実って良かったね♡

真叶の初恋が実って良かったです♪

物語の冒頭から修羅場か⁉︎とハラハラする展開かと思いきや予想外の方向になり面白かったです(๑ ̄∀ ̄)
ただ、真叶が外面は良くても内面が分からなすぎて…胡散臭い人、怪しすぎる人で疑いながら読み進めていきました(笑)
なんやかんやで同居することになって
真叶の変な部分がまた見つかり、怪しさがMAX‼︎笑
悟も警戒心すごい出してるけど…真叶のせいで自分の生活を奪われたことを理由に居座ることに。

同居生活をしていくうちに、真叶の掴みどころがない部分が徐々に分かっていくけど…真叶の感情が分からなくて
モヤっとしている悟。
真叶の友人からの話で、めっちゃ笑う悟に…自分には笑いかけてくれないし懐いてくれないと嫉妬する真叶。
悟からの言葉で『恋』をしていることに気づいたあとの真叶の行動と表情がやっと人間らしくて可愛かったです♡
その反応に、悟は「まさかな…」と思いながらも「やはり?」と思いつつ、真叶のあの表情には絆されちゃう〜❤︎
その表情に悦びを感じでしまっている悟の戸惑いも好き❤︎

真叶の人を思い遣っているようで勝手に自己完結する態度にモヤっとしながら惹かれているのを自覚している悟。
ある事ですれ違い…でもお互いにこの繋がりを終わらせたくないと思い仲直りするという段階で事件が!
でも、真叶の友人さんのおかげもあって2人はやっとお互いの思っていることを話して、真叶の過去を知って辛い話をさせたことを気遣いながらも「やっと恋ができる」と言った悟の言葉が
素敵でした♪
一方的な自分の思いを通すのではなくて真叶の思いも聞く姿勢とか、真叶を喜ばせ方とかスマートで悟カッコいい‼︎

まさか真叶の恋物語だったとは、「俺に惚れちゃ駄目だよ…」って自分で言ったのに悟に惹かれて好きになっちゃうとは〜(๑´∀`๑)
悟は、ハッキリとした性格で
悟の「恋は、ふたりでするものなのに」という考え方も素敵だったଘ(੭´ ꒫`)੭̸*

0

なんなら貞操観念ゆるゆる女にもっと引っ掻き回されたらよかったのに

んんん ごめんなさい
状況的にあり得ないことだらけでお話になかなか上手く入り込めない

間男と飲みにいく これを百歩譲れたとしても その前
同棲してる部屋に男を連れ込む女ってのがまず理解できない がここもたまに聞く修羅場なので気にしなかったとして

間男の言い種にどうにも すっとぼけ感というか 詫びてるわりには誠意を感じられず

そもそも女がどうやって誘ったか知らないけど 部屋を見ればひとり暮らしかそうでないかくらいわかるもので そこに違和感もたないんかい間男ッ!ってなってるのに あの言い訳じゃん?

んーーん そこまでするならいっそクズでゲスなほうがスッキリしたよね



出だしの部分さえのりきれば後はなんて事ない どっかのネジがぶっ飛んでるヘラヘラ攻めと態度のわりにはズルズル流されるゆるゆる受けの いい具合に精神的負債を盛り込んだ 恋は一人でするもんじゃない っていう話だったんだけど

もう少しどっちかに魅力があればいいものを どっちにもそれを感じられないから困っちゃう
なんでかな? 両方ともがずっとウジウジぐずぐずしてるんだよな  ※ あくまでも個人の感想です

トラウマ持ちを受け入れる器は強く強かであってほしい派  これがダメだったんか
こんな出会い方じゃなければ こんななし崩しな関係の持ち方じゃなければ って いろいろ考えてはみてもどうにも

そもそも受けの 大事なことは後回し 的なところが好きになれず
中途半端な壊れかたの女々しいだけな攻めにもハマれず 

んんんんんん ほんッッとごめんなさい どう読んでもこの二人に不憫さや哀れさを感じられない


初読み作家さまだったのに誠に申し訳ないんだけど あたしの趣味ではなかった
試し読みの範囲で好き嫌いを決めたくないので よっぽどじゃないとあらすじも試し読みもしないってのがダメなんかな? 

出会いの部分をそこまで盛らなくていいから 心の傷の部分がもう少しハッキリ描かれて 大事なことに目を背けてきた人たちの焦燥や劣等や後悔ってのがもっと大事に描かれてたらな…  

ほんとごめんなさい これが幸せな結末なんだろうけど 如何せん煮え切らない中途半端なものがどっかに残って 

7

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