失恋ヤクザ花嫁になる

shitsuren yakuza hanayome ni naru

失恋ヤクザ花嫁になる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×216
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
264
評価数
59
平均
4.5 / 5
神率
62.7%
著者
灰崎めじろ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799753651

あらすじ

バケモノと一緒にいちゃいちゃスローライフ
美しくて一途なバケモノ・ぎんに突然“嫁"認定されたヤクザの虎牙。
妾の子で孤独に生きてきた虎牙は、突然ぎんの能力で二人きりの異世界に飛ばされてしまい、
至れり尽くせりのスローライフを過ごすことを余儀なくされる。
朝昼はお食事、夜は触手責め…ただ自分だけを愛してくれるぎんに心が癒されていき――!?
描き下ろしは「2人のそれから」を描くBIG LOVE!

表題作失恋ヤクザ花嫁になる

ぎん,片言で話すドロドロ姿のバケモノ
東雲虎牙,バケモノに嫁認定されたヤクザ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

レビュー投稿数7

永久に

鬼っこシリーズ。
なんやかんやリンクしてるのね。
まかさこんな結末になるとおもってなくて
ちょっと泣いたわ(´;ω;`)ブワッ
冒頭、オッサンの雄っぱいに胸を熱くした
自分の不届きな頭を殴りたい
もこデス。

本作ヒロインは、まぁ顔のしわいヤクザでございます
さらけ出した雄っぱい、もとい胸元が好き。
抗争に巻き込まれ、死んだかと思った矢先
謎に好みの顔が現れたかと思えば
ココハドコ!?
黒くてドロドロの何かに監禁されて!?

謎の化け物vsヤクザという不可思議な世界観が面白い。
不気味で怖いと思いつつも少しずつ順応してく姿も良き。
複雑な幼少期からの唯一の心の支えを失うこと
化け物が繰り返す「嫁」の真相。
普段は厳つい顔をしてるくせに不意に見せる受の幼気な顔が好きでした。

輪廻はそういえば鬼カプのとこでもやってたね
なんかさぁ、待つ方も待たすほうも切ないのよな
早く神になって永く添えるようになってほしい。
邪な気持ちが浄化されるお話でした。

0

カタコト人外攻め!

片言攻め・触手・ファンタジー・ガタイの良いやくざ受け
あたりが気になる方は読んでみてほしいです~!

シリアスみ強いかな?と思っていたのですが、
意外とそこまでシリアスではなくて読みやすいし、
泣き虫で片言の攻めの求愛が可愛くてほっこりしました。

ストーリーが作りこまれているので、
前情報なしで読んだ方が新鮮に読むことができてよいかと思います。

ラストは好き嫌い分かれるかなぁという印象ですが、
そもそもファンタジーなお話なので私はそんなに違和感なかったです。

0

泣かずになんていられない。

テーマが「孤独なモンスター」ということでうっすら予想はしていたけれど、
儚く切ない二人の運命に読み終えた後は涙が止まらなくなっていました。

ヒトと人外の異種間愛と輪廻転生。
もうこの設定からして既にせつな臭がプンプンしているわけで。
いえ、一応ハッピーエンドなのですが。
幸せなはずなのに、二人の一途で健気すぎる愛が沁みて、
なんかもう涙腺の自制がきかなくなっていました。

ヤクザの虎牙はある日、突然異世界へ飛ばされ、
そこで黒くてどろどろした異形の化物に遭遇します。
けれど、その黒い塊の中から人型の美しい青年“銀”が姿を現すと
虎牙を「嫁」と呼び、甲斐甲斐しく世話を焼いてこようとします。

もうこの銀がひたすら可愛いのです。
外見は美人なのですが、中身はヘタレで一途なワンコ。
言葉が片言で、無邪気で泣き虫で庇護欲をそそるったらもう…
自分の言葉一つで笑顔になったり、しょぼくれたり一喜一憂し、
まるで無垢な子供のような銀にはじめは警戒していた虎牙も
次第に絆されてゆきます。

親や恋い慕った兄貴分からも愛されず、いつも独りぼっちだった虎牙。
銀との出会いでようやくその心も癒されていくのですが、同時にそれは
何百年も一人で虎牙の魂が生まれ変わるのを待ち続けた銀の孤独が
報われた瞬間でもあり、その尋常ではない健気さに胸がぎゅっとなりました。

最後には虎牙は失っていた前世の記憶を取り戻し、
現実世界を捨てて銀の傍らで生きることを選びます。
ポジション的には“花嫁”ですが、愛を自覚した虎牙の全身全霊で
銀を受け止めようとする溺愛っぷりが男前で格好良かったです。

描き下ろしではその後、二人がヒトと鬼の寿命の差を
どう乗り越えていったか、その答えがしっかりと描かれていました。
ページ数も内容の濃さ的にも描き下ろしと言うかもはや最終話でした。

もう二度と離れることなく永遠に共に生きるため、
互いに神やヒトになろうと試行錯誤を繰り返した銀と虎牙。
けれど、その願いは叶うことなく年老いた虎牙は寿命を迎えてしまいます。
命消えゆく虎牙の手を握り「またあえる、ぎんはまってる」と
笑顔を浮かべて見送る銀の切なさったら…この場面、一番泣きました。

けれど、物語はそこで終わらず、その数ページ後、
再び虎牙を待ち続ける銀の前に一人の子どもが姿を現します。
ああ…こうくるんだ、というちょっと意外な展開。

肉体は違えども、愛した魂は何一つ変わることなく。
転生し、別離と再会を繰り返す二人。

個人的には虎牙の肉体のままであってほしかったけれど、
とびきりの泣き笑いで「おかえり」と少年を抱き上げる銀の笑顔に
これはこれで二人にとっての幸せなんだな…とまた泣けてしまいました。
二人が幸せならそれが何より…!

カバー下はさらにその後日談として、転生直後ならではの
葛藤(主に身体のサイズの違い)や二人の甘い日々が描かれていました。
最後の最後まで見せてくれて著者様の旺盛なサービス精神に感謝です。

本作は著者の鬼シリーズ4作目にあたるようで、
途中『鬼が慕うは祟り神』の二人の話題が出たり、
『野良鬼拾いました』の烏が登場があったり、と
他既刊作品とのリンク部分もあり、ちょっと嬉しかったです♪

1

最高です

輪廻転生愛、良き(T-T)
ぎんがとても可愛らしい、拙い喋り方とか笑顔に読み手はキュンキュンです✨
ストーリーもシリアスとほのぼのと読みごたえバッチリ。
勿論、エッチの方も堪能できます、
現代のやっかいごとに決着をつけ二人の家に戻ってきてからのイチャライチャラはひたすらエロい!!とらが攻めを狙っているようですがぎんのあの目で「ほしい」なんて言われたら無理だよねぇー(’-’*)♪
戦国時代の別れから現代までただひたすら待つ切なさは涙ものです。
これからも別れと再開を繰り返すのでしょう。

4

ぎんととら

めじろ先生の鬼シリーズ4作目。
『野良鬼拾いました』が未読で『鬼が慕うは祟り神一、ニ』は拝読済。
それぞれのキャラが少し登場してきますが、未読でも問題なく読めました。

どろりとした形状で禍々しくも見える異形の姿の『ぎん』。
はじめはそのぎんの姿やとら(虎牙)の稼業からやや不穏な雰囲気を醸しているのですが、ぎんととらの過去の関係がわかっていき、ぎんがそうなってしまった理由が明かされていくうちにせつなさが溢れ出してきて。
よく見たらどろどろでハートマークを作ったりしていて可愛らしさも出てきます。
エッチなことをする時の触手のような動きはとてもエロいです。

悠久を生きるぎんは愛するとらとの時間の違いを埋める術はなく、人間のとらの命が尽きるまで寄り添いとらが生まれ変わってくる日をずっと独りで待ち続けていた健気なぎんのことがただただ愛おしく感じられました。

ぎんがとらを待つ間、存在し続けるために仕方なく他人の精を喰うことになるのですが、その説明の時のとらとのやりとりにはクスッとさせられました。
ぎんのあのまずそうな渋そうな顔…。
できるならとら以外に触れたくないし喰べたくないですよね。

とらがぎんとずっと一緒にいるためにぎんと同じ鬼になるには…、と奮闘するのですが叶わずにまたとらは寿命を迎え、ぎんはとらの生まれ変わりを待つことに。
輪廻転生を繰り返し、とらの帰る場所はいつだってぎんの傍。
せつないですがあたたかくもあり、こころはずっと一緒、というふたりの愛の在り方。
じんわりと心に沁みる素敵なお話しでした。

1

永遠に永遠に。

大好きなシリーズの最新刊!!ということで、それはそれは楽しみにしていました。こちらも鬼と人間の、種族を超えた壮大な物語です。

不毛な片思いをしているヤクザと、いなくなった妻をずっと待っていた鬼。待ち過ぎてドロドロのバケモノになった鬼のヤクザへの執着がずっと疑問でしたが、予想以上の大きなスケールを知った時に、その一途さにキュンとなりました。と同時に、切なくもなって。
そして、自分の存在意義に疑問を感じていたヤクザも、鬼との出会いで欠けていたピースが埋まった幸せそうな様子に感無量でした。自分亡き後に他の人間の精を取るのがイヤだと、嫉妬から鬼になろうと頑張る姿も可愛くて。

三度目の生まれ変わりではしっかり覚えていて、3歳で会いに来た『とら』の可愛さとカッコ良さにやられました。ご都合主義ではない、キッチリと待つ身の辛さや待たせる切なさをしっかりと描かれていて面白かったです。兎にも角にもこの2人にはこのまま、幸せでいてほしいですね。

1

孤独なモンスター掲載作だけあって…(;///;)

うわ~~~~~!!!(∩;///;∩)

秒でわかるBL【孤独なモンスター】掲載作とあって、
切ない場面がけっこうあるんですね。でも!!!!
めじろ作品らしい優しさや温もりが溢れててすごい良かった…。

めじろさんの鬼作品は泣けてホッコリして好きだ(;///;)
(この作品が初見の方へ↓)
(「野良鬼拾いました」「鬼が慕うは祟り神」と世界観が繋がってますので合わせて是非)
(作中にチラッと出る伝説の鬼夫婦や烏の話は既刊で読めますよーッ!!)


さてさて。
タイトルがあらすじみたいなものですが、
失恋したヤクザがバケモノのお嫁さんになるお話です(ザックリ)

受け:虎牙はヤクザ組長の妾腹の子。
誰からも疎まれてずっと孤独を抱えて生きていました。

そんな中でたったひとり、
虎牙を気に掛けてくれた人に片想いをしていましたが
その人は組長を愛していると知り、完全に一方通行の恋です。

虎牙は居場所がない組内で名を上げようと
大きな仕事の最中に不測の事態が起こり…。
逃げていると謎の生物によって異世界へと連れ去られてしまいます。

攻め:ぎんはヘドロのような形のバケモノ。
虎牙に向かって「よめ…」「かえってきた…」と繰り返すだけ。
片言しか話せず、最初は意思疎通が出来ません。

人の世から切り取られた次元の狭間で一緒に暮らす中で、
虎牙は何かを忘れている気がしてーーーと展開します。


なにが刺さるって【孤独なモンスター】デスヨ!!!
ぎんは人型を解くとヘドロみたいだし
時々昏~~い目になって虎牙をゾッとさせるんですね。

けれど本質は忠犬ワンコでめちゃくちゃ可愛い。
虎牙に怒られたらピャーッと泣いて、
そっと花を置いて赦しを請う姿のいじらしさ。
虎牙が笑顔になるとぎんもパッと明るくなってですねー。

口数が少ないし言葉も上手く話せないけど
喜怒哀楽がダダ漏れで健気でキュンキュンします。
全身全霊で虎牙だけを求める無垢な存在ってのがもう…。
かわいい。とにかくかわいい。かわいいしか言えねぇ…。

虎牙も虎牙で孤独に生きてきた訳ですから、
こんなに全身全霊で愛されると心が嬉しくなる。
少しずつ絆されていくんですが、そんな簡単な話じゃぁなかった!!!

ぎんが虎牙を「よめ」と呼ぶ理由。
ぎんがヘドロのような形になってしまった理由。
全ての始まりが少しずつ明らかになっていくんですね。
これがめっちゃ良くて幸せだけど切なくて刺さる!!!

ぎんの心の中にトラウマのように残る、
「おいていかないで」
「しなないで」
淋しくてひとりぼっちが怖くて不安で不安で。

個人的に孤独ワードに弱いので涙腺緩みっぱなし。
ぎんの心を支配する孤独が切なくて締め付けられました。

もうね…ホントね…
 虎牙、今までの分までぎんを幸せにしてやってくれ…
 ぎん、よく耐えたね。頑張ったね。良かったねぇぇ!
って気持ちでいっぱいになる(;////;)

で。個人的に本編以上に描き下ろし部分で泣けました。
カバー下含めると20P近く後日談が描かれています。
人間の虎牙が鬼になれるように奔走しててですねー。
ラストまで泣かせてくるけどハッピーエンドです!!!

虎牙が男前な花嫁なところも良かったですヾ(*´∀`*)ノ
ぎんはちょっとぽやや~んとしてるので虎牙がシッカリ者で仕切るのが良き良き。

最後に声を大にして言いたい。
「「「今度こそ永遠に幸せになってくれ~!」」」

7

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