魅惑のオメガの落とし方

読みやすかった

hontoの無料試読が分冊版の5巻まででていたので試読。その後面白かったので、分冊版20巻までを、クーポンで購入しました。

独自のオメガバース設定は、特に無い、普通のオメガバース設定の、運命の番を探す恋愛小説。

小説投稿サイトに原版があるので読みましたが、対比すると、編集者の助言を受けて編纂された分冊版と単行本版の方が誤字が無いので、読みやすかった。
それと、単行本には書き下ろしの追加があるので、商用版のほうが洗練されているし、お得です。

物語は、キャラ毎の視点で進捗します。
主に対人関係の悩みを乗り越える件が多く、妬んだり考えすぎたり、思春期に多い恋愛の悩みなどの件が題材。
エロシーンだけが大人向け18禁で、キャラの心理描写は学生世代の子供視点、大人のキャラは親だけ・・恋愛以外の話題はほぼ無い、子供の国世界の物語。
恋愛以外の話題が無いので物足りい・・私に合わなかっただけです。

気になったのは、Ωの主人公千尋の言動、「番解消の危機」を体験するまでの千尋は愛されすぎて我儘な暴君になっていく、自制も反省もなく、感情の暴走をしだしたところが、鼻についてしまった。完結後の続篇で、千尋は随分大人になっています。

萌２