鴆 天狼の眼

jen tenrou no me

鴆 天狼の眼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神53
  • 萌×212
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
325
評価数
70
平均
4.7 / 5
神率
75.7%
著者
文善やよひ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
鴆 -ジェン-
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784829686614

あらすじ

このBLがやばい!第4位獲得、
大人気人外BLの完全新作が登場!

この国には、鴆(ジェン)という鳥人がいる。
有毒の食物を好んで食べ、
体内に溜め込んだ"毒"を"色"に変えると、
鮮やかで美しい羽根をつくる。
毒の強さと虹色の羽根は鴆の誇りだった。

シリーズ第3弾は、高貴な白い鴆×罪人。
最愛の想い人を亡くし傷心したままの
鴆・ティェンランの元に
捕らえられやってきた盗賊のリュイ。
任務を請け負うことで
一度は処刑を免れることになるが――。

「どうか、真っ当に生きてくれ。逃げるんだ」

表題作鴆 天狼の眼

ティェンラン,「天眼」を持つ鴆で鴆でありながら有能な鴆飼
リュイ,鴆飼を志していた盗賊

その他の収録作品

  • 番外編
  • 鶉居鷇食
  • おまけ。
  • あとがき

レビュー投稿数12

リュウの笑顔は見た人を幸せにする

 久々にまたこの世界に戻ってこれたことが嬉しいです。元々ファンタジーや人外キャラが登場する話は好きなのですが、BLにおいては世界観を練れば練るほど設定・展開の緻密さやシリアスさで疲弊して、メイン2人の絡みに萌える余力がなくなることが多い私。そんな私でも今回は最初から最後まで楽しめたので、私にとっていろいろな要素のバランスが良かったんだと思います。

 過去の鴆飼に囚われていたティェンランが、リュウの逞しい生き方や鴆への優しさに惹かれていく様子が鮮やかに描かれていたことはもちろん、リュウがネガティヴな自棄を起こすことなく、最後まで愛情深く力強い人格に描かれていたこともとても魅力的でした。また、どの濡れ場でも100%誘い受けな作品や、攻めがずっとヘタレな作品にはハマりにくい傾向があるのですが、この2人はそんな私の固定概念をさらりと崩してくれました。健康的で、夜でも明るい感じのする、思いやりと慈愛に溢れた性行為。たまにはこういうのもいいですね。

1

鴆の愛らしさを是非見て欲しいです!

鴆シリーズで、こちらの天狼の眼は最も感動しました。今までのシリーズも1つ1つ良かったのですが、
人外と人間の恋。しかも、人間のリュイは罪人。一方、鴆のティエンランは鴆の中でも、「天眼」という、全ての物事を見通す目を持つと言われて、大変高い身分を与えられている生き物。この捻れた関係の中で、お互い今までに傷ついて来た生き方を理解し合い惹かれて行く様子がとても素敵でした。
文善先生の描く鴆は羽の描き方がとても素敵で見ているだけでも圧巻なんですが、出てくる鴆達はお顔は大人びた感じなのに、読み進めると、だんだん茶目っ気のある可愛らしいキャラクターになっていきます。
ティエンランは種族を超えてリュイを自分の番にしたいと思う様になるけど、かつて、番と離れ離れになった鴆はそのまま悲しみの中亡くなった話を聞き、リュイを番にして、もし自分と別れたいとリュイが思っても、、リュイが気を使ってしまうと。縛り付けたくないと、、一方、リュイも高い身分にあるティエンランと罪人である自分では一緒に暮らし続ける事が出来ないと、ティエンランから去ろうとしたり。
お互いを思いやっての行動が切なく健気な気持ちに何度もじんわりと涙が出ました。
ラストの2人はどうなったのか?読み終わると様々な感情に胸がいっぱいになります。
表紙の雰囲気がとても難しそうな感じがあるかもしれませんが、読み始めると、鴆はとても愛らしい生き物で、手が翼になってて自分では食事出来なかったりと、本当に可愛らしい一面があったりで、とても楽しく読めます。是非読んで欲しい1冊です。

0

人外最高峰、感動しすぎて震えた

感動しすぎて震えが来ました。途中泣いて先に進めませんでした。この作品に出会えて本当にラッキー。ドラマチックで切なくてなんという作画・・。シリーズの中でも一番好きかも、いや他の作品も凄かったけど(前作までのキャラクターもみれて嬉しかった)。絵のことなんて1ナノもわからない私でもすごいものを目の当たりにしているのだけはわかります。これ描くのどれだけの時間と労力がかかっているのか・・無理なのはわかるけれども全部カラーで見てみたい。いや色なくても色を感じる。最近少しずつ慣れて来ましたが人外ってどう気持ちを持って行けばいいかわからない時がありますが、本作耳が生えているどころじゃない人外なのに気持ちがのめりこむ。時代物だし、独特な世界観なのについていける。感情移入しすぎて本当に切なかったです。めちゃくちゃいい話でストーリーが骨太。ラン兄に始まり、ラン兄に終わる・・。感服しました。そして文善先生の描く塗れ場すごくエロティックに見える、本作はそれが顕著な感じがしました。有名なシリーズでしょうし皆さん読んでいると思いますが、もし読んでない方いたら是非読んで欲しいです、お金と時間をかける価値のある傑作だと思います。(何様目線?な言い方ですみません・・)

3

鴆の展開図が見たい

人外コミックは紙の本で!
やっぱり、なんか、こう、質感がね、
紙に印刷されている方が、人外キャラクターの細部の質感が、より深く楽しめる気がして、紙の本で購入。
このシリーズの作品の絵柄だと、電子で買って、細部を拡大しながら見るのもいいかなとちょっと迷ったけど、やっぱり紙に印刷されているからこその羽毛の質感とか、格別の味わい。
それにしても、1作目からずっと気になっていたのだけど、鴆の全身の姿って、いったいどんななんだろう?

0

シリーズ初めての人間受け

感無量でした。
素晴らしい画力と魅力的なストーリーで、お見事としか言えませんでした。

大好きなシリーズなのですが、フェイとツァイホンにリウシンとジーイエまでチラッと登場してて、全てがこの一冊に繋がっていました。

今作では初めて受けが人間でしたが、そのリュイの鴆に対する健気なまでの思いや献身、そして自分に向けられた好意への鈍感さに、感動したりヤキモキしたりて、いつの間にか夢中になって読んでいました。

ティェンランのリュイに対する一途な思いと、罪人であるリュイの逃げ場の無い閉塞感に悲恋の予感さえ感じてしまったんです。

ティェンランとリュイのお互いに対する深い思いと行動に、何度ウルっと来てしまったことか…。

リュイの印象的で魅力的な眼と、リュイへの好意を自覚してからのティェンランの可愛さが特出していました。攻めがこんなに可愛くて良いのって思ってしまいました。

最後の2人の笑顔が本当に幸せそうで、心が温かくなりました。

2

攻め可愛い

鴆シリーズ3作品目(+番外編が1作品)です!
今回も泣きました。。
相変わらず、絵柄も羽根もストーリーも良くて良くて…本当に綺麗なんですよね、羽根がもう。

3カップルのなかで、一番攻めが初々しく可愛いです。
自覚してからが、もう可愛くて可愛くて健気です。受けは、カッコいいです。
今作のみでも話は大丈夫ですが、鴆の1作品目を読んでから読むのをオススメします。

pixivで、コミックスにも収録されている後日談のみ読めますがpixivは白抜き、コミックスは白短冊です。(作者さんも書いてますが完全にネタバレなので、最後がどうなるか分かってから読みたい人以外は、先に読むのをオススメしません)

シリーズ完結してしまうの悲しいです。

























紙本購入
修正は白短冊です。

0

美しく、感動するシリーズでした

鴆シリーズ3作目。
ほんとに完結しちゃうのかな、、、。もっともっと見ていたかったです。

今回は、人間が受け、鴆が攻めでした。

受けのリュイがいい意味で受けっぽくないというか。
褐色肌に黒髪。盗賊だったけどとても気さくでちょっと破天荒。
エッチの時も、ティェンランを優しく導く側でした!
これが受けっぽくなくて、なんかすごく良かったです。
すごく好きです。

ティェンランは真面目で、国一番の鴆飼で高貴な鴆。
それがだんだんとリュイを好きになって可愛いくなっていきます。一途で健気でした。

どちらかが守る、というような二人ではなく
ティェンランはリュイと出会えたことで、リュイもティェンランと出会えたことで救われ前に進むことができます。

鴆シリーズではそれぞれ、ただ美しいというだけでなく、羽根の色に関しての物語があったな、と思ってます。
「天狼の眼」での羽根の色、すごく素敵でシリーズで一番好きでした。

二人も幸せになってくれて良かっです。
鴆シリーズ大好きです。

1

素晴らしいの一言

鴆シリーズ3作目にして完結編になります。
正確に言うと【極夜】に番外編が入っているので
鴆のお話にハマったのであれば【極夜】も読むことをおすすめします。


やよひ先生の作品は温かくて切ないので必ず泣いてしまっていたのですが
やはり今作も泣いてしまいました…。
そして温かく切なかったです。

今回のは鴆のティェンランと、盗賊のリュイのお話になります。
1作品目と2作品目とどうつながってくるんだろう?と思っていたのですが
読むとなるほど…と思いました。

今回の重要人物はフェイと、フェイの兄のランですね。
フェイがいないと二人の未来はなかったし
ランがいなければティェンランの今はなく、
二人が結び合うこともなかったなぁと。


お話が特殊なので説明するのが難しいのですが
それぞれのキャラクターの気持ちをやよひ先生がすごく上手く引き出していて
読み進めるとどんどん感情移入してしまいます。
最後のフェイの件があるまですごく辛くて
想い合ってる二人なのになぁ…と思っていたのですが、ほんとにフェイ様様です。


ほんとに素敵な作品で出会えてよかったです。
大好きな作品だったのでシリーズ完結は寂しいですが
彼らに会いたくなったらまたこの本たちを開こうと思います。

0

オムニバス完結

シリーズものですが、続編というよりオムニバスですね。
毎作、異なるcpのお話。

今回はティェンラン(鴆であり、鴆飼)とリュイ(人間、盗賊)が主人公。

最初はすました印象だったティェンランが、リュイを好きだと自覚する過程がかわいらしくて、その後もずっと照れたりこんなにかわいいキャラだったの?!とビックリ萌えしました。

かたや、リュイはそんなティェンランの気持ちに気づかないどころか、ほぼ告白しているのにわからないって鈍感すぎやしませんか〜?!とツッこんでしまいましたw

でも、リュイは男前で頼もしかったです。

鴆は番と離れると長く生きられないとは、なんて一途で健気なの〜と悶えました。

フェイがいい役割をしてくれたのもよかったです。相変わらずかっこいい。

ツァイホン、リウシン、ジーイエもちょこっと登場して、みんな仲良く元気そうだったのがうれしかったです。

2

鴆シリーズ最終巻・最高傑作でした!

先ほど読了して、まだ泣き続けています。
3冊続いた鴆シリーズ最終巻、今回のお話が一番好きなお話になりました。

「鴆」と同じタイトルがついてますが、三冊とも主人公は別です。
ただ、共通するキャラクターがでてくるので、すべて通して読むことをお勧めします。
文善先生が7年かけて描かれた壮大なファンタジー。
毒で色を変える鴆という生き物と人間たちの織り成すストーリーはどれも素晴らしい作品でしたが、今回は本当に愛が深くて、それに二人がとても健気で。
読んでるうちに自然と涙があふれてきました。
今までの二冊を思い出し、また二人の気持ちを考えると、深くからこみ上げてくるものに涙が止まりません。

種族の違う二人。
でも、だからこそお互いがお互いを思いやる気持ちとその包み込むような大きさは・・・本当に多くの方に読んでいただきたいシリーズです。

3

この作品が収納されている本棚

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