Daisy Jealousy

Daisy Jealousy

Daisy Jealousy
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神241
  • 萌×297
  • 萌53
  • 中立15
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
54
得点
1767
評価数
416
平均
4.3 / 5
神率
57.9%
著者
おげれつたなか 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
¥809(税抜)  
ISBN
9784799748589

あらすじ

不器用で部屋も汚くて鈍感で、 でも5年間、俺だけを好きだった。 専門時代、才能に嫉妬していた相手・要と 社会人になり再会した三咲。 学生の頃、キスしてきた理由を聞きだしたところ、 「キスなんて好きだから以外の理由はないだろ」?と 何やらお怒りのようで…? 一途に愛を捧げる天才型童貞攻×努力家な嫉妬型パンピー受 描き下ろしはギョーカイ飲み会

表題作Daisy Jealousy

要,リーマン,モデラー
三咲一馬,モデラー,リーマン

その他の収録作品

  • Daisy Jealousy after (描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数54

この描写はこの方しかできない

おげれつたなか先生の作品はほとんど所持しています。
エスケープジャーニーは学生の恋愛、こちらは大人の恋愛という印象です。
しかし、どちらもやっぱり神。
個人的には社会人の辛さ、もどかしさ、才能への嫉妬、学生との違いなどが丁寧に描かれていた今作が一番好きです。
どれももちろん最高の作品なのですが…切なさや感情にリンクするところがあってどっぷり浸かりました。
あとやはり描写ですよね…。

みなさんは涙が零れる前の瞳を見たことがありますか?

私は涙が零れる目は見たことありますが、零れる前の瞳の表現は見たことがなかったので、その瞳の美しさだけでページを捲る手が数分止まりました。
構図もすごいところがあって、こんなページの使い方をするのか…と毎回度肝を抜かれている気がします。

やはり輝く才能を見せられる側というのは葛藤が多いです。
これが受けの方で本当に良かった。
いや、こんなキャラを作り出したおげれつたなか先生はやはり化け物だ。

そう、思わせられざるを得ない作品でした。

最近はBL離れしつつあるも久しぶりの良作に出会えて、やっぱりBLはいいなと思った私でした…。

0

嫉妬心の切なさと醜さ

面白かったです!やっぱりストーリー進行が丁寧な作品は充実感が違いますね。恋愛の嫉妬と才能への嫉妬と入り交じり、当て馬はいないのになかなか複雑な恋愛模様でした。

【ゲームが大好きな三咲はゲーム制作業界での仕事を目標に専門学校へ通っていた。そこには才能溢れる要という同期がいて、ある日をきっかけに三咲と要は仲良くなる。要の才能に嫉妬する気持ちをもて余した三咲は卒業と同時に疎遠になるが、数年後、同じ仕事を要と一緒にすることになり…】

要が、見た目かっこいいのにコミュ障と分かる描写、さすがです。こういうオタク男子、いそうですよねぇ(笑)三咲の一生懸命さとか可愛らしさもすごく伝わってきて、まずはこの2人の人物像に惹かれました。

お話のメインテーマは『嫉妬』と言っていいでしょう。恋愛の嫉妬は愛しささえ感じるのに、才能への嫉妬はなぜこんなにも醜いんでしょうね。この2つの嫉妬が絡み合うので、読む側の精神も切なくなったりどんよりしたりと忙しいものでした。

最終的には、好きな気持ちも憧れも手放さず、諦めないことを選択した三咲。嫉妬心は多分消えることはないと思うけど、それを活力に要と一緒に頑張ってほしいな。そんな風に仕事も恋も応援したくなる2人でした。

0

ゲームプログラマー同士

ちょっと珍しいお仕事設定でした。
ゲームプログラマー(?)を目指す専門学校生同士、でも圧倒的な実力の要に対して、どうしても嫉妬してしまう三咲。
けれど要は、見た目はイケメンだけど性格はひきこもり気味で人付き合いも苦手。本当に奥手なのに、三咲と仲良く鳴ろうと必死で。。

恋愛対象と仕事のライバルが同じとき人はどういう行動をとるか?というテーマに沿った作品。

分かりやすく嫉妬し、一時はすべてをなげうってしまう三咲ですが、やはり自分の芯にある好きなことを思い出して再生する。

才能に恵まれたイケメンがただ一途に自分を好き、という少女漫画的なくすぐり要素もあり。
最後に自分を認めることが出来た三咲に拍手でした。
HはかなりHでした。

1

近いようで遠い存在

男の嫉妬は女の嫉妬より根深いと。とある識者がテレビで言っていたのを聞いたことがあります。男性は人生がかかっているから全身全霊で嫉妬の炎をメラつかせるんですって。
聞いたときすごく納得しました。


この作品も、タイトルに既に掲げているように「嫉妬」が1つのテーマになっています。才能ある同級生への嫉妬と恋心が絡み合い、複雑で繊細、切なくて辛い気持ちの波がことごとく襲います。

才能と努力はときに対極に扱われますが、才能ある人間が努力をするとどうなるか。
それはもう無双状態です。
努力だけではどうにも越えられない大きな壁がとなり、嫉妬の感情を抱かせてしまう存在になります。

才能と努力の男・要に惚れられた三咲が、彼の才能を認めながらも嫉妬し、大好きなゲームの世界から逃避するほど自分を見失っていく姿…落ちっぷりは胸が締め付けられました。

2人で一緒に好きなゲームを創り上げていた楽しい時間は嘘でも幻でもない、間違いなく真実。なのに、要の才能の域に自分が到達できない惨めな気持ちが、ゲームが大好きだという気持ちも、要を好きだという気持ちも否定することになるのはとても悲しいことでした。

最初、こんな有能な男が自分に惚れてるって気分が良い〜みたいな三咲の感情の見え隠れにムッとしましたが、三咲本人が自覚出来ないところで要への好きがちゃんとあったんだと知ったとき、なんて不器用でしょうもない…でも人間味溢れた素直なヤツだなぁなんて思ったりもしました。

嫉妬もそんなに悪いことじゃないんですよね。
要への劣等感があったから三咲も上を目指し頑張ったモチベーションになったわけだし。
同じ業界にいるだけに、要があまりにも傍にいたから比べてしまう気持ちは理解できる。

近いようで遠い存在の要に、どう向き合えば良いのかようやく分かった時の三咲の表情がとても素敵でしたね。憑き物が取れたような清々しい三咲の顔が、これからの未来が明るいものだと予感させました。


三咲をずっとずっと想い続け見守って、変わらない目標を抱き続けた要の熱い想いにも心打たれました。
自分の存在自体が三咲を苦しめているかも知れないと思ったとき、かなり傷つき悩んだことでしょう。好きな気持ちを諦めず、三咲が戻ることを待ち続けた強い気持ちが届いたんだなぁと思ったら、忍耐って大事!(うんうん)


ゲームが大好きで、同じ目標を持っていて、一緒に創ることが楽しいと思い合ってる2人なので、先のことはもう心配ないステージまで上がって安堵です。
三咲の気持ちの揺れ動きメインの中、要の気持ちが揺るがなかったところが私にとっての大大大萌えです。

2人のイチャイチャシーンも最高です。絵が美しいのに加えて感情溢れた描きに魅了されました!


発売から約2年半。気になっていた作品でしたがようやく読めることができて嬉しいです。

0

めっちゃ好きです

もともとおげれつたなか先生の漫画は大好きなのですがこの漫画は特に特に特に好きです。
元々は同じ大学の同級生同士ですがメインは大人になってからです。
一途童貞×ノンケパンピ。
そして攻めが童貞で受けが非童貞です。大事なので表記します。
受けが攻めの才能に劣等感を抱いているのでその感情でごたついて何度かすれ違うのですがもうその度に泣いてしまいました。
全編を通して本当に最高だったのですが最後ちゃんとくっついてからが少し短かったのだけが残念でした。すっごいかわいいからもっと読みたかった‪……もうあとは満点です。

0

悔しさの心情描写が秀逸

 やっぱりおげれつ先生の作品が好きだなぁと、改めて思わせてくれた物語でした。今作はゲームクリエイター同士という組み合わせ。ゲームは身近でも実際に創っている人達はまだまだ遠い存在というか、素人にはあまりイメージが湧かない職種ですよね。専門学校での学びを経てからの就職、役割分担、進行方法など、仕事面もかなりリアルに描かれていたのが印象的でした。

 ゲーム好きとして最高に良いものを創りたい。ただその一心でクリエイターを目指してきたはずなのに、どれだけ努力しても追いつけない人がいる。視界から遠ざけようとしても狭い業界では無理な話。要が全然怒らない良い人なだけに、三咲が簡単には自分の悔しさや焦燥感をぶつけることができず、何度も同じループを繰り返してしまうところにとても共感しました。

 でも、ずっと悔しいと感じるということは、それだけ三咲のゲームに対する情熱が本物であるということですよね。何度も悔しがる三咲が、私は仕事に常に本気ですごく格好いいと思います。そんな彼を長年一途に想い続け、遠ざけられても態度を変えず、三咲はいつでも自分の隣に立つことができると信じていた要の大きな愛に胸が熱くなりました。

0

共感できない

エスケープジャーニーが割と好きなので読んでみました。

皆さんおっしゃっているように嫉妬心とかめちゃくちゃリアル!
……なんでしょうけど、個人的にこういう感情を他人に抱いたことがないので共感できず。
仕事のことをまったくわからないまま読んだのが余計にまずかったのか?
最後の用語解説見るまでモデリングすらわかってなかったので……調べることすらせず本当すみません。用語解説なかったらそのまま終えるとこでした。

また最近はゆっくりじっくり進む系の話ばかり読んでいたせいか、展開がとても早足に感じました。
話の中で結構な時間が経過するのにその所々にエピソードがあって、忙しなかったかな。
時間経過が少しわかりにくかったです。
今の話→数年後の話
ぐらいシンプルな方がやっぱり読みやすいです。

あとどうしても気になることがあって。
最初の方のトイレのシーン、トイレの地面に座るのはやばいよ本当に。
こういうのBL読んでるとたまに見かけるんですけど、まじで汚い以外のこと考えられなくなって気が散るのでやめてほしいですね……

0

心に響く作品

「エスケープジャーニー」「ネオンサインアンバー」があまり好みではなかったので、自分にはおげれつさんは合わないのかも・・・と、そんなに期待せずに読んだ作品でした。

初めて読んだ時は、あまりの受けの嫉妬心のリアルさに引き摺られてか、「こんなんで両想いになるなんて有り得ないだろ」という感想が先立ってしまい、あまり納得できるストーリーとは思えず、良い読後感ではありませんでした。
しかし、ほぼ1年経って読み直したところ、全く印象が変わり、凄く良い作品だと思いました。

心理描写が素晴らしいです。初読で自分がダメージ受けた受けの嫉妬心も、二度目に読むと、それが自分の嫌な心と正直に向き合う受けの必死な葛藤だと理解できました。攻めをやっぱり好きだと認める受けの気持ちの真剣さに、読んでてグッときました。一途に受けを思い続ける攻めも良かったです。

1

すごく長い話を読んだ感が…

ずっと気になってた作品でした!おげれつ作品さすがというか作画も綺麗でとても良かったです。
最初ゲームの専門用語とかでて??となりましたが、最後の方に用語集のってたので、あ!こりゃ再読決定やなと思いました
要の才能というか天才ぶりにどうしても嫉妬してしまう三咲
自分のことでいっぱいいっぱいで要がキスしてきたことも忘れてて
でもそれくらい自分の好きなことで成功したいという気持ちが強かったのでしょう
グラスにたまってゆく水で三咲の嫉妬心がわかってしまうようになってて
じゃあグラスがいっぱいになったらどうなっちゃうんだろうとどきどきしました。やはり爆発しちゃいましたね
要は三咲が好きでたまらなくてなんとかしてあげたくていった言葉が、三咲の男のプライドを傷つけた
すれ違ってゆくふたりがとても切ない

社会人になってからまた仲良くなれて関係をもつのですが、要は好きだと何度も言ってますます三咲に夢中に…しかし三咲の気持ちが見えなくて
ベンチのとこで、本音いってますが、やっぱりねと思いました
そしてせれからが二人の恋の本当の始まりだったのかなと思います
三咲も要がコミュ障のオタクで引きこもりで唯一モデリングしか興味なかったうえでの才能だということをわかってあげて~とおもいました
三咲を好きになってからの要がなんと愛しいことか!身なり整え体鍛えたり嫉妬したり健気な要可愛かったです

最後の方で要の会社のスタッフには三崎は来てくれないだろうし今の三咲では、力不足みたいなこと言ってましたが、要も少しは成長したなと思いました
何年後?かにようやく並んで仕事ができるようになった二人に感動
少しほろ苦く男同士の嫉妬とプライドが交差したお話しでしたが、最後はラブラブで終わって本当に良かったです
ああっもっと要と三咲のいちゃラブ見ていたい
あと三咲の属性地味平凡とありますが、めっちゃ可愛い色っぽかっです

3

才能と嫉妬

なんというか、もうホント、
ハズレのない作家さん。
凄い。

毎回深く気持ちをえぐられる。
綺麗事だけではない現実をきちんと描いてくれる。
それはちょっと目を背けたくなるような事であっても、
容赦なくそこに存在していて、
苦しくて汚くて嫌なものなのだけれども、
実際に存在するもので。

それを踏まえた上で乗り越えていく。
一人じゃなくて、二人で。
そこでBL!
たまらんっv

おげれつさんのお話は、
山が来て、必ず次に
どーんと谷底へ突き落とされるのですが、
それでも登場人物たちは、
もがきながらも這い上がってきてくれる!
そこが好きなんですよ!

リアルとBL的ファンタジーの
見事な融合とでも申しましょうか。
毎回満足度の高い作家さんです!

今回は才能が物を言う世界が舞台で、
そういう所に足を突っ込んだ事のある人は
三咲くんの苦しみはよく分かるはず。
羨望と嫉妬。
努力と好きだけではどうにもならないもどかしさ。
それでも好きなものを
素直に追い求めていく気持ちに気づけた三咲くんは幸せ v

期間限定ではありますが、
読後の楽しみの特設サイトもありますv

評価はやっぱり「神」!


2

萌えすぎてツレェ 切なくてツレェ

普通に恋愛漫画としても切ないし、人間関係として見ても切ない、、、切なすぎる、、泣

学生生活やら就活やらのお話が出てきますが、受けが攻めに劣等感と嫉妬を感じてしまっているのがつらい泣
ほんとに好きなのに愛してるのにって気持ちと自分が嫌になる気持ちとなんであいつがって気持ちが入り交じってグルグルしているのが伝わってきます、、
やはり天才 おげれつたなか先生、、、

最後はもう母のような気持ちで「幸せになってねェ〜!」と五体投地しました!!!

3

実在しそうな…そんな2人の物語

本当に存在する2人の人生の少しを覗き見させてもらったみたいなそんな気持ちになるリアリティ強な作品
2人の心境の変化や葛藤が本当にリアルで物語りに引き込まれまくった…
語彙力ないからうまいこと云えないけど表情とか感情の表現の仕方や表現力やその感情の移り変わりや気付きや戸惑いやとにかく細かく丁寧に描かれていてドラマチック感が凄かった!
キャラ達がこれまでもこれからもずっと息づいてる感じ…今もどこかで2人でずっとゲームを作っていてほしいなぁ…本当に素敵な作品

3

Daisyとは!

お花の事しか頭に浮かんでいませんでしたが、読み終わってタイトルの意味に納得。
一流の人、一級品の嫉妬。
あーなるほど。
おげれつ先生の作品はどれを読んでも胸を抉られるシーンが多いです。
今回は殴ったり血が流れたりはなく、完全なるお仕事ストーリー。
追いつきたくて追いつけない、ライバルでありたいのに敵わない葛藤。
自分の存在価値に自信がなかったコミュ症的な男の子の一途な純愛。
すれ違う2人。
一度は全てリセットしたけど、自分自身で答えを出して、また彼と並びたい、とリスタートする姿。
ライバルであり同士であり、彼の作品だからこそ惹かれていた、お互いの存在があるから成長できていた。
そしてまた2人で、2人だから出来る夢に向かって進んでいく新しい道。
引き込まれて一気に読み耽りました。
「仕事辞められるか?」と三咲に言われて、要が辞めてしまわないところも良かった。
(これで辞めてしまうパターンもありますもんね)
最後のエッチシーンでは、咥えて欲しいと強請られてシブるシーンとか、甘々だけでなくリアリティがあってマル!
先生独特の笑いどころも満載で、本当に素晴らしい作品でした!

4

読後に色々と考えた

おげれつ先生の既存作品で嫉妬やヤキモチの描き方がとても好きだったので今作はタイトルからして良さそう…と楽しみにしていました。

要の才能に嫉妬する三咲の気持ち分かるなぁ。身近な天才肌の人にそういう気持ちになったこと多くの人があるんじゃないかな。読み終わったあとも頭から離れなくて何度か読み直しました。途中BLを読んでいるのか分からなくなり(良い意味で)、お話しとしてすごく面白かったです。

専門職の知らないワードが沢山出てきましたが、おげれつ先生の引きだしの豊富さにはいつも驚きます。

2

嫉妬と愛情は似ている

三咲だけを見てくれる要がかなり気に入りました。好きになってからずいぶん時間は過ぎたけど愛情は変わらないところに感動しちゃいました。誰かをこんなに好きになるって幸せなことではないでしょうか。そんなに自分だけを見てくれる要だから三咲も好きになったんでしょう。要はまあ童貞だし(笑)コミュニケーションスキルもないし、三咲は自分は到底至らない領域にいる要に嫉妬みたいな感情を感じるし、いろいろ下手な二人ですがそんなに迷ったからこの恋がもっと固くなったと思います。二人が永遠に幸せであるように!

1

見開きで読むのをおすすめします

特定分野の内容がしっかり描かれてる作品てやはり面白い!自分の知らない業界のあれやこれやが自然に出てきて興味深いです。

おげれつたなか先生の今までの作品とはだいぶ違う印象でした。童貞攻めは童貞攻めでも、そこまでモッサリしてなかったし。コメディ要素や変顔も限りなく薄く、エロもいつものようなどエロではない。おげれつたなか先生の作品が苦手だった方も再挑戦してみるといいかもなと思う雰囲気です。逆に今までのアレが好きだとびっくりしますけど、また違った良さがあります。

恋愛部分よりゲーム作りにかなり重きが置かれていたので、恋愛部分の添え物感があったかな。一冊完結で両方バランス良くは難しい。この葛藤は創作以外でも言えることで、人と比べるってホント鬼門。良くもなり悪くもなる取扱に注意が必要な"人と比べる"。

あのサイトの雑記、専門のお友達の女の子はひょっとしたら読んでたのかな〜

1

胸を締め付けられます…

おげれつたなか先生の他作品が大好きなので、こちらも作家買い致しました。
先生の作品には、私の特に大好きな所が二つあります。一つは、いつも片方の立場からではなく二人ともの内心を丁寧に描写していらっしゃること。もう一つは、登場人物が恋愛だけに生きているのではなく、それぞれの人生を大事に持っているということです。こちらの作品でも、其れ等おげれつたなか先生の特長が最大限に発揮されていて、強く心を揺さぶられました。先生の作品が元々好きな方にも、そうでない方にも、こちらの作品はオススメできます。

0

泣き顔が印象的

表紙も泣き顔だったんだな、と読み終わってから改めて見て気付きました。

昔「恋人に尊敬の気持ちを抱いたらいけない」と言われたことがあります。今でもそれが正しいかは分かりませんが、仕事・才能・恋愛・嫉妬がぐちゃぐちゃに煮詰められたこの話は、その一言に尽きると感じました。
好きなのに、才能に嫉妬して、上手に愛せなくて、結局全て失ってしまう。
それらが丁寧なストーリーと、美麗な絵で表現されています。台詞や文字よりも、顔のアップを重ねて表情で感情を魅せるコマが多いです。
私は絵よりも文字を追ってしまうことが多いのですが、そんな私でさえ、この作品はじっくりと絵を見たくなる作品です。

終盤、諦めた夢を再度追いかける決意をするシーンの泣き顔が、何度見ても素晴らしくて胸が締め付けられます。

最後に余談。
おげれつたなか先生は高確率で暴力的なシーンがあるので今回はどこにあるのかとビクビクしていましたが、この作品では一度もなかったです。
流血・暴力が苦手な人も安心して楽しめます。

3

裏切らない!

面白そうだなー(-_-;)欲しいー(-_-;)と思いながら、続きでんのかな、、その時まとめて買おうか、、結果、やっぱり買ってしまった(^^)裏切らない面白さです。エロス少なめという事ですが、こんくらいがちょうど好きです。アングルもすごい♪やはりおげれつ先生はすごいです!

0

嫉妬ラブ

嫉妬の中に隠れた愛が堪りません

3

一途!!!!!!

受けを好きすぎる攻めが最高にいい!!!!しかもカッコ良くてモテるのにDTなのがまた良い!!!!
流石おげたな先生!!!先生の作品は全て好きですが、こちらの作品も一位二位を争うくらい好きな作品になりました(*´꒳`*)♡

3

想われたい

おげれつさんと言えば最近「ヤリチンビッチ部」を読んでいて、早く続き読みたいなぁと思っていたところなので、久しぶりの真面目な恋愛モノを読ませていただいた気分です。
専門学校時代に敵わないと思った同級生に社会人になってから再会して、そこでようやく専門学校時代の彼の行動の意味を知るちょっと鈍めの三咲。その三咲に専門学校時代から変わらず一途に思いを寄せている天才ゲームモデラーの要。
同じ夢に向かって同じ業界で頑張っているだけに、ついつい相手と自分を比べてしまったり、思わず足を引っ張ってしまいそうになったりする三咲が自分の気持ちを疑って、自分を嫌いになって業界自体から離れてしまうのが切ないですが、でもそう言う真面目なところが良い子なんですよね。
男同士と言うところは二人とも何の疑問も持っていない感じですが、これは最近の世の中的に同性愛に対する偏見がなくなってきたからなのかなと思うと、なんだか嬉しいですね。

7

さすが

雑誌の連載で読んでいましたが、いつもおげれつたなか先生の作品に出てくる登場人物の抱える悩みだとか生きづらさって共感できるものが多いです。
今回は同じ専門学校に通う二人の要と三咲。
要は才能があってクラスでもトップクラスのモデラ―。三咲はコミュ力高くて要ほどの才能はないけど努力の人。
そんな二人が仲良くなって、一緒に課題をがんばったりしていたけども、ちょっとコミュ障気味な要が悪気なく言った言葉で要は傷ついて疎遠に。
社会人になってから別会社だけど同じプロジェクトに参加することになって再会。そしてお付き合いすることになるけど、またしても才能に嫉妬した三咲が要にお別れを言い出して、そして業界からも距離を置いて地元に戻ることに。
好きだけど、それだけじゃ一緒にいられない切なさや、同じ目標があったのに要に置いていかれる感じが凄く共感できます。
会話もホント何気ない一言なのに、相手を傷つけちゃったり。
途中凄く辛いですが、何回もすれ違いつつでもお互い結局忘れられなくってという。
また運命なのか再会してそこから新しく始まっていく関係に萌えました。
エロはそんなにおおくないですが、人間ドラマが素晴らしいので、多くの方に読んでもらいたい作品です。

10

タイトル Daisy

3D制作のお仕事の中での物語。
「決して超えられない才能。三咲を好きな要と、要の才能を好きになれない三咲。3Dモデラーの恋とプライド!」
タイトルのスラングの意味が分からないので調べました。
---
Daisy Jealousy
Daisy:
①《俗語》 第 1 級のもの[人], すてきなもの[人].
②雛菊、続いているもの,あるいはつながっているものを表す.
[古期英語 ‘day's eye' の意; 朝に開花することから](日・昼の目)からできたことばで,人間の目と同様に夜には花びらを閉じ,朝太陽とともに花を開くところからつけられた
---
「決して超えられない才能」と紹介があるので、①の「素敵な才能」への嫉妬、という意味らしいと理解。

現実世界だと、男が男に嫉妬すると泥沼化することが多いです。3Dモデラ―の試験で同一課題だと、センスや着想の実力、経験値の差がはっきり出てしまう。厳しい。
この作品だと、
三咲を好きな要、要はコミュ障かもしれない。美咲の明るさに惹かれている。
要の才能に憧れる三咲、三咲は明るい妬み屋。要の作品は気になっても、要の心の揺れは見えてない。

憧れが、憎しみや嫉妬に転じたり、敬愛に転じたり。これからどうなるんだろうと、冒頭心配になってしまった。
この作品は心理描写が細かくて、視線一つの描写でも逃せなかった。要君、気の毒。

★補記:要が無意識に三咲を傷つける関係は、
「高村光太郎と智恵子」と似ていると思った。

※ビーボーイの特別サイトに
「Daisy Jealousy デイジージェラシー. 知ってるともっと楽しめるゲーム用語集.」
がありました。

エロ少な目というより、ほぼ無しです。キス程度。
暴力流血シーンは有りません、心理攻めです。
絵のタッチがソフトで綺麗になってます。安心して読めます。

完結していないので、萌2→「Daisy Jealousy デイジージェラシー. 知ってるともっと楽しめるゲーム用語集.」を読むと、面白さが上がるので、神。
たなか先生の漫画は、後から面白さがジワジワ。

11

リアリティがすごい

おげれつ先生らしくストーリー重視の濃厚な話で読み応えがありました。

話の内容もキャラ設定もキャラの心理描写もとてもリアリティがあり共感できる内容でした。
今回は特に受けの三咲の表情が全てを物語っていて、いつもながらおげれつ先生の繊細な表現力に脱帽。
それ故に三咲の要に対する嫉妬や焦りがリアルに伝わってきて終始辛かったです。
嫉妬の先にある要への恋心に気付いた時は思わずほろりときました。

要の好きな人への接し方が分からずオタオタする童貞感も可愛くて好感が持てます。
キャラ萌えはしなかったものの、リアルにいそうな二人だからこそ臨場感があって感情移入できたので内容的には満足度が高かったです。

エロはそんなにありませんが少ないページでもちゃんと濃厚でエロかったです!

7

細かな心理描写と表情が秀逸

出会いからその先の未来まで、割りと長い時間を追っているお話でした。
専門的な仕事なのでわからない用語もありましたが、後のページでも解説されていましたし、わからない部分もふたりの熱量でカバー出来ていて問題なく読めました。
三咲の嫉妬や焦燥感でいっぱいの表情やその感情を溢れたコップで表現している部分など細かな描写が素晴らしく、おげれつたなか先生らしいなと思いました。
ただ、なんとなく大きな山場がないというか要も三咲も大人しいというか…
今までインパクトのあるキャラやストーリーを描かれていることが多い作家さんでしたので、読み終えて少し物足りなさを感じてしまったのが正直な感想です。
ただ…三咲の笑顔にはとてもキュンとしました。一匹狼的な要が懐くのもうなずけます。それと、三咲が焼鳥マニアだって勘違いする要…可愛すぎかよ(笑)
お互いに仕事では手を抜かず妥協しない、その姿勢は保ちながら、恋愛では本当にお互いを大切にしあっているのが最後のほうの表情でみれたのがすごく良かったです。
幸せになってほしい…!

5

諦められない…

社会人モノにしては大学生要素が強くて、おげれつ先生らしい作風だなと思いました。
他作品に比べてエロは少なめ。その代わりに心理描写やモデリングの内容が多め。
おげれつ先生が描く、なかなか思うようにいかなくてもどかしい男性の心理描写は圧巻ですね。読んでいるうちに自然と気持ちが作品に引き込まれていく。


あと何回か読み直して理解を深めたい作品のひとつとなりました。
おげれつ先生の他作品と比べてどん底感が低い気がするのか、盛り上がりの描写が最高潮じゃないのか、、、とても期待していた分少し物足りなく感じた。


表紙のデザインが豪華で感動しました…っ!
好きBL漫画表紙ランキング上位に入りました。

9

男のプライドと恋のゆくえ。

表紙に書いてある通り、「Jealousy」「Talent」「Love」がキーワードのお話です。

Even though we face the difficulties of today and tomorrow.
I still have a dream.
副題って言うんですかね。
タイトル下に小さく書かれたこの言葉、彼らにぴったり。

まず、攻めである要のキャラ設定が好きでした。
秀でた才能の持ち主だけど、人間関係を築くのは下手。
好きな人を食事に誘うこともスマートにできない。
王道の少女漫画にはまず出てこないタイプだと思います。
でも、とにかく好きなものに夢中!それ以外には脇目もふらない姿勢がThe男子って感じで良い。
モデリングに対しても、受けの三咲に対しても要は一途なのです。

そんな要のひたむきな想いを知り、受けの三咲は最初こそ驚くものの満更でもない様子。
わりと早く身体を許す展開に少し驚きました。
あれれ、まだ本の半分行ってないぞ?
三咲ちょろいなぁ、と。
ところで三咲が要にオチたのってどのシーンだったんだろう?
そんな違和感を心のどこかで感じながら読み進めていくと……

要を好きになれれば。
要を好きになりたかった。
そこには、とても残酷な三咲の本音がありました。
三咲の立場に立っても要の立場に立っても辛い。
どれほど三咲が嫉妬に悩まされ、要と対等になるために必死だったかが伝わってきて苦しかったです。
そして要も、三咲の本心に薄々気付いていたというからまた切ない。

お互いに振り回されていることは確かなのだけど、要は恋ゆえ、三咲は才能ゆえにと根本からすれ違い、温度差も生じてしまう二人がすごくもどかしかったです。
結局、美咲の気持ちはちゃんとLoveに成長したのか?という点については本編でも描かれていますが、描き下ろしがまさにそこを補完してくれるエピソードでした。
付き合う前とは違う三咲のリアクションを見て、「なんか、嬉しい」と、素朴な言葉でしか嬉しさを表現できない要が健気。
要が報われて本当によかったな。

7

何度へし折られても

ゲーム系の専門学校で出会った天才×秀才です。
専門用語がたくさん出てきて最後の方に用語集もついていますが、意味は何となくで読んでもストーリーを理解する上では特に問題ありませんでした。

いや〜さすがの心理描写でした。攻の要に対する、受の三咲の、憧れ・嫉妬・好き・嫌い…そんな表裏一体の感情が、手に取るようにわかりました。
もし、自分が一番得意なことで、一生追いつけないほどの才能に溢れた人が身近にいたら?
その人と適度な距離感を保てない理由があったら?
恋愛以外の点でも考えさせられる作品でした。
そして童貞攻めの不器用なアプローチはめちゃくちゃ可愛かったです。

攻の要はモデリングの才能がある上に、モデリングにしか興味がなくてそれにしか時間を使ってこなかった人。そんな人に普通の人が追いつける訳がありません。オリンピック選手みたいなものなのですから。
そして人付き合いが苦手で、三咲がモデリングに根を詰めすぎているのを心配して、「俺のモデル使う?」と地雷発言をしてしまうという…。それは絶対言ったらだめなやつ!!!!
この発言は三咲をこの上なく傷つけたと思いますが、要には悪気が一切ないどころか、むしろ三咲のことが好きだから言ったというのはものすごく伝わってくるんですよね。
このシーンを読んだとき、私の頭には、王族が民衆に与えることを惜しまない姿が浮かびました。無限に持っている人は、それを人に与えても、自分のものは無くならないから何とも思わない。むしろそれで喜んでもらえるなら与えようっていう、そういう「持つ者」の浮世離れ具合が引き起こした悲劇のように見えました。

その一件以来、要を避けるようになった三咲。卒業式の日に要に無理やりキスされたことも、意味わからんと怒って、それで終わり。二人は社会人になります。

4年後、一緒に仕事することになり、三咲はそこでやはり要はすごいということ、要のモデリングが好きだということ、そして自分とは比べ物にならないほどの実力があることを再び思い知らされます。
もう一個一個起こる出来事が切ない。どこを取っても描き方が上手くて、やはりおげれつたなか先生はすごいなと改めて感服しました。

最後はあのブログが大仕事を果たしましたね。要、ブログ書いといて良かったね!
そして特設ページではまさかのこのブログが読める!兵士参上丸さんといにしえの疵さん、本当に良い人!!コメントに時代を感じるリアリティもすごく良かったです!!

この作品、三咲視点では才能という点で何度も要に打ちのめされていますが、要視点ではどうしても三咲しか好きになれないのに2回も振られて…という、恋愛面で何度も身を切られるような思いをしていて、でも二人とも自分の好きなもの(人)は絶対に譲れなくて…。諦めない気持ちが結んだ絆ですね。

13

攻め様の一途さとギャップ萌え。

作家買いです。

 受け様はゲームが好きで、憧れの世界に行けるよう頑張ってる三咲。
攻め様は、同じ業界で天才的才能を見せる要。
努力してるのに、ずっと先を進んでいる要の背中を見続けてきた三咲。
 受け様の幸せが私の幸せなので、嫉妬でどうしようもない気持ちになる三咲に、あぁぁぁぁ〜ってなりました。

 要の自分への恋心を利用して対等になった気がしていた、と気付いて後悔する三咲。
あくまで対等でいたかった、という三咲の気持ちが苦しかったです。
 どう頑張っても勝てない才能をすぐ近くで見せつけられ続けるって、苦しいし卑屈にもなりそう。
そんな気持ちを持て余して、離れる決断をした三咲だけど、あそこで距離を置いたのは正しかったのではないかな。

 距離や時間をおくことで、気づける事ってありますものね。
嫉妬に埋もれて見えなくなっていた、自分の本当の気持ち気付けてよかった。

 再開して、2人で作品を作ろう、と笑い会う2人の笑顔がはればれとしていて一安心です(*´ω`*)

 でも今作品で何が1番心惹かれたかって言うと、他の方もおっしゃってますけど、何と言っても攻め様である要の一途さに加えて童貞感。
初えっちに挑もうとした時、三咲の反応にソッコー反応してホールドアップする姿に笑いました。
ほぼ三咲視点で進みますが、ちょいちょい挟まれる要視点にもめっちゃ萌えた( ☆∀☆)
初めてラインもらってベッドで足をジタバタしてる姿とか、かわいいでしかない。
ゲーム制作関係では、あんなに出来る男なのに、恋愛面になったら童貞臭がぷんぷん漂いまくりになるのがめっちゃよかった(≧∇≦)

 えちシーン、私はできれば全裸派なのですが、今回は服を着たままでも納得。
いつになってもな余裕のなさがとてもよきかな、でした(*´∇`*)

7

やるならとことんやって欲しかった

おげれつたなか先生の作品は毎回毎回心に刺さって、忘れようにも忘れられないのが最大の魅力だと思っています。でも今回の作品はイマイチ印象に残らないというか、サラッとし過ぎていて少しがっかりしました。

私はアニメもゲームも好きなのですが、作る側の知識は全くないのでちょっと難しく感じたし、始めの方はとっつきにくいな~と思ってしまいました。
以前、テレビで、ゲームキャラを実際に作るドキュメンタリー番組を見た時はすっごく面白かったのになぜ???
ここまで本格的に専門的にしなくても読者は納得してくれたんじゃないかな~。

おげれつ先生と言えば濃いキャラ、若しくは重い設定が大きな魅力だと思うのですが、今回は薄味すぎて、肩すかしを喰らった気分です。

絵はもちろんお話しも纏まっていて繊細で細やかな作品でした。
でも、タイトルに「ジェラシー」と入っているならもっとドロドロでも良かった。

大きな見せ場や強烈なトラウマもなく、初期のおげれつ作品を好む方にはちょっと物足りなかったと思います。

個人的には「恋愛ルビの正しいふりかた」の頃の荒削りだけど勢いのある物語が好きなので、ずいぶん辛口になってしまいました。申し訳ありません。

中立にするか萌にするか迷ったのですが、個人的にメガネ萌えなのと、次回は「おげれつ節全開」の作品が読めることを願って「萌」評価にさせて頂きます。
糖度増し増し、エロ増し増しで期待しております。

14

攻めが一途

今回の作品は250ページということで、めっちゃ長いですがじっくり丁寧に進みます。
エロは多くないですが、作画はおげれつ先生…綺麗です。
攻めが童貞良いですね。

途中、泣いてしまいました…。

ストーリーは、ゲームオタク男子二人組の作る側のお話です。
用語も色々出てきますが、本編終わった後に用語集もありますし、私は詳しくないですがフワッと分かりました。ので問題ないかと思います。
















紙本購入
修正は白短冊(一部発光体)です。

5

魅せ方が!いつもながら秀逸!

や〜!おげれつ先生ワールドでしたね!!
じわじわ惹き込まれる魅せられる。
嫌というほどw

三咲の気持ちが丁寧に描かれていて痛いほどわかるし、要のターンでは表面上わからなかったけど、要の中ではそうだったのか〜とより深く納得。

三咲の嫉妬からの好きに変わるまで、2人の心が通い合ったり離れたり、再会してまた理解し合えたり…時間のかけ方に必然性を感じるのもすごい説得力!

くるぞくるぞ〜と思わせて、ここ!てとこで、どーん!!な魅せ方が!おげれつ先生ならではで、鮮やかで!カタルシスってやつですな✨
見たいものを見たいタイミングで魅せてくれる手腕がさすがとしか。

最初すごい無愛想だった要が、三咲にきゅんとするとこに萌え。
実は影でドキドキしたり努力したり、初めてラインがきた時の足バタバタの要がツボw
ずっと三咲のことが好きという一途さがたまらない

コミュ障だけどイケメンで女子からモテるけど、三咲のことしか興味ないのが、エスケープジャーニーの太一と少し被ったけれど。
太一と違い、要は穏やかでやさしくて少し天然なところかよかった。

三咲の嫉妬、そんな自分が嫌になり、要からもその世界からも一旦離れて、でもやっぱり好きなものは好き、要と一緒に作品を作るのが楽しい、要が好き、と心の変遷も感情移入できて引き込まれた。

それでこその、クライマックス!!
盛り上がりへ持っていくまでの巧さを堪能させて頂きました。

デイジー(ひなぎく)にはいろんな意味があるんですね。
一流の人(もの)、めめしい男、ホ◯の男、つながっているもの、など。
花言葉は、純潔、平和、希望、あなたと同じ気持ちです、など。

タイトルは普通に考えたら…一流の(人への?)嫉妬…かな。
いろんな解釈できそうなのもいい。

4

読んでて泣いてしまった

おげれつたなかさん、最初は絵がなかなか苦手だったけど、今ではとっても表現力のある作家さんだなあと改めて思います。最初は苦手だった表情もとてもいい!
気持を表す表現も血管を浮かせてスマホを握りしめるコマだったり、一読で惹きつけられるので何回も読み返せばたくさん細かい描写が見つかるだろうなあ。

内容と関係ないことばかり書いてしまった。

帯につきますね。俺だけを好きだった。

人見知りの要が唯一仲良くなりたくて、一緒にいると楽しくて、その人のために変わりたくなって、喜ばせたくて、一緒に作業したり作品を作りたくて。
その相手の三咲は要への憧れや嫉妬に苦しんで。
いくら要が努力も惜しまず頑張っての今だとわかっていても。

嫉妬は誰もを苛むものですよね。
苦しむ三咲や、要を傷つけそうになるところや、結局好きじゃなかったんだと思うところがとても辛かったです。

何回フラレても要が三咲だけが好きなところ。
三咲がやっと自分を取り戻して気持を自覚するところ。
泣けました。

三咲視点が多いですが後半に挟まれる要の視点を読むとさらに泣けます。

はぁ、良かった。何度もトライして挫折しましたが、乗り越えて読み終えて感動でいっぱいです。

何年もの二人がすれ違ってぶつかって離れて傷付いて遠回りして。
ぜひオススメです!

4

だからBLはやめられない

おげれつさんは作者さん買いする作家さんではなかったのですが、前よりキャラクターの顔立ちが好み寄りに変わってきてるように感じたので、読んでみました。

人の才能に憧れ、嫉妬する。そんな相手との恋のお話です。
抱き合って身近に居るのに置いていかれる感覚、というのはどういうものなんでしょうね…。
自分が追いつけないなら、相手を止まらせたくなる気持ちにもなるでしょう。そんな負の感情で自分も相手も嫌になってしまう。
そういう三咲の感情にも共感できたし、自分の事を好きではないと分かっていても自分の物にしたくて抱いてしまった要の気持ちも切なくてですね、良かったです。

能力の才能に嫉妬するって、男女でもあるかもですが、同性だからそういう感情が生まれやすいものだと思うんです。
そこへ恋愛感情が絡んでくるこの感じ。
お仕事漫画や、恋愛漫画より一層複雑で繊細で…BLであることの良さを目一杯活かしてる作品だなぁと思わされました。

要の童貞くさいキャラが良かったです。純粋で空気読めない感。素材の良さを生かしきれてないの萌える。
喋り方や動きまで見えてくるような、セリフやキャラクターにさせる表情。やっぱり凄いなと。

10

人間らしい負の感情が装飾品

受けの三咲は可愛かったんですが、攻めの要の童貞臭さがすごくて、個人的にキャラにはそんなに萌えられなかったです。
話し下手な草食系男子が何とか三咲に振り向いてもらおうと必死に頑張ってるあの感じ。あの感じがちょっと見ていて少し不安でした。

まあでもそんなの些細なことになるくらいの、ストーリーの完成度!さすが先生!
嫉妬心などの「負の感情」といった実に人間らしいドロドロとした面が丁寧に描かれているのがいい。
この人間らしい負の感情が、この作品の中で装飾品のように、作品の良さを一層際立たせているように思います。
そんな作品だからこそ、設定や心情にとてもリアリティがあり、この世界にぐいぐいと引き込まれるような不思議なパワーがあります。

ページ数がページ数なだけに、読んでみてとても長い時間この世界に浸って二人を見続けていた気がします。
これは、仕事のない体力がある日にガッツリ読みたい系の作品だなと感じました。

さて、本編に出てきたブログをじっくり見ながら、しばらくニマニマしようと思います。

4

どっちも切ない

コメディ色、エロエロは控えめ。
分かるわー、あるあるって感情移入系のお話。

巻頭数ページカラーで、おっ!豪華と思ってしまった。(けど本体価格確認したら普通の本よりちょい高い?)

ゲーム製作の専門学生から社会人になってからの数年にわたるお話。
攻めの要は、才能に溢れ業界でも認められてる人物(ゲーム以外に興味がなくコミュ障)
受けの三咲は、夢も希望もある努力家の凡人
一緒に居ると楽しいけど、才能の差に嫉妬してしまって1人で苦しくなってしまう。
わかるー!わかるよ、三咲くん。
これは、離れないと心が壊れてしまう。
要は、何も悪くない。
だけど一緒にいると卑屈になってしまうから
離れたいってわかるよー。
で、離れても同じ業界だから、
また出逢ってしまうんだな。
運命の2人だからか、要が実は追いかけてるからか、再会時の要の表情から故意にではなく、偶然だろうけど。要くんは、周到な準備が、出来るような器用な男ではない。

専門学校卒業して4年経っても一途に思い続けてた要に絆されていく三咲。心は繋がってなくても受け入れてくれた事が嬉しい要。
でも、根本的な劣等感は変わってなくて精神的にキツくて2度目の別れ。

一緒に居て楽しくて苦しい。
うん、すごくわかる。
要がキラキラ輝いて見えるし、自分とステージが違うって感じてしまうのもわかる。
同じ業界、同じ職種だからこそ比べてしまってしんどいなー。

自分が壊れてしまう、相手に当たって嫌な思いさせてしまうなら、ゲームに関わる事全部止めちゃえ!ってのもアリよ。
逃げるが勝ちの時も人生にはあるよ。
実家に帰って、コンビニでバイト何もない日々。
顔付きからして虚無。

ある事からやっぱり要の作る世界観が、好きだったし要自身の事が好きだったと気付く。
これ、離れた期間があるから気付けたんだよ。

要も前に進もうと好意を持ってくれてる女の子とデートを重ねてみるも三咲を忘れるなんて出来ない。
これも、試してみたからこそわかったんだよ。

いろんな感情を経て再度気持ちを伝えあって両思いになった2人は今まで以上の関係になれる。
三咲くんも得意な分野を伸ばして自分にもっともっと自信持てるようになっていくんだろなって終わり方でよかったです。

今までのたなか先生作品よりどエロ度は控えめですが
即尺で舐めるの得意じゃない三咲が「わ〜〜〜‥‥‥すげぇ匂い」って思いながら咥えるシーン、もわんと匂い立つような描き込みがあり、でもやっちゃうとこにエロさと愛を感じて萌えました。
その前の
三咲「シャワー浴びてない!」
要「浴びないでよ」
三咲「へっ、変態かよ!」
三咲「くっ‥・くさいよー‥・」
要「いい匂い」
の流れで、好きな子の匂いだから臭さもまた良しって感じが滾ります。

メガネ男子好きとしては、学生時代より視力が落ちて眼鏡っ子になった要(作中、2種類の眼鏡着用)、パソコン仕事の為、ブルーライト対応伊達メガネの三咲が出てきて有り難かったです。
たなか先生、メガネ男子好きですよね、きっと。

8

とりあえず100億回は読みます

おげれつたなかさんの作品。
抜群に信頼してますし、期待値も大で、試し読みもせずに、買いました。
神すぎてうまく言葉にできません。まとまりません。が、レビューを殴り書きます。

ストーリーもさることながら、エフェクト?構図?なんていうんですか、専門用語はわからないんですけど、こんな、こんなドラマチックなカットがあるのかと!あってもいいのかと!もう、絵画の領域でした。2人の心の距離を映し出したあのページ…読んだ人はわかるでしょうか。胸が張り裂けそうになりました。

そして!おげれつたなかさんは、ほんと幸福と不幸のギャップというか、人間の汚いところを描くのが素晴らしく素晴らしいですよね。恋愛ルビの正しいふりかたの林田さん然りですけど、まあ今回のキャラクターもとんでもなかったです。ど好きでした。ありがとうございます。

これが本体価格809円+税ですよ。みなさん。腐女子のみなさん。買うしかないですよ。

6

秋の夜長に

JealousyからLoveに至るまでのキラキラカラーチャート装丁が美しい。
紙本をオススメします。

すごくモダモダジリジリとした作品でした。
内容には一度目よりも二度目のほうがキュンキュンできました。
寝る前、眠たいときに読んだというのもあると思いますが、業界用語が多く意味を探って中々物語に集中できなかったのも要因。
作者様の作品はどれも最初から胸にドンと刺さることが多いので、ある意味新境地。

嫉妬を題材とした今作品。
三咲の嫉妬は要への才能。要の嫉妬は三咲の恋愛関係。
嫉妬のベクトルが違いうからお互いの気持ちが中々伝わらない。
三咲のセリフで「要・・・もっと、近くにいて」は正にです。
物理的な意味で捉えた要と、立場的な意味合いで呟いた三咲。
擦れ違いがたまらなく切なくてよかった。

そして心掴まれる表情。言葉がない分深読みできて世界観に浸れます。
初キスでの三咲の表情の揺れ動きは一見の価値あり。

この二人は同じ学校の同級生として出会ったから恋人同士になれたんだろうなと思います。
要は目標の会社に入れなくても、誰かと自分の才能を比べることなく創作が楽しいという気持ちを持ったまま就職しただろうし、三咲のことも同い年に凄い奴いるなくらいだったろうと。
社会人として出会っていたらお互いここまで激しい気持ちは抱かなかったかもしれません。

・名言
三咲のお尻(の菊)に向かって要が放った一言。
「す、すげえ・・・テクスチャ綺麗だな。」
受けのお尻を褒める新たな言葉が生まれてしまいました。
一番笑った。

・メモ
赤いデイジーの花言葉「無意識」

修正(紙)
白線、発光ぼやけ

3

はぁ…良かった

おげれつたなか先生の作品は欠かさず購入しています。

タイトルとあらすじからして「嫉妬」がテーマなんですが、三咲の要に対する複雑な胸の内の表現と表情が流石だと思いました。

対して要の愚鈍なまでの三咲への一途さも良かったです。彼がどうして天才と呼ばれるまでになったのか、三咲と出会ってどう変わろうとしたかが終盤に描かれていて、それを美咲が知るはずも無いのですが、とてももどかしく感じました。

卒業して離れてから職場で再開して、紆余曲折あって離れた2人がまた再会した時に、三咲が伝えた言葉に対する要の笑顔と、三咲を抱きしめたいのに堪える要の手の描写が秀逸でした。

あの離れてた期間は三咲が自分自身に気付いて、本当に好きなものや諦めたくないものを知るのには必要な時間だったと思います。
 
それから再会した後の要は三咲の事を良く理解していて、三咲の望む2人の関係のあり方を言えるようになってたのにもウルっと来てしまいました。

再就職した三咲が要のいる場所までたどり着いた時の、2人の誇らしげな表情が最高でした。この2人ならばずっと上手くやって行けるだろうし、何か大きな事を成し遂げるのでは無いかと思ったので続編希望です。

描き下ろしでは要のみならず、三咲も恋愛の方の嫉妬をするようになっていたのが微笑ましかったです。

私はどちらかと言うと「ヤリチン☆ビッチ部」よりこういう作品の方が好みですね。

4

やっぱり面白い。嫉妬や人間味のある作品でした。

おげれつさんの作者さん買いです。
ネタバレはありにしましたが、ほとんど書いてません。

作者さんの期待度もありで、
途中まで割と良くある片思いの童貞君と嫉妬の塊の周りの見えない子な感じのお話しでしたので、あら?って思いましたが、やっぱりおげれつさま。引き込まれました。

ここまで好きって言われたらきゅんです。って感じの童貞ストレートな、要。ゲーム好きで夢のある三咲。お互いゲームしかなかったのにお互い好きと思えたところの落ちと言うか話の流れに無駄なく伏線ありで、読んでいて人間味みたいな部分にグッときました。

わたし的にはエロはおげれつさんの中では少なめ??な感じですが不満はありませんかなり濃ゆかったので!笑。

萌え2ですが神よりです。なぜ神じゃないのか、それ以上があるからです。。??笑。自分で言っていて謎ですが、足りなくないけど。。な感じです。

この一冊のページ数と内容で考えたらまとまりがあってラストもキレイに幸せにおわります。


3

糖度低め

作者買いです。
作者さんの特色であるハイテンションなノリや感動ラブストーリーというのではないく淡々と専門職の2人が恋をしていくお話でした。
そこが個人的に良かったです。どす黒い過去やトラウマがあったりするわけでもなく、お仕事ものとういう様子でハラハラせず心地よく読めました。
作者さんの作るキャラクターはいつも設定してる年齢よりも精神年齢が低めのキャラが多いのですが、今回の攻めのキャラは大人びて見えました。それはそれで新鮮で良かったです。
お話も丁寧に描いていて、心理描写も細かかったです。嫉妬という心理の表現をグラスに溜まる水で表現しているのがユニークで面白いと思いました。

※以下辛口コメ
全体を通してどのページを見ても描き込みが多すぎて読みにくかったです。
場面転換が多くて絵がぎっしり詰まってます。伏線の見落としがないか探したりしました。
絵がとてもお上手なのですが、画面での抑揚がなくてずっとクライマックスみたいな感覚でした。
さらに専門用語が多いのですごくよく調べて徹底しているということが伝わってきました。でも恋愛漫画ではここまで詳しく専門的要素は必要ないなと感じました。
出てくる用語をすべて理解しなくともお話は読めますが、そうなると余計に素人からするともはや記号でしかなくなっていましますし恋愛部分が薄まっている気がしました。
たくさん専門知識が飛び交っている割には要のどんなところがすごいのかが全く分かりませんでした。結果を出したという情報や周りの称賛でやり手なんだと認識せざる得ないのが寂しい部分でした。
お話では三咲の醜い嫉妬心からどうやって恋心に変化していくのだろうと、ワクワクしていたのですが結局「?」という感じでした。
嫉妬心でドロドロになった精神から起死回生して要とやり直せる人間になったというには説得力がイマイチでした。

とはいえ一冊の中にこれだけの心理の変化を入れてこの職種でボリュームのある話を描けるのはこの作者さんはすごいなと思いました。
読んでいくうちにどんどんのめり込んでいって大作を読み終えた感覚になります。
今回は異色な印象だったのですが、毎度定番の外で落ち合ってキスしてハッピーエンドという展開が入っていて安心しました笑
またなにか新刊が出たら読みたいです。

11

無防備なジェラシー。

デイジーの花言葉を検索してみたら、無意識とか、無邪気とか。平和とか希望とか。およそ穏便な言葉が並んでいて。私はてっきり「嫉妬」とか「羨望」って言葉が並ぶのかと思っていたので、ちょっとビックリしてしまう。作者がこのタイトルに込めた真意は分からないけれども。三咲が要の才能に惹かれながらも嫉妬に苦しんでいる事を知らずに。要は実に「無邪気」に三咲に恋をしている事を思えば、これは何となく意味付いてくるのではないかと思ったりもして。

もともと作者がこの世界に詳しいのか、丹念な取材に基づくものかは解らないけれど、業界用語がバンバン出て来て、後で調べなきゃ!と、一瞬焦ったんだけど、巻末に説明があるし、そもそも何となくこうかな?と、想起出来るので、そんなには困らない。読み終えてしまえば、ちょっとばかり詳しくなった気になる程、丁寧に描かれているかと思う。ただ、三咲が「凄い!」と、常に感動している要の作品は表現としては出て来ない。なので、そこは最新の「何か凄い」ものを想像するしか無い。なるほど要は凄いんだろう。そこはもぅ、想像するしか無いのだから、それは三咲のジェラシーや痛みや、自分の才能に対する絶望なども。想像するしか無いのだ。 
読み手側の想像に全て委ねられてしまうということは。『ああ、そういう事ってあるよね。』という様な。ありふれたジェラシーとしても読めてしまう。
三咲の苦しみも、何もかも。
そういう意味では奥行きがもっと欲しかったな、って思いました。
それに、この2人の雰囲気も若さも、焦燥も。かの名作「エスケープジャーニー」をなぞっている様な感じ。少しコミュ症の太一と陽キャな直人の始まりもこんな感じじゃなかったですか。いやに物分かりの良い女子が出張って来るとこも。
「エスケープジャーニー」で涙した人は物足りないんじゃないかな。
名手だからこそ。おげれつ先生には多大な期待をしてしまう。
そして、私は「ヤリチン⭐︎ビッチ部」の続きの方を熱望しています。

0

劣等感

おげれつたなかさんの作品はいつもどこかしらに後ろ暗いようなひずみがあって、今回は劣等感でした。
人とのコミュニケーションがうまく取れない要は、三咲と話をして楽しいし笑顔はかわいらしいし、また同じ道を行く人として、切磋琢磨できる、一緒にいたい相手だと思ったのだと思います。
しかしながら、三咲は要の才能に屈服してしまっているので、ひずみが生まれてしまいます。
三咲はいくら頑張っても要に追いつけないし、そんな相手からいくら自分が好ましく思われていても思われているこそ、ああああああ!おえーーー!!というのが、こちらの作品の醍醐味でした。
三咲。人として、一所懸命なとてもいい子です。そして要は三咲にとっては残酷ですがそれが素だし、要は要で一所懸命です。
私は中盤から、二人それぞれの気持ちが切なくて、もどかしくて、ずっと涙しながら読みました。

■私がグっときたところ(ほかにもたくさんある中の抜粋)
・要の「…………ほら」
・見開きの距離を表す場面
・終わりの方で三咲がゲームをやってるところ
・むぁ…

■どなたかに教えていただきたいところ
・私はAmazon Kindleで購入して拝読しましたが、「むぁ…」ひとつ前のコマの股間は皮余りな状態なのでしょうか?
Kindleだとすべて白抜きなのですが、形状からして、余ってる感じがしました。
 独断と偏見ですが私の実感として、光るものがある、ひたむきで素直な男性は余っている人が多いと思います。

読み終わると不思議なことに自分の心もリフレッシュできる、稀有なお話だと思いました。
良いものを堪能できました!

6

甘さ控えめ

もう、キュンとか切ないとか超えてしんどいものがありました。
おげたな先生の作品は、感情表現がエグすぎてしんどい、というのも持ち味だと思ってますし、毎度、そのエグさに心揺さぶられて涙して…という感じだったのですが、これはちょっと息切れしてしまいました…が、一部の隙もない素晴らしい画力は堪能させていただきました。
ライバル!くらいイーブンな関係性だともうちょっと萌えるんですけど、ここまで、才能に隔たりがあると、それを恋愛関係に昇華させるってかなり大変なんじゃないかなぁ…という個人的な見解が最後までひっかかってしまいました。

超シンプルに言うと、不器用な天才(要)と努力家な凡人(三咲)のラブストーリー(すみません、端折りすぎて身も蓋もない)なんですが、二人の(特に受の)葛藤が容赦なく描かれてて、なんだか途中つらくなりました(;;)
昔から夢見て焦がれて、死ぬほど努力して、それでも届かない才能という名の壁。その壁を軽々と越えていく友人が自分を好きだという。それは、複雑な心境にしかなれないっすよ…。どうやって自分の気持ちと折り合いをつけていくのかな、という過程が丁寧に描かれてはいます。

迷って、挫折して、立ち止まり、初心に戻り、、何年もかけて気づくかけがえのないもの、という尊さがあります。要(攻)の才能への嫉妬も羨望も含めてまるっと受け入れられる三咲が眩しすぎるわ…と思ったのでした。(なかなか理解しがたいんですが…)

7

Daisy Jealousy

切なくて、苦しくて
けどとても愛おしいお話でした
すごかったです
さすが、おげれつたなか先生
心理描写が繊細で秀逸
読んでいて辛くなるくらい伝わってくるし
心臓を鷲掴みされたような衝撃でした

とても読み応えのあるお話でした

男同士の葛藤ではなく、好きなものに対する意地とかプライドみたいなものと
恋愛感情のバランスは独特だなぁと思いました
そういう意味ではすごく新鮮なお話だったように思います

絵も美しくて表情が豊かでとても良かった

6

キライな自分も全部すき

雑誌連載開始されたのは知っててもまとめて一気読みしたい

おかげで焦がれるように待ちましたよ



同級生や同僚の対等な立場の中での光と影
陰と陽・優劣・持っているもの 持ち得ないものへの嫉妬・苛立ち

さすが おげれつさん 魅せてくれます

なのに若干トーンダウン気味に感じてしまうのは ネームバリューからの期待値の高さゆえ?
それとも 待ち焦がれてる間の おげれつさん不足に浮気三昧だったあたしのせい?


詳しいストーリーは諸先輩方にお任せして


憧れの為に頑張っていたはずが小さな嫉妬から脆く崩れた関係や 燻った思いから目をそらし甘んじるしかない現状の虚しさ そんな中での再会

うーーーーん
おげれつさんらしくていいんだけど そこはかとなく感じてしまう既視感
そうは言っても自分至上1・2を争うくらい好きな作家さん

相手のキモチを知って思い知しる自分のキモチ
近づけば近づいただけ遠く感じる関係
行き場のない劣等感 薄暗い欲 拗らせた想い

沈めば沈んだだけ 病めば病んだだけ 堕ちれば堕ちただけ萌えずにはいられないッッ!


鼻血がない物足りなさはあったけど はじめておげれつさんでゴムをみた悦び ←え?
もとい 誰かをすきになる喜び ためらい
諦めることをやめ キライな自分を好きになれた瞬間の彼らの表情
必ず最後に泣かせにくる展開

あぁ…やっぱいいわ おげれつさん

欲をいえば どエロいのが見たいとかじゃなく もうちょっとこっち(BL)にウエイトおいてほしい ような  

これって欲かきすぎた自分勝手な感想でしかないのかな……?

18

読んでいて苦しくなる

苦しいと幸せが二周する作品だと思います。
読んでいてとても辛いの後に幸せになって良かったねからのもう一度リピート。辛い。
繰り返したからこその深みが出るのだと思いますが、BLに癒しを求めて読む方にはお勧めできません。

ただ、さすがの先生なのでストーリー構成も素晴らしいし、絵もブレなく全て綺麗です。
コミックスが250p↑なので読み応えもあります。

後半が少し急ぎ足な感じがしましたが、買って良かったと思える作品でした。

9

心理描写が凄い。

作家買い。
引き出しの多い作家さまゆえに新刊はどんなお話かなーと思いつつ手に取りました。

等身大。

そんな言葉がしっくりくるお話だったように思います。
ビッチ部のようなぶっ飛び設定でもない。
『恋愛ルビの正しいふりかた』シリーズのようなドシリアスものでもない。

ごくごく普通の、その辺にいそうな、ゲームが好きで、ゲームを作ることが好きな、そんな男の子たちの恋のお話。

才能あふれる要。
モデラ―になることが夢で、大手ゲーム会社に就職したい美咲。

美咲に恋した要と、要の才能に嫉妬する美咲。
この二人の絡みが素晴らしいです。二人の、仕事面での目標は同じ。けれど、クリエーターゆえに、才能の差が、彼らを引き裂いていく。

視点はほぼ美咲ですが、美咲の、要への想いの変化の描写がとにかく素晴らしいと思いました。その想いを、飲み物、で表現してるんですよね。

少しずつたまっていく要の才能に対する嫉妬心。
少しずつ溜まっていって、それがあふれてぶちまけられる。
けれど二人の距離が近づくにつれて、飲み込むことも多くなる。

こういう描写が、彼らの心理面を端的に現していてすごいなあと思います。

恋心と、仕事と。
この二つがあるために、彼らはあっちへ行き、こっちへ行く。が、手に入れるために、彼らは自分のプライドと目標と、そして愛情を軸に、進んでいく。その強さがとてもカッコいいです。

寡黙で、不器用で、でも一途に美咲を愛した要。
自分の嫉妬心を持て余し、右往左往した美咲。

タイプこそ異なりますが、彼らに感情移入してしまう。それは、二人とも真摯で、頑張り屋さんで、一生懸命だから。どこにでも良そうな男の子が主人公ゆえに、ストーリーの起伏はさほど多くありません。ありませんが、挫折を知り、失う痛みを知った彼らの成長に、心からのエールを送りたい。

で。

おげれつさん作品にしては、と言って良いでしょう。
濡れ場は多くありません。が、すんごく綺麗です。エロいっていうよりも、綺麗です。要の、美咲を求めてやまない愛情があふれているからかな。

正直に言ってしまうと華やかさはあまりないストーリーです。
けれどじわじわと心に染みわたってくる。
読み直せば読み直した分だけ、彼らの心情が伝わってきてしんどい気持ちになります。

けれど、読後はほっこりした気持ちになります。
じんわりと、優しくも温かな、そんなお話でした。

5

ときめき足ラズ…by k◯んまり

ん〜皆さんの意見とは違います。
思うまま書きますが、決して作者様やファンの方を揶揄する気持ちはありませんので…

一読して、さらっと読みやすかった。絵もとても綺麗だし。
コレは少女マンガの伝統的世界観というか方法論というか。そこを意図的なのかは知らないけど巧妙に織り込んで描かれてる、と思った。
クラスの男の子に恋する不器用で普通の女の子。そんな王道のほのかなラブストーリーの隙間を埋めるサイドストーリーで出てくる、女の子同士のアレコレなトラブル…
そこを、2人の男同士のBLにして再構成してるように思える。
女性読者にとっては憧れと表裏一体の嫉妬心は少女マンガのお作法でお馴染みすぎて、もう一直線に「わかる〜」で感情移入してしまう。
とは言っても、別に作品が全てリアルである必要は全くなくて、実際本作の中でも要の三咲に対する好意がすぐ恋心になってたり、キスしたり(←だって要みたいな男子がこういう事はしないと思う)、葛藤なく三咲が受けになったり、リアル度が低い展開になってて。
これが少年〜青年マンガ的ならライバルはライバルで、嫉妬は嫉妬で、恋心があるならとにかく好きしかないであろうと思う。
だからちるちるの記事であった「BLは女性向け?」的に言うと、「本作は女性向け」。それは本作の設定や展開が少女のお作法で描かれてるから。女性たちの多くが理屈抜きですんなりと納得し、わかる!と移入できるように描かれてるから。
…なーんて断言しちゃってますけど、あくまで個人の意見ね。

おげれつたなか先生って。
エスケープジャーニー、はだける怪物、ヤリチンビッチ部、もう飛ぶ鳥の一羽も残ってないような。泣く子も黙る的な。
だから読む前からコレはスゴイんだ、スゴイに違いない…そんな風に思って読んでる人も……いるかも?かもしれない?イヤ知らないケド。
過剰なHシーンやぶっ飛びな設定、そういうのが無い本作はシンプルで。
そのシンプルさは非常に好ましいけどときめきが足りない。おげれつ先生は飛び道具で読ませるひとよね、なんて思いたくないから、次はシンプルでその上スゴイのを読みたい。
本作は「萌」で。

14

好きだわー

おげれつたなか先生の作品って心理描写にかなり共感できるしストレートに表現してますよね

自分より才能がある人がいて、その人が自分を好きとなれば優越感を抱くこともあるし、嫉妬することもある。そんなつもりはなくても壁にぶち当たった時ふっと考えてしまうんじゃないでしょうか
自分も三咲の立場だったら、ふとした瞬間にそんな感情が生まれるんじゃないかと思ってそんな三咲の気持ちがわかってしょうがなかった。
2回目の別れの時要の気持ちも三咲にも感情移入してしまい胸が痛くなって本当に泣きそうになった

個人的にもうダメだ…と思ってたけど、本当よかったーーーー!

起承転結が綺麗にまとまって主軸のブレもないし拍手!

好き!両思い!ってだけのBLではなくて入り込んだBL作品でした
こうゆう作品が最近は少ないので読み応えがありました。

絡み多め同居編短編でもいいから読みたいです!お願いします!笑

8

心動かされる

「Jealousy・嫉妬」のとおり、恋仲となった元同級生の要(攻め)の才能に嫉妬がやめられない三咲(受け)の気持ちが苦しかった〜……。

同級生の要の才能に一目置いていた三咲。
やがて要は一歩も二歩も先へと進み、一緒に憧れていたはずだった人からも認められて、世間からも認められ、いまだ燻り続ける自分との隔たりを強く強く感じてしまう。
どうやっても超えられない。
超えるどころか、どんどん遠くなっていく……。

辛い。
苦しい。
一緒にいればいるほど。

でも要は五年間もの間、三咲を思い続け、そして今も一途に三咲を求めている。

どっちの気持ちもわかるんですよね。
読んでて苦しかったです。
この読者の心を動かす力は、さすがおげれつさん!

そしてこの「嫉妬」というのは同性間だからこそ、って思いました。
持って生まれたもんとかそういうのは個々で違うはずなのに、性が同じというだけで「同じ土俵なのに」と思ってしまうというか。
そこがBL読んでるぜ!!って気分になれた。
(男同士が恋してるのにBL感が無い話ってたまにあるので)

追い求めていたものも見失ってしまった三咲が、少し遠回りしながらも再び見つけていく……
そこが一歩も二歩も前進、成長って感じで良かったです。
「要」という名前の通り、要が三咲にとっての要なんだなーってところが。

ラブ面に関しては、才能はあるものの他はオタク気質というか若干コミュ障ぎみな要の一生懸命な一途さにキュンとなりました。
初エッチで、長年の片思いが成就して感極まって「夢みたい」とか言っちゃう攻めが好きなので、そこが萌えた!
童貞らしく挿れて即発!というところも萌え。

ただ要は童貞巨根攻めフラグが立つので、ってことは三咲は受けだなとわかるんだけど、ノンケでそこまでラブでもない相手なのに、わりとすんなり受けに回ってしまう三咲という点だけがちょっと引っかかったけど‥‥。
ふつー、もうちょっと男に抱かれることに抵抗あるだろ……と。

ゲロチューはうへぇ……となったけど、そこがおげれつさんっぽいとは思いました。

描き下ろしの前に用語集があるのだけど、これ冒頭に欲しかったです。
ここにあるのを知らなくて、いちいちググって読んでたので……。

20

男としての成長が見どころ!

おげれつ先生といえば、コミカルなのにどこかセンシティブな作品を描く唯一無二の作家さんだと思います。

今作は、好きなものをとことん突き詰めるモデラー同士の恋で、男のジェラシーを目一杯描いた一冊。
作品や人間性に惹かれながらも、どうしても相手の才能が憎い。羨望と嫉妬に溺れて、自分を見失っていく主人公・三咲と、不器用で一途な天才モデラー・要の一筋縄ではいかない恋物語です。

専門学校の同級生同士の二人は、ある事をきっかけに急速に距離を縮めていきます。
純粋に三咲に懐いていく要に対し、コップの水が溢れ出すように、少しずつ嫉妬を募らせていく三咲。
三咲のコップが満たされていく描写、水が溢れ出すというよりコップが倒れるような描写が上手いと思ったのと同時に、すごく切なくなりました。
要の才能に嫉妬して追い込まれ、疲弊していく三咲を見ているのが辛かったです。

すれ違ったまま卒業し、数年後に仕事で再会。
凄い気まずい雰囲気になってるけど、要が今も三咲を想い続けているという一途さが分かってキュンキュンしました。
成長した二人が再会して結ばれて……と、今度こそ上手くいくと思ったのに、要に対する三咲の嫉妬とコンプレックスが根強いんですよね。
ここにモヤモヤさせられるんですけど、きれい事じゃ済まされないリアルさも感じました。

そして、要の本心がどうにも掴めない。
初めは、心の機微に疎い男だとさえ思っていました。
だけど、不器用で言葉が足りないだけなのだという事が後に分かってきます。
要が書いていた制作サイトでの恋愛相談……これ、泣けたな。
なんて不器用で健気な男なんだと。

お互いに歩み寄るのではなく、懸命に背中を追いかけ続ける姿が眩しいラストでした。

そんな二人のHは、おげれつ先生らしく濃厚。
要が、三咲一筋でDTなところが最高♡
三咲のアナルをみて、「テクスチャ綺麗だな」と言うところは笑ってしまいました。
三擦り半もいかないで出ちゃうところも萌えです。
表情とか体位、挿入部分の見せ方から全てgood!
手の血管がリアルで、男の手だと意識させられた所も良かったです。

専門用語がバシバシ出てきますが、ビーボーイのサイトに用語集があるので、そちらを確認しながら読むのもいいかと思います。
ゲーム風になった二人が可愛くて、時々岩を乗り越える演出にしばし見入ってしまいました^^

特設ページもありますので、そちらは本編読了後にぜひご覧になって下さい。キュンとします。

12

童貞な攻めが可愛いです

いくら自分が努力しても圧倒的な才能を前にして、太刀打ちできずに嫉妬でどうしようもなくなる時ってありますね…受けの感情に共感させられました。

作者買いですが、相変わらずめちゃくちゃ絵が綺麗です…細かいとこにもセンスを感じてすごい作者さんだなあて毎回思います。

攻めが出来る男っぽいのに童貞で恋愛偏差値が低いのに必死になっているのが良かった、一途攻め最高。

濡れ場の構図も毎作品工夫されているなあと感じます。

1巻完結なのもあって、ストーリーがあっさりしてるように感じる点はありますが良かったです。

7

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う