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運命を超えて愛してる
rare omega haruki
ケモノ初読みの方もどうぞ！！
前作となる「オメガ春機」は未読でも全く問題ないです。
オメガがこれ程前向きな設定も他には思いつかないです。
僕は将来宇宙飛行士になる！と同じテンションで「最強オメガになる！」と思ってる二人（表紙左とその仲間）の様子が何をしてても可愛いし微笑ましい。そしてその可愛さを上回る攻めアルファ（表紙右）。
こんな可愛い二人がカップルになれば当然可愛さMAXです。
話の展開中には事件もあり本当なら可愛そうな部分もあるのですが、その可愛そうな様子もやはり可愛いのです。
完璧なファンタジーです。いろんな方に読んで欲しい。
絶滅危惧種たちの恋
前作に負けじとあまあまえっちでした！
今回は“レアオメガ”ということで絶滅危惧種たちが抱える葛藤が描かれ、
“オメガバース”と“動物”を掛け合わせた独創的な世界観もさらに深まり、
面白さも複雑さもパワーアップしていました♪
今作はシリーズ前作『オメガ春機』のシリーズ続編になります。
とはいいつつ、世界観は同じでも内容的には前作のだいぶ後の世代で
別CPを描いたお話なので前作キャラ達との直接的な絡みはありません。
せいぜい伊勢と燈が“昔々”のお話の中で理想のカップルの象徴とされたり、
キンがΩ覚醒の概念として登場する程度でした。
今回のメインカップルはアムール族とヤマイヌ族です。
種族は違えど仲良しだった小さなトラのマトリ(Ω)とヤマイヌ族のココ(α)。
けれど、ココの抱えるとある事情から二人は離れ離れになってしまいます。
それから数年が経ち…
それぞれがαとΩに覚醒する春機を迎える年頃に成長したある日、
家出をしていたマトリは旅の途中で偶然ココと再会し…。
全体的に糖度高めで、終始甘イチャしておりました♡
幼い頃の離別から再会まではそれなりの期間もあったはずですが、
世界最強のオメガになる！とどこかの海賊王のようなことを言ってしまう
単純おバカ受け・マトリの性格ゆえか、ずっとマトリを想い続けてきた
ココの一途さゆえか、再会した瞬間からすぐに昔のように打ち解けてゆき…。
そして、友情が恋に変わってゆくのにもさほど時間はかかりませんでした。
昔と変わらない部分も残しつつ、立派な雄に成長したココに惹かれた
マトリは本能のままにココを受け容れ、体を繋げてしまいます。
この辺りの気持ちの移り変わりがちょっと急な気もしますが、
ココは昔からマトリ一筋ですし、マトリも頭で考えるよりかは
心と本能で感じろ派なので！笑
成長して体格も筋肉がしっかりついて結構がっしりとしているのに、
昔と変わらず駆けっこではしゃぐ無邪気な二人が可愛すぎでした♡
ピュアっ子同士なので、いまいちアダルト感は薄めですが、
いつも互いを大切にしている二人がいとおしさでおなかいっぱいでした。
特にココは子供の頃からずっとマトリを想い続け、大切にしているのが
びしびし伝わってきて、こちらまでとろけてしまいそうでした///
α覚醒とともに内気な泣き虫からマトリを赤面させるほどの包容力攻めに
成長を遂げた姿も格好良かったです。
ラストでは番となり、沢山の子宝に恵まれ幸せそうに微笑み合う
マトリとココで締めくくられ、完全無欠のハッピーエンドでした。
二人の他に同じアムール族・ヒョウのビツとココの兄・ロベルのカップルが
登場していますが、こちらはこちらでまた違った味わいあるカップルでした♪
はじめは恋愛の「れ」の字も感じさせない色気皆無な二人でしたが、
いざ恋に落ちてみるとクールブラコンのロベルが積極的だったりデレたり、
ただのおバカ受けに思われたビツが複雑な思いを抱えていたり恥じらったり、
意外な一面が垣間見え、この二人のお話ももう少し読んでみたくなりました。
またいつかシリーズ続編が読めますように！
