溺愛アルファは運命の番を逃さない

dekiai alpha ha unmei no tsugai wo nogasanai

溺愛アルファは運命の番を逃さない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
41
評価数
18
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
秀香穂里 

作家さんの新作発表
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イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784576220925

あらすじ

私はきみのことで頭がいっぱいなんだ

悠乃は衝撃的な出会いをした一仁に「運命の番」と溺愛されるも、本能だけで惹かれることにどうしても迷いが拭えなくて……。


気の合う仲間とオンラインゲームをすることが楽しみだった悠乃。
オメガもアルファも関係ないゲームの世界で〝カイ〟という仲間に密かに想いを寄せていた。
しかし、同僚の結婚披露宴でアルファの一仁と出会ってしまう。
抗えない劣情に煽られるまま、悠乃は相性の良いアルファがもたらす圧倒的な快感を知った。
本能的に惹かれることと恋心の狭間で悩むが、気がつけば一仁と過ごす時間増え、その甘すぎる溺愛と濃密な愛撫に恍惚とさせられて…!?

表題作溺愛アルファは運命の番を逃さない

生島一仁、悠乃が同僚の結婚式で出会ったアルファ、35
葉波悠乃、外車社の営業マンをするオメガ、25

その他の収録作品

  • 束縛アルファは運命の番を離さない
  • あとがき

レビュー投稿数6

ハーレイクイン的王道ラブロマンス

溺愛あまあまストーリーが好きな方におすすめです。「溺愛」の看板掲げている通り、オメガバ溺愛ものでした。


初めて会ったアルファの生嶌に、いきなり君は運命の番だ。なんて言われてしまったオメガの葉波。その日のうちに何だかんだと素股まで致してしまう展開に……早いぞーと心の中でツッコミました(^^;
生嶌が本物の運命の番だったから良いものの、葉波は自覚ないので絆されるにも程があります。ちょっと強引な出会いでしたね。

葉波はオンラインRPGゲームにハマっていて、グループのリーダー格の"カイ"という人物に心惹かれていました。生嶌とカイの両方に惹かれ、自分はどっちが好きなのか悩む葉波ですが、多くの読者は何となく先の結末が読めたのでは?^ ^


ややこしさもなく、あら?っとすんなりあっという間に読み終えました。ストーリーの流れに淀みがないので、すごく読みやすかったです。裏を返せば話の深みはそこまでありません。軽くサラッと読めるのでノンストレスで一気読み。恋路にブレないアルファ様だったので、安心して読めました。

・生嶌は葉波を好き過ぎる
・葉波の好きな人2人が同一人物だった
・結婚後の子育てエピソードあり
・当て馬がいない

この作品をザックリ説明するとこうかな。
右往左往も二転三転もなく、優等生的なオメガバ作品でした。ヒートセックスも獣的な発情の乱れもなくキレイなもんでした。大きい波乱も、葉波がゲームを脱退すること以外は特にありません。
基本的には葉波の気持ちの整理に尽きる話です。葉波の気持ちが整えば、この物語はハッピーエンド。あとは生嶌の身バレネタも付けて感動もひとしおに……特注の指輪→プロポーズ→ヒートセックス→うなじを噛む。

なんと流れのきれいな結末!ハラハラドキドキの読み応えはないけど、気持ち良く読めました^ ^♪


最初は葉波の視点で、後半ちょびっと生嶌視点(→葉波視点の補足的なものと生嶌の心理描写がメイン)です。最後には2人の間に子どもが産まれ、家族仲良くほのぼのエピソードがあります。生嶌がイクメン!どこまでも本当に完璧な男ですね〜。35歳まで独身だったとか有り得ない(笑)


甘いストーリーが好きなので、概ね満足です。ご都合主義的ドラマチックな展開もあったけど、糖分注入できました♪

5

目と目が合った瞬間に

今回は貿易会社社長と外国社販売会社の営業マンのお話です。

受視点で同僚の披露宴で出会った攻様の番となるまでと
攻視点で本編裏事情的から家族が増えるまで。

この世界には男女の他に
アルファ、ベータ、オメガの第二の性が存在します。

ピラミッド社会の頂点に君臨するアルファは
容姿だけでなく、身体能力とリーダー気質で
様々な分野のトップに立つ者が多く

穏やかな気質で容姿も才能も平均的なベータは
世界を支える基盤となる性です。

そして男女ともに子を成せるオメガは
3ケ月に1度の発情期に濃厚なフェロモンを発する事で
特別視され、差別の対象ともなってきた性です。

受様の第二の性はオメガですが
乳児の頃に児童養護施設に置かれていったために
両親については何も手がかりが有りません。

高校までは施設で世話になり
大学は国のオメガ補助金で制度で進学、
卒業後は外国車販売の会社の営業マンとなりますが
土日も出勤のサービス業なために
共に休日を過ごす友人もいませんでした。

そんな受様が今はまっているのは
オンラインRPGゲームです。

まだ初めて3カ月の初心者なので
チームメンバーの足を引っ張ることも多々有りますが
チームリーダーがさりげなく手を貸してくれ
徐々にレベルアップをしてきています。

受様は大らかで強くて頼りがいのあるリーダーに
憧れめいた恋心を抱いていますが
現実の彼との接点をもつ術などなく

いずれは彼のような人と現実で出会って
温かい家庭を作る事を夢見るくらいしかできません。

そんな受様でしたが
同僚の披露宴でとても素敵なアルファと出会います。
彼こそが今回の攻様になります♪

受様は席の都合で新郎の友人卓に配されていて
サークルOBとして出席した攻様と隣となり
乾杯の合図でグラスを合わせた時から
目を離せなくなるのです。

目と目が合ったときに本能でわかった。
きみは、私の運命の番だ。

果たして受様は攻様のいうように運命の番なのか!?

父から継いだ貿易会社を営む攻様と
私設育ちの会社員である受様の
シンデレラストーリー的オメガバースです。

出会った瞬間にビビビッときて運命だ!! となる恋は
オメガバじゃなくてもあると思いますが
オメガバはより顕著ですよね♪

本作もそんな王道なオメガバで
攻様は猛烈なアプローチを仕掛け
受様もそんな攻様に惹かれてはいくのですが

オンラインゲームで共に遊んでくれる
リーダーの存在が受様の中はとても大きく

受様がゲームリーダーと攻様と
仮想の三角関係にぐるぐるすることになります。

基本的には2人の世界なので
痛い展開や邪魔者が現れることはないので
安心してオメガバースの世界を楽しめるかな
と思います。

続編が攻視点で本編裏事情的も楽しめたのは
とても面白かったのですが

オメガバ慣れしてくると
もう少し2人の間に波風があった方が
ワクワクできるかなと感じましたので
今回は「萌」評価としました。

1

タイトルに惹かれたが…

前のレビューで最近の秀香穂里先生の作品には萌えられないと書いたんですが、今回も萌えられませんでした。

これ攻めの一仁視点の「束縛アルファは運命の番を離さない」が無ければ、間違いなく中立でした。
受け攻めの両視点で書いて貰えたなら、分かりやすくて面白くなったんではと思います。
でないと、出会った時から部屋に連れ込んだりと、一仁がやたら手の早いちょっと悪い大人に思えてしまうんです。
やたらと一仁との関係を勧める「カイ」も不自然で、「カイ」の正体も何となく分かるもんだから、この人何を考えているのかしらと思ってしまったんです。

それと一仁と「カイ」の間で悩む悠乃にも余り共感出来なかったのも一因かもしれません。

最後までは行ってないものの、やたらエッチが多いのもテンポを悪くしている原因だと思いました。

あと凄く気になったんですが2人が出会うきっかけとなった、一仁の大学の後輩で悠乃の同僚である井崎ですが、悠乃と同じ高級外国車を売ってる会社勤務だと思うのですが、「束縛アルファは運命の番を離さない」では出版社勤務になってるんですよね。

辻褄が合わなくなってしまうんですよ…違う人物かと思って結婚式の場面に戻って名前を確認したりしたんですが、やはり同一人物でした。悠乃と一緒に職場からランチに行ってるから外国車販売の会社で間違いない筈なんです。

せっかく子育ての場面とかあって面白かったのに、とても残念な気持ちになりました。

1

オンラインゲーム絡みはいるのかな?

イラストがしま先生なので購入しました。

施設育ちのオメガの悠乃と、アルファの一仁のお話です。
二人は悠乃の同僚の結婚式で出会います。
そして運命の番である二人はー…。

運命の番である一仁と、オンラインゲームでいいなと思っていたカイとの間で揺れ動いてる悠乃だけど、
一仁とすることはしているので、運命の番って…と思いながら読んでいました。

日常に刺激がなかったから【アルトラスエンド】にハマってた部分はわかるんですけど、
一仁が出てきたのにそこまで【アルトラスエンド】に執着するのは
カイのことがあるとはいえ理解のできない領域でした。

なんとなく読みながら想像は出来てたけど
やはり一仁=カイだったのをみて
オンラインゲームのカイの話は必要だったのかなぁと思ってしまいました。

勝手なことを言うと、一仁と悠乃が出会って運命の番だということがわかって
結ばれるまでの話でも良かったのでは…?と。

最初から最後まで一仁は悠乃を溺愛していたので
そういう部分はすごく良かったです(*´ω`*)

0

アバター同士なのに何か感じるなんてすごい


何にも興味が持てないスパダリアルファと寂しいオメガ


受け視点の表題作と攻め視点の短編の2編

性別もバース性も年齢も国籍も気にしなくて良いオンラインRPGが唯一の趣味なオメガの悠乃(受け)はセイルの名で参加しているゲーム内で所属するチームのリーダー・カイに恋しています。
ある日、同僚の井崎の結婚披露宴で偶然隣になった一仁(攻め)が運命の番だと気が付きます。
本能のまま惹かれてしまうのですが、カイのことが頭にあり、相手はゲーム内のキャラと思いながらも二股している気分になってしまい、運命の番なのに一仁のところに踏み出すことができません。


オメガバースだけどチョーカーもしてない平和な世界なので、オメガバースにありがちなシリアスな部分はありません。
悠乃は捨て子で施設育ちなため、家族の愛に飢えているように思いました。
二股してる気分の悠乃がどちらを選ぶのかというよりは、どうやってカイを諦めるのかというような感じでしたが、最終的にはお約束という感じでした。

オメガバースらしく話の半分近くは絡みのシーンです。話の展開より絡みのシーンの方が多く感じられました。


一仁視点
一仁が悠乃を手に入れるための頑張りがよくわかります。
アルファの方が、より運命の番を欲してるのかなと思いました

ちょっと気になったのは、車のディーラーをしている悠乃の同僚と本編で書いてあったのに、一仁の後輩で悠乃の同僚は出版社勤務となっていました。読み返したけど、本当の井崎の職業は何だったんだろう。


あと、セイルを贔屓しすぎと他のメンバーに言われ、ゲームから離れてしまい、それに合わせてカイもフェードアウトしてしまっていたけど、復帰した後どうしたんだろう。
短編のほうではしれっと復帰してるけど。番だからこれからも贔屓するって宣言でもしたのかな。大したことではないけど、セイルのことを悪く言っていた(嫉妬していた)仲間たちと再びゲームで遊べるようになったんだろうかと気になりました。

中身はあまりないように感じるけど、何にも興味が持てないアルファが運命の番を手に入れるため頑張る話でした。
家族のいなかった悠乃が家族をもててよかった。

0

溺愛アルファは運命の番を逃さない

オメガバースなので事を致すまでの展開は早いですがオンラインゲームの世界と現実の世界で自覚するまでの心の揺らぎがあって。でも溺愛と銘打ってますから安心して読める作品でした。秀香穂里先生もオンラインゲームされるようです。
なかなか小説が読み進まない方なのですが描写が丁寧でイメージしやすかったからかすらすら読めました。
秋吉しま先生のイラスト、印象に残りました。
ストーリーから抽出したシーンがよかったのかな。これからは先生の漫画だけでなく挿絵も注目していきたいです。

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