AGAIN DEADLOCK番外編 3

AGAIN DEADLOCK番外編 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神85
  • 萌×217
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

228

レビュー数
14
得点
506
評価数
108
平均
4.7 / 5
神率
78.7%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
電子発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784199010484

あらすじ

ディックとの幸せな同居生活も丸二年──。
生涯のパートナーであるディックを家族に
紹介したい!! 決心したユウトはディックと共に
アリゾナを訪れる──。映画俳優として一歩を
踏み出したヨシュアに、応援しつつ庇護欲と
独占欲に揺れるロブ。トーニャへの愛に悩むパコも、
ついに大きな決断を下し…!? ユウトとディックを
取り巻く男たち、それぞれの愛と葛藤に
焦点を当てた番外編集第三弾!!

表題作AGAIN DEADLOCK番外編 3

ディック(リチャード・エヴァーソン),民間警備会社勤務
ユウト・レニックス,ロサンゼルス市警

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

ロブ・コナーズ,犯罪心理学者
ヨシュア・ブラッド,ボディガード

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

ダグ・コールマン,ロス市警刑事
ルイス・リデル,推理作家

同時収録作品DEADLOCK番外編(3) AGAIN

パコ,ロサンゼルス市警
トーニャ,メキシカンバー店長

その他の収録作品

  • I won´t say goodbye
  • Alone again
  • Can you feel my heart?
  • Ordinary day
  • You solid me
  • Peaceful time
  • Stranded heart
  • Starry night in Arizona
  • Happiest
  • Today is a gift
  • エドワード・ボスコの怠惰な休日
  • Did you have a good time?
  • How to find happiness
  • Happy anniversary
  • Again and again(書き下ろし)
  • Commentary1、2、3
  • あとがき

レビュー投稿数14

パコとトーニャのお話はここに収録されている

再読。番外編4に備えて、DEADLOCKの1巻から順を追って復習したよーー!!
よーやくここまで辿り着いた。

【I won’t say goodbye】第1巻、暴動の最中での初エッチ後のディック視点。
めちゃ懐かしいとすら思える第1巻のあの時よ、再びって感じ。
書いたのは2019年「不朽の名作BL小説100選」特典小冊子より。

【Alone again】脱獄後、ティーブ・ミュラーになったディックのつかの間の休日。
あのビーチハウスへ戻って思い返すのはただひたすらユウトのこと……。
思えば、出会った日からいつも怒らせてばかりいた。本当は笑わせてやりたったのに……
泣ける。

【Can you feel my heart?】パコがトーニャに告白してから半年以上が経過して……。
トーニャが心の中に隠してきたいじらしい気持ち……
ついに、ついに、ついに!!
おめでとう、トーニャ。
そして、「やっぱりパコは俺の自慢の兄貴だよ」とパコを褒めるユウトに嫉妬するディック(笑)

【Ordinary day】ヨシュア視点
「ヨシュアのつくったものなら腐っていても喜んで食べそうな男」ロブ。
うんうん、攻めはこうでなくちゃね。

【You soiled me】撮影現場で女性に囲まれるヨシュアを見たロブのお話。

【Peaceful time】グアマルカ帰国後のお話。OUTLIVE DEADLOCK season2

【Stranded heart】遊びにきたルイスの口から、ヨシュアが別作品にもオファーされていることを知らせるロブ。
このまま俳優業に進むべきか悩むロシュアと、ヨシュアの成長を喜びながらも自分を必要としなくなったら……と悩むロブのお話。

【Starry night in Arizona】
【分冊版】キャラ文庫アンソロジーI 琥珀 [DEADLOCK]番外編 購入済み。
義母のレティシアにディックを紹介するためアリゾナへ帰省するお話。
戸惑いながらも受け入れるレティシアと、猛反発するルピータ。
もしユウトの家族に認めてもらえず家族の関係が壊れてしまった場合、俺に何かできるのか?と考えた末のディックの「俺にしかできないこと」がいつも通りのディックで、だからこそ尊い。

【happiest】ユウトが元カノとやり取りする姿を見たディックの奥歯が心配。
(というか、とうの昔に摩耗して無くなってそう)
「もしも(高校時代のユウトに)会えたら俺は、絶対に犯罪者になってしまう」と断言するディックが通常運転。

【Today is a gift 】
PROMISING DEADLOCK season2冒頭のジーンズ洗濯事件のユウト視点。
「嫌な奴だと思っただろう?」「そうだな ムショ時代の出会った頃のお前を思い出した」
「昔の俺……」とがっくり肩を落とすディックがかわいい。
でも一番最後の書き下ろしで、「昔の俺」をどんだけ後悔してるか、笑い話どころではないほどの後悔をしてるかがわかる。

【エドワード・ボスコの怠惰な休日】
「俺とボスコ、どっちのほうが好きなんだ?」

【Did you have a good time?】
ディックが勤務するセキュリティ会社の設立20周年パーティーが開催され、ディックがゲイを公言するスターに言い寄られてしまい……
嫉妬するユウトの姿を見て嬉しそうなディック。(いつも嫉妬するのはディックだもんね。)
そしてユウトに触れてもOKなのはユウティオンリーだと白状するディック。

【How to find happiness】俳優への道を進むことを決めたヨシュアと、それを聞いて喜ぶ亡き姉の親友リンダ。
亡き姉の思いを代弁してくれているかのようなところがジーンとくる。

【Happy anniversary】ディック視点。
二人が一緒に暮らし始めてからちょうど2年。仕事に出かけるユウトを見送ったディックは、一人自宅で昔を振り返り……。

「どうやら俺の愛は限界を知らないようだ」と真実を告げたのに「ロブみたい」と言われてしまったかわいそうなディック氏。
「ディックとデートしたい。駄目?」と聞かれて、駄目なわけがない。駄目なわけがない。駄目なわけがない、と三回繰り返してしまったディック氏。

【Again and again】BBに襲われそうになっても助けてくれないディックという悪夢を見てしまったユウト。
完全な八つ当たりなのに夢の中の自分の振る舞いを謝るなんて、なんてディックは愛情深いんだろうと改めて思わせてくれる。
そしてお前の夢だろうと悔しいものは悔しいといい、最初からやり直したい、ユウトに酷い態度を取っていたあの頃の自分を撃ち殺したいとまで言う。
その後悔を知ったユウトと、ディックの語らいが神。

ディックがいたからこそというところが好き。
終わりのない闇から抜け出せて今のディックがいるのは、道しるべのような存在のユウトがいたからこそという、私にとってのユウトって至高の受けであり、受けの殿堂であり、もう別格なんですね。
そのユウトにとってもディックの存在に何度も救われて、ディックがいたからこそ、そしてディックがいれば……という一蓮托生な二人の様子を知ることができるいい書き下ろしです。

よし!満を持して番外編4を読むぞー!

1

これからの話

15年もシリーズが続いてるんですね。
そろそろ始まったのは生まれる前って読者が手に取るのでは…

あとがきにも書かれていますが久々の刑務所ディックからのスタートに驚きました。番外編集も3冊目なので、その時分のお話はもう収録され尽くしたのかと思っていましたから。あの頃のディックも好きです。ヘタレ感のないキレキレディックが登場すると嬉しくなる。甘々ディックも良いけれど。

本編外で本編の解釈に影響があるほど重要な話をしてしまうのは好きではなく。トーニャとパコの話はかなり重大事件だけど本編で書けそうにもないのでまぁ致し方ないのかな。

ユウトがディックと共に故郷に帰るお話は読んだことがあるなと思ったら、キャラ文庫アンソロジー琥珀掲載作品でした。こちらは電子で今も手に入るので、読んでいる方が多いかも。重複購入にご注意ください。

幕間の「これからの話」が気になります。強めの波乱がないだけに、確かに展開するなら誰かを絶望に突き落とさなくてはいけないわけで。ユウトに過酷か…彼らの愛は強固ですから、試練は仕事や生死の方向からやってくるんだろうな。「BUDDY」でのユウトの働き方に思うところあったので、モヤモヤしてしまう。

1

番外編集の1巻2巻が良かっただけに

全員サービス小冊子とか特典ペーパー等に掲載されたSSや短編を集めた番外編集3冊目。
もうとても追えないので、こうやってまとめていただけると有り難く、読めずに諦めていた作品に出会えて嬉しいです。

ただ、同じ番外編集の1巻「STAY」、2巻「AWAY」と比べると、内容的にこの3巻は今ひとつ物足りなさを感じてしまいました。
ストーリー的に動きが多かった前2冊。結果として文庫として出してもらえたとはいえ、本編ではない、全員サービス冊子等でここまで話を進めていいのだろうか、と思わずにいられなかったことを考えると、今回の3巻は、SSらしい内容の詰め合わせなので、おそらく番外編集として標準的でこれが本来の姿なのだろうと思うのですが。
さすがに、痴話喧嘩→仲直りがめくってもめくっても続いていくと食傷気味に。

パコとトーニャのお話「Can you feel my heart?」はとても良かったです。

1

パコとトーニャの新展開

DEADLOCKシリーズはBL小説の中でも1番好きなシリーズものなのですが、本編がハラハラ・ドキドキな一方、番外編は出来上がっているカップルの日常ものです。このギャップが好きで毎回購入しています。ぜひとも4巻が出てくれますように!

また、今回はDEADLOCKのカッコいい男たちの話の中で唯一もやもやしていたパコとトーニャが新展開を迎えます。個人的にはこの話が一番好きですね。DEADLOCKには魅力的なカップルがたくさんいますが、ラブストーリーという意味ではパコとトーニャが一番自然な気がしています。というのも、BL特有の吊り橋効果的な事件(普通は吊り橋効果がないとノンケの男が男に惹かれる要因を演出しづらいので・・)が起きない。だからパコは悩むんですよね。きっかけもタイミングもない、どうしたらいいか分からなくてもだもだする。派手な事件が連発するDEADLOCKに不釣り合いなほどはっきりしない関係の二人なのですが、逆に派手な事件がないからこそ惹かれていく様子が自然に思えました。特に好きなのは、パコがトーニャの嫌な思い出を上書きしてあげるところ。こんなの絶対好きになるじゃん!と思いましたし、パコが魅力的な人間であることの裏付けとして印象的です。トーニャの気持ちになって泣けました。パコ、良い人すぎる。

ちなみに、ディック&ユウトとダグ&ルイスは安定安心のカップルですが、ロブ&ヨシュアはまだ山があるのかな?と不安になりました。ただ、二人共スペックが高いので成長するほど良い関係になりそう。ヨシュアはこれからもっと人間として成長するだろうし、もともと身体的にも強いからここぞという時にロブを守ってくれて、ロブもヨシュアにもっと甘えられるようになるといいなぁ。そんなことをつい妄想してしまう番外編でした。

3

DEAD LOCKシリーズ 短編集3作目

2015年から2019年までの番外編14作と書き下ろし1作とか…豪華すぎです
読めて一番嬉しかったのは、パコとトーニャの番外編です。
ずっとずっと気になってたのでほんとに嬉しかったです‼️
先生、キャラ文庫様、ありがとうございます
表紙のイラストも素敵ですが、口絵のイラストのディックが…このまま飲料CMになりそうなカッコ良さでした
やっぱりDEAD LOCKの世界は大好きです。
短編なのに毎回感動があって、涙したり、笑顔になったりしながら拝読しました。
読んでて自然と笑顔になる作品、本当に素敵な作品です。
ユウト達は架空の存在なんだけれど、LAに行けば何処かですれ違えそうな…そんな実在感があって、読む度に私も頑張ろう!と思わせてくれる素敵なキャラ達がいっぱいで、彼らに出会わせてくれた先生方に本当に感謝しかないです

8

ユウティがいっぱい可愛かった一冊

ついにDEADLOCKシリーズ既刊本を最後まで読んでしまった。次は待つしかないのが辛い。
番外編の3冊目はディック×ユウトの比率が高め。大きな動きは、パコとトーニャの関係が進展したのと、ディックをユウトの家族に紹介した件。それとコメンタリーにちらっと気になることが書かれていた。

特に好きだったのは、「Ordinary day」の最後の一行。ヨシュアの心に触れられた気分になると、毎度ほろりと泣ける。ロブ×ヨシュアの話が「How to find happiness」で終わってくれたのも良かった。

ディック×ユウトの話では、ディックとユウティの出会いが知れて良かった。チャーリーのことは思い出さなかったのかな?ってのはひっかかったが。
全体的に感情表現豊かなユウティの出番が多く、かなりの癒やし要素になっていた。ユウティ視点の番外編なんかも読んでみたい。

ディックもユウトもヨシュアも、自分や相手が当たり前のように明日を迎えられる奇跡を大切にしている切なさが好き。一秒ごとの幸せに重みを感じているのが伝わってくる。
当然本編ありきの感想で勝手に受け取っているだけかもしれないが、一つ一つのモノローグやセリフの背景を考えると心に刺さる。ディック視点で特にそう感じた。

コメンタリーにあった今後についての話は、読みたいけど読むのが怖そうな構想。でもこのシリーズが「BUDDY」で終了とは思いたくないし、それではシリーズが締まらない。初期3冊のような綺麗で感動的な終わりを期待したい。

神でなく萌×2にしたのは、刑務所時代のディックの描写にどうしても違和感があったから。当時のディックはここまで自分自身とストレートに向き合っていなかった気がするが、回想でなくその時間軸のこととして書いているならブレてきてるんじゃないかと思った。
これは番外編1・2でも感じていたことで、時間経過と共に作者の中で当時のキャラ、特にディックの解釈が変化してきているような。細切れに書いていたら仕方ないかもだが、やっぱり作品名を冠したものだし、本編を大事にしたい気持ちが強いので気になった。

甘々を堪能したので次はぴりっとしたお話も欲しい。続刊が出ますように。

6

新参者には嬉しすぎる!

私はDEADLOCKという作品を知ったのが去年なので、この『AGAIN』が、この作者様のファンになって初めての新刊です。過去の特典小冊子などは当然持っておらず、待望の番外編集!
至高でした。本を手に入れてすぐに夢中になって読んでしまいました。あー、これも読みたかった、これも良いわの連続で、あっという間でした。
ディック視点とか、ヨシュア視点とか、こんなふうに思っていたのねとすごく楽しい。本編はユウト視点なのでまた違った角度からお話を楽しめました。
『Happy anniversary』のヘタレディック視点は本当にもう……。ユウト好きすぎてやばい。あと、言葉数が少ない男だからわからなかったけど実はすごく思考しているとわかって愛おしいです。ユウトに「ロブみたい」と言われた後、「ロブはいい奴だぞ」までのグルグル思考しちゃってるの可愛いです。
「駄目だって」と言うユウトを愛撫しつつ、今日はいける。と思ってたりするんだとか、ディックの内面を垣間見るの楽しい!
さらにはこの後のユウトのベッドへの誘い文句! いやー、やられました。ディックと共に私もノックアウトです。
楽しくて何度も読んじゃいます。これは沼れる。

10

汲めども尽きせぬ泉のように…愛に満ちた番外編

「DEADLOCK」の番外編第3弾。
前2作と同様、小冊子、特典ペーパー、書き下ろし等で構成されています。
全15編収録。

冒頭、本当に「DEADLOCK」のはじめの、刑務所内での暗く厳しいディックのエピソードから始まり、その後は番外編でお馴染みの、それぞれのCPたちの甘い甘いストーリーたちがいっぱい。

なんと言っても私が嬉しかったのが、3編目の「Can you feel my heart?」。
こちらは、パコとトーニャが結ばれるその時のエピソードですが、元々私は全プレとか小冊子を追ってないので今回やっと!初めて!読めたんですよね…
トーニャが「男」だから深い関係に踏み込めない、いやトーニャがどうこうじゃない、自分の覚悟ができないだけだ…そんなパコの逡巡。

もう1編、私にとって印象的だったのが「Happy anniversary」。
私はディックの本質は暗い淵を抱えていると思っていて、やはりそうか、と感じられるようなディックの一面を垣間見させてくれるエピソードだと感じた。
せっかくの週末にユウトは捜査が入ってしまった。ユウトが出かけた後の一人の部屋で、ディックの心は虚無にさまよいだす…
いくらユウトとの熱く甘い時間と空間があってもどうしても。ディックはそういう面がある、と私は思う。
これからも続いていくであろう「DEADLOCK」という作品で、多分そこが避けて通れない何かをもたらすのでは?

7

ニヤニヤしちゃう

DEADLOCKシリーズ番外編の3巻。
電子になるのを待って購入しました。
表紙の2人が素敵すぎて、幸せ。

番外編は、ディックとユウトのイチャイチャをニヤニヤしながら読むのなので、堪能しました。ユウティの可愛いさも。
SSは気軽に読めるので、何回も楽しんでます。

特にユウトを好きすぎて、ヘタレになったディックは、お馴染みすぎて笑った。
ちょっぴり切ない話があっても、基本は結ばれた2人の絆はしっかりしているので、安心してラブラブを堪能させてもらってます。

ハンサムがしっかりドレスアップした描写が大好きなので、パーティ話は最高。
嫉妬もスパイスです。

今までの本編はハードな話が多いですが、それもまたシリーズものの良さかな。
少しハードな長編で続きを楽しみに、今までのシリーズの本を読み返して待ってます。

9

ようやく発売してくれました!

神評価の他は考えられないほど、引き込まれるシリーズです。登場人物を通じて、アメリカの政治、経済、人種やジェンダー、産業や法律、さらにそれらが抱える闇のつながりなどが描かれ、普段目にするニュースの裏側を考えるきっかけをくれる学びの多い作品でもあります。
男同士の愛だからBLに入ってるんでしょうが、ハードカバーで一冊にしても絶対売れる作品だと思います‼︎
今作では本編に関わる大事な作品が収録されているので、待ち望んでました。書き下ろしもあって、ホントよかった‼︎

11

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