雨上がりの僕らについて 2

amemagar no bokura ni tsuite

雨上がりの僕らについて 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神91
  • 萌×236
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

82

レビュー数
13
得点
634
評価数
141
平均
4.5 / 5
神率
64.5%
著者
らくたしょうこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
comicPOOL
シリーズ
雨上がりの僕らについて
発売日
電子発売日
価格
¥780(税抜)  
ISBN
9784758017053

あらすじ

この先何度泣いたって、きっと大丈夫

pixivコミックで約16万いいねの、涙が出るほど尊いBL、完結!
最終話はコミックスだけの30ページ描き下ろし!

恋に臆病だった青年・奏は
高校時代の親友・真城のまっすぐな想いに向き合い、ついに恋人同士に。
すべてが初めての、甘酸っぱい日々が始まった。
そんな時、真城の母親が突然訪ねてきたことで
いつも明るい真城が心に秘めていた事情が明らかになり……。

表題作雨上がりの僕らについて 2

真城洸輔,サラリーマン,高校時代の親友
奏振一郎,出版社営業マン,高校時代の親友

その他の収録作品

  • 最終話(コミックス描き下ろし)
  • あとがき
  • 朝うどん(カバー下漫画)
  • 浮かれマン(カバー下漫画)

レビュー投稿数13

甘さと切なさの絶妙なバランス

真城、奏、双方の可愛さが爆上がりの⤴︎2巻…!
と同時に、母親の登場により心乱される真城……ここは読んでいて辛かった。。

電話をかけてきて「もう死んじゃおうかな」とか…真城は慣れてて平然としてたけど、毒親そのものじゃないか、と腹が立って。
これからは一人で我慢するんじゃなく、辛さを奏と分け合って、少しでも一瞬でも肩の荷が下ろせるようになったらいいな。。

あとはもう、お互いのちっちゃな嫉妬ターンが、壮絶に可愛かった!!!

真城の、右手からカメムシの匂いをぷ〜んとさせながらの壁ドンキスにはめちゃめちゃ萌えたけど、笑ったꉂ(๑˃▽˂๑)
そして真城が誤解するきっかけになった「BLレシピ本」が全然売れなかった、っていうオチにも笑いました。

電子限定おまけの内容も、萌えが加速するものでした◎寝ぼけ真城、可愛すぎるんじゃああ!
攻めがかっこよくて可愛いって、反則ものだ…・:*+.

0

ウキウキからしっかりいい感じに

1巻が苦手要素多かったんですが、続きものということで、尻上がりに良くなっていくであろうとの期待通りでした。

奏みたいなタイプが両思いになったらそりゃ最初は浮かれるだろうし、でも「油断するとすぐヘコむ」と真城はわかってましたね。わかりやすいし。

ラーメン屋で奏を見た時の「奏だ」の真城がかわいい。
高校生の時の奏も無邪気でかわいい。

そんな2人は傷つくことがあって、臆病になったりすることがあるのはよくわかる。

母親のことで苦しむ真城の力になりたいと、奏は自分のことだけでなく、前向きになって2人のことを考えられるようになるみたいでよかったです。

2人の仲は順調にサクサク進んで微笑ましい。
ケンカするくらいですもんね。

しかし、あの母親はきつい。
好きな人でもできれば変わるのか。
誰かに依存するのではなく子離れしてほしいですね。

すみれはちゃっかり同僚とつきあってるんですね。別に悪いことではないけど。
1巻に続きまたも女性キャラの扱い〜と思ってしまいました。

3巻も楽しみです。

0

いつの間にか互いが互いの行動力源に

一巻でくっつきましたお二人の続きです。
お付き合い始めてもそこかしこに問題があって波乱万丈……本編のあともたくさんあるだろうに……乗り越えてくれ、ふたりで!!

本巻では、一巻でだいぶ『引っ張り上げてもらう立場』に見えた受様・奏君が、すごく成長してるように見えましたね。
最初エッ…の雰囲気になりかけたときに怖がってしまうけどちゃんとあとから自分でしたいって言ったし(かわいすぎ)。
真城君のお母さんとの一件のときも、なかなか強く自分の足で立ってたし、すごく真城君の救いになってるなぁと思いました。

はたまた、攻め様・真城君はすんごい奏君が大好きだから、守りたくていろんなものをセーブして、大切に大切にしたいのがよくわ伝わってきて泣きそうでしたよこちらは。
奏君は壁作られてるように感じちゃうもんね、でも真城君は傷つけたくないだけで……みたいな。
最終的にはちゃんと奏君に自身の気持ちを預けることができて、お母さんとの問題にも立ち向かえて、よく頑張った!!

全編を通して、超リアルな雰囲気がすごくて、些細な事で言い合いになるとか、一つのことをウジウジ考えてしまうとか(フィクションって登場人物たちの心情さっぱりしすぎてて眩しいときありますが、実際ってこんなもんですよね)
そういったところが読んでて共感できたり、こちらまで胸が痛くなったり……没入感ハンパなかったです。
また、受け様・攻め様が知らぬ間に互いを助け合ってるの非常に良い!!どちらかが一方的に守られるでもなく、頑張るでもなく。

これからも幸せに生きてください!!
同人版初夜編を……読まなければ……!!

0

じっくり

1巻で2人の真っすぐさ、可愛さにキュンキュン。どう深まってくか楽しみにしてたら…真城母が想像のはるか上の思考の持ち主でしんどかった。少し病んでる設定とは言え、過剰な期待、思い込みが痛くて痛くてしんどい。2人の仲睦まじいい姿を見たいんであって、2人の今後のため、全部を受け止め合い一緒に進むために必要なことで、2人の行動・気持ちにはじーーーーーんと胸が打たれるものの、丁寧な分しんどい。

初えっちまでの流れも2人の不安や想いやりが溢れてて、本番の可愛さの期待しいてたのに!朝チュン…泣いちゃいました。らくた先生のえろの可愛くて満たされる感じがとても好きなのに。あとがきで知ったんですが、一般紙だからの配慮だったんですね。それもあってか、2人の生き方、家族との向き合い方に焦点が当てられてる印象。可愛いだけの2人じゃない、大人として向き合って、それぞれが力になっているのは刺さるものがあるし、ストーリーの起伏や丁寧さも素晴らしんだけど、ちょっとヘビーに感じてしまった。逃げないところが良いところだとも思うんですけどね。

0

2巻は更に良い!

恋人同士になって更にお互いを思い合い、それぞれちょっと嫉妬したりなんかして、ほのぼのとそしてコミカルにはじまっていました。
 
なかなか嫉妬心を口に出さない奏と、素直に言葉で表す真城、高校時代の思い出なんかも挟まってとっても甘酸っぱいんです。

そして、週末を奏の部屋で楽しく過ごしていた所に高校時代に真城が自宅に帰宅したくなかった原因の母親からの電話が何度も来て…と言った内容になってました。

何も話してくれない真城に壁を感じてしまう奏、母親から目を逸らし続ける真城。

そこからギクシャクし出しても表面上は2人の関係は良好で、そんな中で真城の母親が急に上京して来ます。
母親に起きた出来事は残酷でしたが、元々から心の弱い人だったのではと思ってしまいました。彼女の母親で真城の祖母がまともな人で良かったです。

そして、初めて真城の母親と対峙した奏、ここで奏が真城の心を守ろうとするところが凄く良かったんです。あの自信の無かった奏がと感動しました。

2人は初エッチはライトな感じでしたが、この作品にはこれくらいが良いと思いました。

1

道が続いていくということ

なんとも爽やかな着地。めちゃくちゃ良かったです。
たどり着くには簡単な道程ではないけれど、お互いが一緒に居たいと思っていればふたりの時間は続いていく。
最後のふたりの背中を見てそんな風に思いました。

簡単には自信がつけられなかったり予想外の方向から問題が発生したりと色々ありましたが、お互いに相手の言葉を信じてそれに救われ、道が開いていく様子に感動しました。

女性視点からの意見が描かれていたりBLにしては登場人物というか関係者(?)が多めだなと思っていましたが、一般レーベルでの作品だったのですね。納得がいきました。

ふたりのこれからが幸せなものであればいいな、と思える作品でした。

0

作者さんのキャラへの愛情が伝わってくる

焦れもだ具合にヒーヒー言いつつ読みました。
エロいのもたまには良いが、初めて致すときはやはりお互いに緊張感やためらいが欲しい。
お互いの愛情を確かめる行為がお話の盛り上がりのピークな作品はやはり萌えが爆破しますね。

付き合い始めて、日常が輝いて見える感覚とか、好きすぎて情緒不安定になる様子なんかに共感でした。
無理だと思っていた恋が成就して浮き足立つ2人の様子が丁寧に描かれています。

唐突に挟み込まれた感のある「特別編」ですが、2人の高校生時代のエピソードであり、2人の気持ちに種類の差はあるものの、2人の時間がどれだけ安らぎであったり尊いものであったか伝わってきます。

そして訪れる不穏な影。
だから特別編はこの位置だったのだな、と気付きました。
奏は初めて真城の母親との関係を知ったんですよね…。いやかなり衝撃的だったよね。私だったらドン引きだったと思うが、奏よく対応した!

初めてのHまでの流れが良い。「いいの?」とか訊く攻めは居たかな?今まで。
布団で隠された行為と朝チュンも萌えた。
2人にはずっととにかく幸せでいて欲しい。そう願わずにはいられないようなお話でした。

0

朝うどん

表紙の笑顔がいい!

◾︎真城(表紙左)×奏(表紙右) 高校の同級生 社会人
あとがき読んで一般レーベル作品なんだと気づく。そうだったのか!その割にはきっちりBLしてましたね。少女漫画っぽさや、母親の絡み具合はたしかにBL漫画テンプレとは違いました。そこも面白かった。

連載で読んでる間「母憎し」でしたが、どうも切ない。愛する人を失うとはそれほどのことです。また真城か父親にそっくりでカッコいいから辛い。
再会時の真城のゴリ押しも奏が望んでなければ迷惑かもしれない恐ろしさが描かれていました。

真城まだ若いからいいけど、ちょっと油断したらめちゃくちゃ太るんだろうな。でも熊系になっても奏の愛は変わらないだろうな。
この2人普通に喧嘩できるとこも好きです。あと朝チュンシーンの「時が止まってしまえばいいのに」からの「さすがに飽きてきたな…」には笑った。そうよ…トキメキだけでは飯は食えないのよ…

近影部分に書かれていた通りまさに「ふたりのこれからはどんなかなー」という気分なので、喫茶店に入店する2人から始まったこの作品、またちょっとずつ真城と奏を小出しにしてくれたら嬉しいです。

0

雨が上がったその先は、

自分の欲を抑えがちなワンコ攻×臆病で照れ屋さんなゲイ受。
それぞれの関係性や性格がとてもリアルで……!

母親との関係性から、自分の欲望をいつも後回しにしてきた攻が、受にだけは欲を我慢できずにぶつけたり、やっぱり尻込みしてしまったり、な案配がすごくリアリティがあって焦れキュンが止まりませんでした。
そして1巻では受け身が多かった受が、攻のために頑張る姿もいじらしくて、攻と一緒にいられて嬉しい、幸せ、が全身から伝わってくるので「恋の力って偉大だなぁ……//」としみじみ浸ってしまいます。
完全に結ばれたあとも喧嘩しながら愛を育んでる様子がとってもキュート。
ふたりの同棲生活を壁から見守りたくなる、温かくて素敵なカップルでした。

1

必見の描き下ろし。

前回から引き続き主に奏視点で進みますが、今回の主役は真城。
1巻で明かされた真城の薄暗い家庭事情にさらに切り込んでいきます。
ついに恋人になったふたりの甘酸っぱいやり取りを交えつつも、心が苦しくなるシーンを含むストーリーでした。

読み始めてまず思ったのは、奏がキラキラしてる!ということです。
「寂しくないってすごいよね」から始まる、奏が自分の内に生じた変化を語るシーンが印象的。
これまでの孤独と、真城がいる幸せの両方が迫ってくる台詞が胸にじんと響きました。

前巻で、真城に彼女ができ奏が涙する場面を見た時から「奏って実は芯の強い子なのでは…?」と思っていたけれど、真城と結ばれたことで本当に表情が明るくなりました。
相手の存在が自分の糧となる、そんな真城との恋愛関係が素敵。

今回、真城の母というかなりハードな相手と対峙することになりましたが、部外者扱いされようと、手が震えようと立ち向かう奏に励まされました。
母親が絡むと情緒不安定になる真城を初めて目の当たりにして、すごくびっくりしただろうに。
奏、よく頑張ったよ…(涙)

重い問題ときちんと向き合って、最終話では身体も結ばれるふたり。
最終話はpixiv未掲載の描き下ろしになります。
か、奏の可愛さが炸裂してる…!!

叫びたい萌えポイントがたくさんあるのですが、せっかくの描き下ろしなので詳細は控えますね。
個人的には、翌朝ベッドの上で目覚めてからの流れがすごく好き。
ちゃんと甘いんだけど、ドラマチック過ぎず、日常感が滲んでいて最高でした。

読了後に表紙を見返すと、奏と真城の笑顔がより素敵に感じられます。
「この先何度泣いたって、きっと大丈夫」
帯の言葉通り、あたたかい未来を思い描ける完結巻でした。

1

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