とめどなく、シュガー 下

tomedonaku sugar

とめどなく、シュガー 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神249
  • 萌×221
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
38
得点
1355
評価数
282
平均
4.8 / 5
神率
88.3%
著者
児島かつら 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801978300

あらすじ

社会人になり、東京と徳島で仕事を頑張る敬太と理一。
月イチ上京で逢瀬を重ね、お互いに名前呼びになったりと
想いを深めながらの遠距離恋愛も一年が経とうとしていたが、
理一の地元に敬太が行こうとすることを頑なに拒まれていた。

敬太のことは好きだし大切にされている自覚もあるが
世間にゲイバレしたくない理一は、
同僚にゲイだと明かしていて将来についてもしっかりと
見据えている敬太の姿にプレッシャーを感じていた。

そんなタイミングで理一が働く店にやって来た客・伊織。
ゲイを公言する伊織にあっさり同類だと見抜かれ意気投合。
地元に仲の良いゲイ友達が出来たことを喜んでいると不機嫌な
敬太から"ふたりの将来"について詰められ喧嘩をしてしまい――。


恋を愛にしたい男子×愛に踏み込めない男子
学生から大人へとシフトする中で育まれる等身大の恋
上下巻で同時発売!

表題作とめどなく、シュガー 下

仁科敬太,東京でサラリーマン,22歳~29歳
矢井場理一,田舎で家業の後継,22歳~29歳

その他の収録作品

  • 始まり(描き下ろし)
  • カバー下(キャラクター紹介)

レビュー投稿数38

切なすぎました

上巻で大きな禍根を残したカミングアウト問題を解決しないといけなくなる下巻です。

理一に初めてのゲイ友である伊織が現れ、理一が伊織と仲良くなることに敬太が嫉妬して喧嘩になりますが、遠距離で話し合いもできず、胸が苦しい展開でした。

時間がほしいという理一に時間を与える敬太の優しさが切なかったですが、最後はちゃんと報われてハッピーエンドだったのでホッとしました!

書き下ろしは敬太が徳島に引っ越してきたお話でとても良かったです!
カバー下のその後のネタあれこれで染谷くんの結婚が知れて嬉しかったです!

シーモアは白抜き修正でした。
雑に剃り残しがあると燃えるえっちが大変えっちでした!

0

えちも盛りだくさんです

上下巻通しての感想です。

紙書籍を減らせ!
を合言葉に「とめどなく、シュガー」2冊処分の前に再読、結果処分プラン失敗となりました。
捨てる前に読むなよ〜
でもやっぱり読んでおきたいの、で結局残しておくとこの繰り返しが続いています、、、

イイですねぇ
いかにもいそうな等身大の若者2人の愛を育んでいく物語。
敬太と理一、どちらもキャラが好き、好感度高いです。
コミックス2冊ってことはやはり心情が細やかに描写されているのでこちらにも伝わりやすい、分かりやすいのです。
遠距離恋愛のいざこざってこじれたらキツいよねー
って遠距離恋愛はしたことないけど、ウンウン、納得しながら読めますね。
もちろん同性同士だからの苦悩も大きくて。
で2人の出した答えがイイです。
彼氏の故郷で店を出して2人で暮らして行く。
ラストが爽やかでもっとこういうお話が読みたいです。
是非紹介して頂きたいし先生方には描いていただきたい!

0

ストーリーが天才!涙なしでは読めない

矢井場ピンチ!!!!

会って浮かれてセックスして・・・それだけって・・・せつな・・・_(:3 」∠)_

会える時間が少ないからお互いを確かめ合う時間が最優先で、大事な話が後回しになる。毎日一緒に居たって話しにくい内容なら尚更。遠恋つら_(:3 」∠)_

矢井場くんはじめてのゲイ友だからって警戒感なさすぎるしこれはちょっと仁科くん可哀想では??もちろんアウティングはよくないけど、、うーーんーーこっちまでモヤる!

で、強行突破か。

超絶つよつよメンタル!とか思ってたら、そんなんじゃなかった。無表情だし冷静だからよくわかんないけど仁科は仁科でいっぱいいっぱいだったんだ、、やばい、涙で画面がにじむうう・・・_(:3 」∠)_

ラストはもちのろんでハピエンです。ハピエンさいこぉ・・・幸せになってね!

1

高評価に納得です

上巻カバー下でまさかのラストのネタバレをくらい安心して読めましたがw
やっぱり当て馬出てくるよね〜わかりやすく嫉妬させて雨降らせて地固めるよね〜丸メガネに笑顔で胡散臭いけどいい人だったね〜とまず言わずにいられない(BLあるあるとは言え、当て馬が登場すると書かずにいられなくてすみません)。
この当て馬キャラ、顔も考えることもやることもいやらしい。2人が会っている時間帯にラインして既読にならないからセックスしてるなとか生々しくていやらしい。
作品自体も爽やかな表紙ながらリアルっぽいエロシーン多くていやらしいし。あざといというか。

上巻でカミングアウトに対して温度差があった2人がとうとうぶつかります。
敬太の言い分もわかるけど、私は理一の気持ちがよくわかりました。
いきなり敬太が徳島に来て、号泣する理一を見ても眉一つ動かさない敬太ある意味すごいなと思ってしまった。
その後、さんざん待たされて敬太が泣くことになるのでおあいこですが。
この辺の2人のすれ違っていた気持ちが時間と共に同じ方向に向かっていく過程がよかったです。

理一の母からカミングアウトを誘うような展開ではダメなんですよね。
理一が家族へカミングアウトすることがさらっと描かれていてうまくいってよかったです。
ドロドロしたり揉めたりするのは、この場合いらないなと。

シリアスシーン多かったですが、エロも上巻と変わらずしっかりあって。
上巻のレビューで書きましたが、リアルなドラマのような作品だなと思いました。

0

歯痒くて悶えました…

いいお話でした!
が、途中がどうしてもしんどくて歯がゆくて…
さくっと”神!”って出てこなかった。。ごめんなさい。
でも限りなく神に近い萌2です。

個人的に攻めさまの好感度(見た目、性格)が高すぎて、理一の煮え切らなさ、というか、考えすぎて進めないところにハラハライライラwしちゃったんですよね。地方住まい、家族同居、自営業長男だから余計に尻込みするもんなんだろうか(がんばれよ~って心のなかで叫んじゃいました)。そのわりには、同郷のゲイ仲間と仲良くしちゃうのとか、うっかり敬太が気の毒になってしまいました。うぅ…っ。でも、ふたりがすれ違い、価値観の違いでぶつかり合うところが丁寧に描かれているのがとてもいいなと思いました。苦しんだ分、お互いが手にしたものがよりいっそう愛おしく感じられるんだろうな~…とハピエンの重みをずっしりと感じられるような展開でした。

にしても、敬太の夢(カフェ開業)が場所があればどこでも…だったからよかったけどさー、都会でサラリーマン続けたかったら…この遠恋は実らなかったかもねと。大切なひとがいるところが居場所、っていう迷いのない敬太の気持ちがこのふたりの将来を圧倒的に支えていたんじゃないのかなって思えて仕方がなかったのでした。

ふたりのお気に入りの品川のサンドイッチが気になります…。

2

恋のお話楽しかった

素を見せるようになった理一が可愛くて敬太の方がすごく好きになっていったの良かった
4年とか、神奈川に沼ってた期間長すぎだったから、決着と新しい恋良かったね

理一の親と妹は過干渉だとは思った
帰ってこさせて稼業継がせるんなら遠距離恋愛くらいほっとけばいい
連れてくるにしても下火になって終わっても親になんか関係ない
大人にはフラれて傷つく自由だってある「心配」なんかクソ喰らえだわ

しかし、遠距離で相手のこと好きなのに連絡断って無視ってのはかなりの賭けだよね二度と会えなくなって消滅してしまってもおかしくない
二人共がまだ若いし
運命なんてないし、この人と決めて共にあろうとすることでしか関係は保てないんだから
ラインが来てももう飛びつかないし、理一かもと期待すらしなくなる瀬戸際だったんじゃないかな
間に合ってよかった

お話は良かったんだけど、伊織くんはせっかく年上だったのに、何歳の人も子供みたいな顔なのが気になりだしてしまったのが残念だった
口開いたときの真ん中が持ち上がってひし形になって幼く見えるのがどの人も同じなのがちょっと気になってしまって…好みの問題だと思う

0

おじさん

主役2人の人となりがしっかりと描かれていて、その上でのトラブルなので、双方の考えに気持ちを寄せやすくて大変良いです。上下巻だからこその満足感。上巻で大変良かったラブラブっぷりを下巻で敬太(攻め)に反省させるあたりがうまいな〜と思った。読んでる自分もラブラブいいわね!としか思ってなかったもので。
ギャップ萌がこの作品の根のところにあると思いますが、特に敬太はクールに見えて激熱マンで大変面白かった。確かに圧は強いんだけど、自分が常に正解だとは思っていない冷静さがあって出来た人です。そうならざるを得なかった人生の背景など考えてしまう。
最終話の「その後」パートは、欲を言えばもうちょっと後も見たかったなぁ。おじさん発言あったことだし。

1

大好き

上下巻ともに大好きな作品です✨✨

0

さよなら三角(関係)またきて四角(い月)

上巻のカバー裏に壮大なネタバレが有りましたので下巻の最後に読むのがオススメです。
じっくり読まないと分からないと思いますの
で、電子書籍の方は描き下ろし後は早めにスワイプしてください(笑)

児島かつら先生初読みでしたが、想像以上に良かったです。

ふとしたキッカケで、敬太はチャラくて苦手だった同級生の理一を助け出し、お互いの悩みやゲイであることを話し合う。
誤解と共感を感じ軽い気持ちで励まし合いセッ○スに突入。
まさに凸入。
からの理一の告白の流れがとても綺麗で、ストーリーもHの表現方法もスムーズで漫画の描き方が上手い!と、惹き込まれました。

空港での告白、理一の返事。
ココで止まれば、まさにハッピーエンドです。
でも私が読みたいのはハッピーエンドのその先。
その先は遠距離恋愛の現実。

月に一度しか会えない現実。
毎日メールや電話で繋がっていても寂しく辛い。
だからこそ月1のお互いの求め合いは素晴らしい!温度差?ナニソレおいしいの?エロは大変美味しいです♪

彼らの土台が真逆なんですね。
塩に見えた敬太は意外と熱くて情熱的で真っ直ぐ、チャラく見えた理一はピュアで踏み出さない。
都会と田舎。
オープンゲイとクローゼットゲイ。
……読むのが辛かったです。
過去の後悔した様々な経験で先を見ながら行動する敬太に、Hも付き合うのも初体験の理一の目線は今。
そこまで考えが及ばない。
だから簡単に伊織君の話が出来る。

周りの声がリアルです。
「もって1、2年だな」「俺は3年もたなかった」
あんなに綺麗な月だったのに朧月の様に霞む。
本当に待つのが正解なの?
付き合い続けるのには障害があるのに、別れるのは障害が無い。

敬太の行動に痺れました。

裸足で駆け出した先に、呼び水の様に涙と溢れる感情。「待つの辛かった…」ポロっと出した本音が敬太の辛さを物語って泣きそうでした。

2人で掴んだウルトラハッピーエンド。
とても良かったです。
よし、食べロ○で星5羅列だ!
徳島のパワースポットにしよう!
素敵なお話ありがとうございました!


2

好きな人といるために必要なこと

 本当に良い作品を読んだなぁ、というのが第一の感想。仁科と矢井場というメイン2人に対しての児島先生の理解がとてもしっかりしていて、どのシーンでも2人の気持ちに共感できました。私自身はどちらかというと仁科タイプで、周りを気にせずどんな場面でもありのままの自分を保っていたい性格なのですが。それってもちろんその人自身が強いという場合もあるだろうけど、今まで接してきた家族や友人に理解があったり、自分が見てきた人に自由な人がいたりと、たまたま環境に恵まれていたという場合もあると思うんです。

 田舎で育って、別に悪気はないけれど同性愛者の存在などそもそも頭にない家族と過ごしてきた矢井場。初めての都会で初めて彼氏ができ、周りにゲイの友人もいない中、初めてのお付き合いをする。仁科もけっして経験豊富な人ではないけれど、矢井場は彼以上に、いろんな状況で何をどうしたらいいのか分からなかったと思います。家族と良好な関係だからこそ、自分の好きな人のことでその関係が拗れることはあまりに辛い。友人や家族への紹介というデリケートな場面で、心の準備をする間もなく仁科に行動され、焦り、怒る彼の気持ちも理解の余地は多分にありました。徳島まで訪れた仁科を怒鳴った矢井場の台詞。相手を好きだから故の行動でも、一方的であれば良いこととは限らないのだと、刺さりました。

 そして、そんな言葉を静かに受け止め、いつまでも待つと決めた仁科に、上巻の冒頭からこんなにも矢井場への気持ちが大きくなっていたんだなぁと胸が熱くなりました。仁科が進んでいて、矢井場が遅れているとか、覚悟の決まった人となかなか決められない人とか、そういうことではないんだと思います。好きな人とこれからも生きていくために、相手の立っている場所に寄り添ってみること。きっとどんなカップルにも必要なことですね。萌えや濡れ場の濃さと、リアルで繊細なストーリーが上手く絡み合っていて、何を求めて読んでも満足できる作品だと思います。

7

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