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love lovey
予想外に可愛いしキュンキュンだぞー！
一話無料に釣られて読んでみたら、会社のシャワールームで突然エッチに突入するし、攻めは超チャラくて軽い上にアホ。
で、受けもなんならアホ。
好きな相手がいるはずなのに、そして後輩に無理矢理襲われてるはずなのに、すぐ気持ち良くなっちゃってアンアン喘いでって感じで。
もう、理解不能ですよ。
理解不能なのに、二人のコミカルなやりとりは面白いし、面倒見が良くてしっかり者って感じの受けがグズグズ鼻を言わせながら「立てない」「バカだけど可愛い後輩って思ってたのに」とか泣いてるのがやたら可愛くてですね。
どうにもこの二人の今後が気になって購入しちゃいました。
で、内容としては先輩後輩によるリーマンもので、エロコメディって感じになるんですけど。
自社のマスコットキャラ「らびぃちゃん」の着ぐるみ姿でチラシ配りをする業務で、片思い相手を見られる事を楽しみにしてる桃井。
その後、シャワールームで片思い相手をオカズにオナニーにいそしんでいると、なんと後輩である青島に見られてしまい、更に「興奮してしまったから」と襲われてしまいー・・・と言うものです。
と、あらすじからお分かりいただけると思いますが、完全にエロ先行、そしてライトなノリのお話なんですよね。
また、後輩である攻めがとにかくチャラい。
えーと、返事が「マジっすか！」って感じの、よく社会人をやれてるよなぁってタイプなんですけど。
で、そんな後輩に若干振り回され気味の、面倒見の良い主人公。
いや、これ、面白いのが、彼もまたなかなかの変態だってところなんですけど。
こう、ゲイである彼は、好きな相手で妄想してオナニーに励むうちに行為がエスカレート。
かなりの自己開発に至っちゃったと言う。
まぁそんなワケで、(自己)開発されつくした彼の身体ですが、攻めに襲われてアッサリ気持ちよくなってしまう。
ここから、やたらエッチを迫る攻めと、流されやすい主人公の組み合わせなので、二人は何かとセックスする関係になって・・・と言う流れ。
これ、完全にエロ特化に思えるでしょうが、エロだけじゃなく二人のラブがちゃんと描かれててキュンとさせてくれる所が上手いんですよ。
えーと、攻めがね、チャラいしかなりのアホだけど、その分真っ直ぐだし、何より打たれ強いんですよね。
駆け引きとか無しで、好意をストレートに伝えてくる。
また、受けですが、意外と男前なんですよ。
彼は童貞を拗らせてて、しかも恋愛に対して夢見がち。
最初こそ攻めとの関係に戸惑いますが、真っ直ぐな好意を向けられ続けるうちに、どんどんほだされてゆくのが萌えて。
こうベタだしありがちではあるんですけど。
受けの元々の片思いに関しても。
ただ、この心情の変化だったり二人の日常がとにかく可愛いぞー！と。
あとこちら、繰り返しになりますが、二人のコミカルなのに妙に心に残るやりとりが楽しいです。
青島(攻め)との事で悩む桃井(受け)が、仕事でミスをしちゃうんですよね。
そんな桃井のミスを、明るくフォローする青島。
これね、「彼氏(暫定です)なんだからもっと頼って欲しい」と言う青島に対して、桃井の告げる「そういうのは違うと思う」ってセリフが素敵だと思うのです。
ミスをカバーして貰うのも、付き合ってるからと甘えるのも違うと。
そして、例え彼氏じゃなくても、青島はこうして手伝ってくれただろうと。
ちなみにこれ、青島の返事の「んー、好きな子じゃなきゃ速攻帰りますね！」に吹きましたよ。
いかにも、こいつのいいそうな事だけど。
いや、ビックリするほどブレないですよね。
ストーリーが進む中で、チャラさが鳴りを潜めていったりしない・・・。
そんな感じで、ひたすらエロ特化かと思いきや、予想外に可愛いしキュンキュンさせてもくれるお話で、拾い物でした。
エロ先行だしキャラが強烈なので、合わない方は合わないだろうとは思うんですけど。
ドタバタな恋模様
はじめましての作家様。
絵柄はちょっと好みとは違ったのですが、お話しのテンポが良くてさくさく読めます。
チャラ生意気な会社の後輩の青島に社内でのひとり遊びを目撃されてしまい、そのまま成り行きで抱かれてしまった桃井。
恋をしている桃井に惚れて、思いの外開発済みだったエロい身体にハマり、軽いノリであっという間に懐へと入り込み、『押しながら推す』という青島のアプローチが小気味良い。
喋り方はちょっと生意気なんですけど、あのチャラさで家事スキルが高いのもまたニクい。
桃井のストライクゾーンは胸毛から爽やか系までと幅広めでした。
自分を抑えがちで恋愛初心者なのにひとり遊びだけは上級者になってしまった桃井には青島くらい強引に引っ張っていってもらうのが合っているなあ、と思いました。
クソうさ…、もとい、マスコットキャラの宇宙ラビットらびぃちゃんのなんとも言えない表情がゆるシュールでお気に入りです。
らびぃちゃんの存在がところどころで効いていました。
大人なのに学生みたいな青臭さや、冒頭からヤることはヤッているのにキスではわついちゃうような甘酸っぱい感じもあって、ふたりのドタバタな恋模様を楽しく読ませていただきました。
