「撮り切るまでは、あの人は俺の恋人」 超人気俳優×新人俳優

25時、赤坂で【BLCD】

25ji akasaka de

25時、赤坂で
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神92
  • 萌×27
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

15

レビュー数
13
得点
500
評価数
103
平均
4.9 / 5
神率
89.3%
著者
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
脚本
茶乃原ゆげ
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
フィフスアベニュー
シリーズ
25時、赤坂で
収録時間
113 分
枚数
2 枚
ふろく
フリートーク
あり
発売日
JANコード
4580166733487

あらすじ

新人俳優の白崎由岐(26)は、大学の先輩で超人気俳優の羽山麻水(28)と
同性愛ドラマで共演することになった。
ゲイ役の芝居感が掴めない白崎は、男に抱かれてみようとハッテン場へ。
そこでなぜか羽山に捕まり、相手を買って出られる。
即物的に始まった関係だったが、精緻な美貌と圧倒的なオーラの羽山に
甘く、心ごと抱き込まれ、白崎は恋心を自覚した。
しかしドラマ撮影は終わりに近づき――。

同性愛ドラマ撮影中の恋。
2枚組み仕様でドラマCD化!

表題作 25時、赤坂で

羽山麻水 → 佐藤拓也

白崎由岐 → 斉藤壮馬

その他キャラ
佐久間[小松昌平]/ 牧田[土田玲央]/ 監督[松田修平]

同時収録作 Bonus track①「あの日のその後」/Bonus track②「パリにて」

羽山麻水 → 佐藤拓也

白崎由岐 → 斉藤壮馬

レビュー投稿数13

劇中劇はやっぱり最高でした

原作未読です。劇中劇がある作品を調べていたところメインが二人とも俳優という本作に巡り合い、ドラマCDの3巻発売を機に1巻から3巻まで購入しました。一言で言うなら、良い買い物をしました。素人にも違いが分かるように演じてくださるキャストさんに感謝の気持ちでいっぱいですね。聞いてるだけで「今は〇〇を演じている時だなぁ」と分かるので物語に入り込みやすかったですし、BLCD向きの原作だと思いました。原作も買ってあるので3巻まで聞いてから読もうと思います。

白崎役の斉藤さんは場面展開やシチュエーションを聞き手に分かりやすく表現されるのが得意な役者さんなので、今回も音声化ということで音声だけでしっかり伝わるように配慮して演じてくださったと思います。劇中劇のシーンでは「良い演技とはこうだよね」と多くの人が思えるようなものを提供しつつも、ドラマCDとしては白崎というキャラクターが成長する物語になっていました。Hシーンでも状態が分かりやすいんですよね。後ろに入ってる時の方が重めな息というか、ここまで配慮してくださるのは本当に助かります。コメディタッチな描写やエッチなシーンが続いた後の「人を好きになるってこんなに浅ましい気持ちなんだ」というセリフには胸が苦しくなりました。
羽山役の佐藤さんは眠い時の吐息が甘い&エロいでテンションが上がりました(笑)。あと、羽山は本作では外側から見えるイメージが先行していて、白崎目線で語られるがゆえにミステリアスな印象が強いのですが、セリフに妄想の余地を残すというか、聞いている側がどうとでも取れるように演じてくださるので羽山の人物像をイメージしやすかったです。そのおかげで繰り返し聞いてもキャラクターのイメージが壊れず、後半に羽山の語りが出てくるのですが、そこまで実態が分からないという物語の構成にも合っていたと思いました。伏線を意識されているのか最後の絡みが本当にエロくて、このメリハリを違和感なく演出できる佐藤さんの実力に感動しましたね。

ちなみに構成(脚本)も良かったです。
気持ちが通じ合った後のHシーンは最高なのですが、白崎が男前すぎて甘いラストに持っていくには難しかったと思います。なので本編ではあえてHシーンをフェードアウトさせて、BonusTrackで外出しする構成にしてくださったことで聞きやすくなったと思いますし、本編も綺麗なラストになったように思います。個人的にHシーンのフェードアウトは許せないのですが、本作は意図して上手く使っているので問題ありません。文句なしの★5です。

0

うむむ

佐藤拓也さん、斉藤壮馬さん、というコンビなので聞かねば!と久しぶりに新品購入しました。

原作も既読です。
お二人の演技はそれはもう、神レベルなんですが、、、
原作を読まずに聞くとちょっと辛いかな?と思います。お話の流れ上、というか二人のキャラクタ上、間が多いんですよね、多分。
なので聞いていると間伸びして聞こえてしまう。空白の間が保ててないというか、シーンの切り替え時なのか、二人の会話の間なのかわからないところも目立ったように思います。そこが残念。
コミックスのCD化は難しいのだろうな。特に作品上、目がポイントだったり、劇中劇のシーンがあるせいで音声では難しいのかも知れません。

でも、佐藤さんの声には癒されました〜。

後、原作の好み上、昔のドラマCDを聴くことがほとんどだったので、BGMやSE音が進化していて(笑)とてもリアルに、自然?に感じました。これって最近のはみんなこんな感じなんでしょうね。多分。

1

キャスティング満点

さとたくさんの声も斉藤さんの声ももう大好きなので終始耳が幸せでした…それだけで神評価にしてレビューを終えてもいいのですが、ちゃんと書こうと思います(笑)

正直 キャラのイメージとキャストさんがあってるかと言われると「?(はてな)」でした。
個人的に麻水はもっと美人な声で、逆に白崎はもっと素朴な声のイメージがあったんです。
(さとたくさんの声綺麗でめちゃくちゃ好きだけど美人かと言われると違う)

でもトラック1での酔った時の麻水の声がもう色気がダダ漏れすぎてそんなのどうでも良くなりました。そのあとのリップ音とかもまあすごい、エロい…さとたくさんの声ってどちらかというと高めな声だと思うんですけど、なんか色気があって不思議…本当にいい声だ…
斉藤さんの漏れ出る声ももう良すぎて…それ以外の演技もまあかわいい…一応原作は2巻発売時に読んでるんですが、白崎ってこんなにかわいかったっけ?と思いました。
佐藤さんも斉藤さんもイメージと合ってるかって言われるとそこまでドンピシャでもないんですが、これはこれでめちゃめちゃいいので問題ないです。
正直トラック1で神評価が決まってしまった…
その後も良すぎた。劇中劇?にあたるドラマ撮影シーンも明らかに麻水と白崎なのに、素の2人とは違ってなんかもう声優さんってすごいなと…

キャストトークで「息遣いとかにも気を使う繊細なお芝居だった(意訳)」とおっしゃられていたのですが、お二人とも綺麗で艶があるお声なのでそういう繊細なお芝居がとても合ってました。これはキャスティング満点。原作のキラキラした繊細な雰囲気(語彙力がない!)をここまで出せる声優さんは他にいないと思います。声のイメージは違ってもこれはこれでいい!と思えた作品は初めてかもしれません。それぐらいよかった。

あと、特筆するとすれば、絡みの時の演技でしょうか。 斉藤壮馬BLCDコレクターとしては、本作めちゃめちゃ良い!です!
やっぱりさとたくさんがお上手なんでしょうね。2人とも息ぴったりなので相乗効果で元々最高な2人のお声がよりよく聞こえました。BLCD受けに注目しがちだけど攻めめっちゃ大事。
(さとたくさんってなんでこんなに上手なんですかね、何やってもめちゃめちゃ良いんですけど…)
白崎がまだセックスに慣れきっていない感じなのと原作の雰囲気がしっとりなので、絡みもしっとりめな感じで白崎の声もそんなに大きくないのですが、斉藤さんこういうのもいいんだよなあと…別作品で結構喘ぎある子とかもやってらっしゃいますが、しっとりな斉藤壮馬が好きだ(大の字)

最後はキャストさん語りになってしまいましたが、とにかくめちゃめちゃいいので買ってください(急に雑)

1

原作既読ですが、違和感なく楽しめました。

原作シリーズをずっと拝読しております。
好きな作品が好きなキャストさまでドラマCD化ということで、
間違いはないだろうと思いながらも、どんな感じになるのかなと思っていました。

CDは持ちたくない派なので、じっとりと待ち続け、
めでたく配信サービスで無事視聴できて一安心です。

結果からお伝えしますと、
原作の独特な余白というか、間、世界観を活かしつつ
「音声」ならではの魅力も活きていて、とても良かったです。

羽山さん役として、いつも聞きなれている佐藤さんのお声とはちょっと違う、少し冷たさも感じるトーンが、透明感があって美しくて良かったです。
えっちな場面で白崎くんを気遣う声にキュンキュンしちゃいました...!

斉藤さんの白崎くんは、体温をしっかり感じさせるお声で、キャラクターの魅力を引き出していると思いました。(原作は羽山さんが美し過ぎてそっちに気をとられていたので...)酔っ払いの演技が可愛すぎて...!!思わずなんどもリピしてしまいます...(すき)

作品の雰囲気を壊さず、さらに魅力を添えて描かれていたので
さらに作品の魅力を再発見できたようで、嬉しかったです♪

0

丁寧な心理描写

まず、この作品の魅力は声優さんが俳優というキャラを演じ、そのさらにキャラが俳優としてドラマで、演技してる二重の演技の演じ分けだと思う。
特に白崎役の壮馬くんは、才能が開花するまでモブっぽく演じないといけなかったらしく、そこから、俳優スイッチ入ってからの演技の切り替えが素晴らしい。
ストーリーの進行度合いでキャラの熱度と、キャラの演じているドラマの恋愛の熱度が違ったりするのね。それがなんか新鮮だし、凄い声優さんが気を使って丁寧に演じてるのが伝わってくる。
あと、台詞の練習してたり、同じ台詞が、本番と、台詞の読み合わせのときとかで、
言い方が変わってるのがお見事。

あと、羽山役の佐藤拓也さん、リップ音やら、寝息が色っぽい色っぽい。
吐息で、色気のある大人の先輩俳優感半端ない。
羽山がひたすら色気を振り撒いてる(笑)

ボーナストラックについてだけ不満。
ボーナストラック前にタイトルコールがあってのボーナストラック。
ボーナストラックいれるくらいなら本編に足してほしかったなー。
ストーリーの途中にタイトルコール(冒頭以外で)入るの嫌いなんでそこだけが残念。

3

少し批評あり

元々原作の絵がすごくまつg綺麗で
絵で補完している部分などCDでどれだけ再現できるのだろうかとか色々不安はありましたがとっても良かったです。ダントツにリピートしています。

斉藤さんは発表される前からこの人しかいないと個人的に思っていたのですっごく安心して聴いてました。生意気なところとか美少年なところとかこの声優さんでこの界隈だともうこの人しかいない……。

そしてほんっとに神評価三昧でこのレビューをするのか考えたのですが
どうしてもいいたかった。
BLCDそのもののクオリティが高かったがゆえに気になった。


羽山(cv佐藤拓也)がどうしてもホストにしかきこえん問題。自分が。

原作読んでいた時は2巻も含め羽山は
普段は表情はだしているがそこまで感情はあまり表にださない、何を考えているかがどことなくつかめないという印象。

ですがCDの羽山はそのわりには白崎に呼びかける台詞などがどことなくホストっぽいというか……感情がよくわかるようになっている。音声なのでわかりやすくしてくれているといえばきこえはいいけれど

かっこいいというよりハンサム……?

羽山がしゃべる度に
たまにハマるけど
……ん?を繰り返してました

個人的見解なのでもしかしたらそーいうキャラなのかもしれないですが…
佐藤さんがすごく色っぽい演技をなさる印象なのでやはり一言一言がちょっとニュアンスが違うというか……
もしかしたら多数やられてきているのでこーいう時はこうするみたいなのが本人の中で確立しちゃってんのかなぁ
うーん難しい……

とはいえ
BLCDとしては聴けば聴くほど良い点がいくつもでてきて
やみつきになるスルメCDです。

結論 原作もとても良いがCDもまた違う別の良さがあったという感じ(?


特に某30歳ドラマなどがはやっているこの波でこのジャンルのBLCDは
いろんな意味でときめきそうなのでおすすめだと思いました。

2

クオリティの高さに震えます

原作の大ファンであり、かつキャストさんの大ファンでもあります。制作発表時、お知らせツイートを見て震え上がりました……。絶対に素晴らしい作品に仕上がるだろうなと期待していたのですが、期待のはるか上を行くクオリティの高さで、さらに震えました。

夏野先生の原作は、とにかく瞳の美しさが秀逸で、その瞳で語るシーンが多く、すてきなお話だけれどドラマCDにはあまり向かないかもな……と思っていました。しかし今回、素晴らしいシナリオでなんの不自然さもストレスも無く、原作の細かいニュアンスまで余すことなく音声にして頂けました。
キャストさんの演技はもちろんですが、BGMやSEもとても作品に寄り添っていて、聴いていて心地良かったです。細部まで丁寧に作り込んでくださったのが、原作ファンとしてとても嬉しかったです。

斉藤壮馬さんの由岐くん。素朴さがとても良くて、そこから拓海として演技しているときや色っぽいシーンへのギャップが素晴らしかったです。由岐くんって絶妙にズレているところがあると思うんですが、そこが嫌味なくさらっと自然に表現されているので、ツボにはまるな〜と感じました。色っぽいシーンでの吐息がもう、本当に色っぽくて……生々しくて……頭を抱えます。可愛いです。さすがです。

佐藤拓也さんの麻水さん。実は、原作を読んだときからわたしの脳内CVキャストは佐藤さんで、それが念願叶って、脳内再生していたものよりさらに確実に麻水さんで、感謝の気持ちが溢れました。本当に佐藤さんが麻水さんで良かった……。少し気だるげな話し声や、涼ニとして演技しているときの声、どれもセクシーでイケメンです。寝息すらイケメン。寝息、何度も聴けます、幸せです。一方で、テンション上がるところはしっかり上がっていたり、由岐くんのことで動揺しているところは本当にぐらぐらになってたり、個人的に思い描いていたものよりもぐっと人間味が増していて、麻水さんの人としての可愛らしさがメキメキと上がりました。ありがとうございます。最終回の「やだ」は倒れますよ。

本当にどこを取っても「素晴らしい!」しか出てきません。丁寧に丁寧に作り上げてくださって本当に嬉しいです。音声だけで、または原作を読みながら、何度でも繰り返し聴いて楽しめると思います。
原作はまだまだ続いております。続編のCD化、期待して待っています。是非お願いします。

コミコミさんの特典の小冊子は色っぽいシーンでにやにやしてしまいました。色っぽい二人が見たい方はぜひ。
ホーリンさんの特典のリーフレットは日常を切り取ったシーンでにこにこしました。可愛い二人が見たい方はぜひ。
フィフス公式さんの特典のキャストトークCDは、とても内容の濃いお話をしてくださっています。作品のことをじっくり語ってくださるお二人なので、原作ファンとしても嬉しかったです。テーマトークではお二人の"初めて"についてのお話も……ここで中の人関連の某アイドルファンであるわたしは撃沈しました。にこにこしてしまいます。必聴です。

22

満を持して

原作の大ファンです。
こんなに人気なのにCD化まだかなぁと思っていたのですが、本当に最高な配役で…待った甲斐がありました(涙)

お二人のBLCDはそれぞれ何枚も聴いていますが意外にも絡みは初なんですよね。
それも楽しみの一つでした。

壮馬くん演じる由岐くんは良い意味で癖がなく、素朴で素直な感じが出てて良かった。高すぎず低すぎないトーンで聴きやすいのに、性に対して正直なところとかは可愛く演じられてて流石プロ!と思いました。

さとたくさん演じる麻水さんは飄々とした雰囲気を醸し出しながらも色気がすごかったです。漫画の中でのキメ台詞的なときのお声が本当にセクシーイケボで…分かってらっしゃる……。囁くようなお声がたくさん聴けます。

そしてお二人の絡みがすごく上品なえっちというか、、吐息もリップ音も堪え切れないような喘ぎ声もしっかりえろいんですけど、原作の雰囲気を壊さない上質さがあり最高でした。

番外編も2つ収録されており、原作と合わせて何回も聴きたいと思える内容でした!

18

リピートが止まらない

夏野先生作品の独特の透明感+役者の話+劇中劇を音声のみでしないとならないというのはかなり難しいのではと思っていましたが、流石声優さんですね。期待以上の素晴らしさでした。
斉藤壮馬さん出演のBLCDを初めて購入したのですが、ちょっとぶっきらぼうで頑固だけど可愛らしい由岐にぴったりですし、麻水役の佐藤拓也さんは最初、少しイメージと違うかなと思ったのですが、グダグダな麻水の声を聞いた瞬間「あ〜!羽山麻水だ!」と衝撃を受けました。
作品自体そんなにハードなシーンがないにもかかわらす、濡れ場(+そこに持っていくときの空気感)の色気がすごかった。
(主役二人もそうですが、個人的に佐久間くん役小松さんがまんま佐久間くんでニヤニヤしました)
作品自体とても丁寧な作りなので原作未読でも十分楽しめると思いますし、原作を既に読まれている方は確実に悶える作りになってます。リピート確実です!

18

笑顔になれます。

声優さんお二人が好きで、お二人メインの作品がないのはどうしてだろうと、聴きたいなと思っていましたが、夢が叶いました。原作未読なのでお話はどうかなと少しだけ不安もありましたが、とても素敵なお話で一番最初に聴いた時は嬉しさのあまり泣いてしまいましたが、楽しいシーンやお二人の演技も明るく、斉藤さんはあんなに砕けた感じは聴いた事がなかったので、とても楽しく、ついにこにこして何回も聴かせて頂いています。

シリアスなお話なのかと思っていましたが、明るくてテンポが良かったですね。佐藤さんも本当に終始優しく、たまに茶目っ気もある演技で何度も胸を撃ち抜かれました。控えめにいってお二人共最高です。他のかたのレビューで、お二人の演技以外にも素晴らしい点があると知りました。私のようなお二人のファンのかたにも沢山聴いて頂けたら良いなと思い、レビューを書かせて頂きました。原作も読ませて頂きたくなりました。そして、続編のcdもあると良いですよね。

18

興奮の醒めない昼のゆめ

原作既読です。
ストーリーは勿論ですが、それに加え由岐の芯のあるキリッとした声と麻水の感情を抑えた声がキャラクターの言葉に色を乗せていく様子が素晴らしかったです。
特に劇中劇の昼のゆめのシーンは本当にドラマとして見てる気分になれました。
耳で演技を聴いているだけですが、キャラクターの気持ち、表情が見て取れるようで、原作の漫画同様、一度ならず何度でもリピートできます。
今回のCDが2枚組で1巻の内容を丸々余すことなく、じっくりと演技していただいているので、より2人が真昼の日差しの暖かさのようにゆっくりと愛を育んでいく様子を楽しめました。
耳が幸せとはこの事か、

16

抑えめな演技が良かった

原作既読です。
原作が好きなので音声化楽しみにしてました。
人気俳優の羽山を演じる佐藤さんに、新人俳優白崎を演じる斉藤さん。
お二人ががっつりとご一緒するのは初めてと聴いてちょっと意外でしたが、とっても息のあった掛け合いで聴いていてとても心地良かったです。
人気俳優だけど実は結構一途だった羽山が佐藤さんのいい声で、とても優しくて素敵でした。
そして相手役の白崎ですが、最初つかみどころなくて独特な感じだったけれど羽山からもいい影響を受けてどんどん成長していく様子をドラマCDの中で斉藤さんが本当に短い時間の中でちゃんと変化を感じさせてくれる絶妙なお芝居で、物語の世界に浸ることができました。
最初は演技の勉強も兼ねて羽山にレクチャーしてもらう名目で愛し合っていたけれど、だんだんお互い気持ちが盛り上がっていく様子など相変わらずお二人お上手だなと改めて感じました。
斉藤さんのお芝居から出る色気って本当に演技とはいえとても幸福感が伝わってきて、こちらも幸せな気持ちになれるし、佐藤さん演じる羽山もとにかく白崎に対して優しいし、大事に大事に扱っているところにキュンとします。
原作未読でも楽しめると思いますが、原作と合わせて聴くと更に楽しめます。
公式通販のキャストトークでは作品への愛に、BLCDに初めてメインキャストで出たときのお話もチラっと聴けたりしてとても楽しい内容になっているので、これから購入検討されてる方はそちらもおススメです。

何回もリピートして聴きたいCDでした。

18

人気俳優の色気のある寝息と繊細なSEで優勝

なんというか、身も蓋もないレビュータイトルで申し訳ない。
でも、本当に良かったので…良い男の鼻から抜けるような息って、鼻息だけでもこんなにも色気があるんだなって。すごかった。とにかく聴いてほしい。
美しい顔の人気俳優の息だった。

CD2枚組のボリューム。夏野先生の原作が好きなので、これは買うしかあるまいと購入。
お話の流れが聴きやすいよう、細かなセリフの追加やモノローグの順番の入れ替えなどはありますが、不自然さはなく原作通りの内容でした。
原作の空気を大切に、繊細に、丁寧に作られた作品だと思います。
以下、普段声優さんにはあまり明るくない者のレビューとなります。
興奮のあまり長くなってしまいました。

耳で聴く新鮮さを楽しみたかったので、視聴など前情報を入れずに購入し聴き始めたのですが…
実を言うと、白崎役の斉藤さんも羽山役の佐藤さんも、ちょっと自分がイメージしていた声とは違うかなあと思ってしまったんですね。
佐久間役の小松さんが1番理想に近い声だったかもしれません。本当にぴったりでした。
ただ、不思議なことに聴けば聴くほどピタリとハマるというか、シーンが進むにつれて「あれ?やっぱり2人ともぴったりかも?」となっていく。
お2人の声の相性がとても良くて聴き心地が良かったです。

特に佐藤拓也さん。白崎視点でお話が進むのもあってか、序盤は羽山麻水という人がよく分からない感じがしたんです。体温が感じられないというか、距離が遠い存在というか、そんな感覚。
だからイメージと違うと感じたのかも?
ところが、白崎との距離が少しずつ近付いて、気安いやり取りが出て来ると一気に「ああ、麻水さんだ」と、頭の中で想像していた羽山麻水がポンと出て来る。
うーん、声優さんって本当にすごいです。

scene1の酔った勢いでの短い濡れ場が濃厚になっていて、これは…いけないものを聴いている気分になりますね…
このシーンだけではなく、他のシーンもすごかった。こんなに色っぽいリップ音、ありますか…?
佐藤さんの酔った演技と眠た気な演技がとんでもない色気で、スコーン!と頭を殴られたかのようでした。
なんだろうなあ。ふとした時の演じ方がものすごく色っぽいんです。眠た気な羽山の破壊力ったら!
息の抜き方ひとつひとつが色気の塊でしかない。こんなの好きに決まってる。
色気だけではなく、どこか可愛らしさも感じてしまうような…原作でも不思議な魅力のあるキャラクターでしたが、ドラマCDでも見事に再現されていたように思います。
佐藤さんが羽山で良かった。

白崎役の斉藤壮馬さんは何度か別作品でお聴きしたことがあって、とても丁寧な演じ方をされる声優さんだなと感じていたのですが、今作でも非常に素晴らしい演技の数々を堪能させていただきました。
羽山に対して、敬語の合間にちょっとくだけた「〜ねーよ!」な物言いになる白崎くんの口調がなんだか普通の男の子感があって好き。
彼らしい、気性の真っ直ぐさが伝わる演技も素敵です。
個人的にはやはり、白崎くんが次第に役者として覚醒していく様が好きでした。まるでシンデレラストーリーを聴いているかのよう。
周囲が息を飲んだあのシーン、音の余白も含めて素晴らしかった。
聴いている内に白崎くん…というか、白崎くん演じる拓海がどんどん可愛くなっていくんですよね…いや、どっちも可愛くなっていった気がする。
白崎くんと拓海の演じ分けもすごく良かったなあ。2人ともちゃんと役柄に切り替わってるんです。
「昼のゆめ」が見たくなりました。

どのシーンもとっても良かったんですけど、中でもscene5は2人とも可愛いやらなんやらでどうにかなりそう。好きが詰まってた。
Bonus trackはより濃厚になっているので濡れ場補完はぜひこちらで。
いやあ…言葉にならない…最高でした。
結論としましては、どの声優さんの演技も素晴らしかったです。キャラクターに息を吹き込んでくださって本当にありがとうございます。
Disc2に短めのキャストコメントもあります。

そして、声優さんの演技が素敵なのはもちろんなのですが、個人的には同じくらいSEが良くて感動してしまった。生活音がリアル。
ドライヤーをかけるシーンの音が、温風が出ているよくあるブォー音ではないんですよ。ちゃんと髪の毛を乾かす時のドライヤーを振っている動きを感じられる音がするのがすごい。
耳元で羽山麻水が白崎由岐の髪の毛を乾かしてる。
濡れ場のSEもすーっっごく色っぽい。
とにかくもう、まずは聴いて欲しい気持ちでいっぱい。聴けば分かります。
羽山と白崎の自宅のインターホンの音が違ったり、細やかなお仕事が本当に素晴らしかったです。

こちらの作品だけでも混乱せずに問題なく聴けるかと思います。
ですが、まずは音声だけで。その次は原作を片手に聴くとより楽しめるかなと。
原作の独特の間合いと余白を、呼吸だったり音で繊細に引き算で表現されているなと感じます。大満足の2枚組でした。

声優さんがお好きな方は期間限定特典トークCD付きのフィフスアベニュー公式通販を。
(作品愛にあふれた素敵な内容でした)
原作ファンの方はコミコミスタジオさんでの購入がおすすめです。

26

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