ラヴァーズ・ポジション

lovers position

ラヴァーズ・ポジション
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌15
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
70
評価数
24
平均
3.1 / 5
神率
8.3%
著者
水名瀬雅良 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199603174

あらすじ

「オマエが望むならつきあってやってもいいぜ」高校時代の憧れの先輩・隼人(はやと)の失恋に乗じて、押しかけるように恋人になった潤(じゅん)。隼人は激しく抱いてはくれるけど、潤の連絡先ひとつ気にしてくれない。俺は恋人の身代わりでしかないんだろうか…。自信が持てない潤の前に、ある日、隼人の昔の恋人と名乗る男が現れて!?

表題作ラヴァーズ・ポジション

憧れの先輩・隼人
後輩・潤(バーのアルバイト)

同時収録作品LOVE DAMAGE

澤田和馬 別れさせ屋のバイトをしている大学生
尚人 大学生

その他の収録作品

  • one-side love

レビュー投稿数13

切ないところが好き

水名瀬雅良さんにハマるきっかけとなった作品。

俺さま攻め・隼人×綺麗系従順受け・潤。指輪を受け取ったことで、それまで自信が持てなかった自分の立ち位置に少しだけ自信を持ち始める潤。

ところが、隼人に綺麗な元・恋人の影がちらつくあたりで、徐々に不安になっていく。このあたりの気持ちの揺れ動き・展開が絶妙で、すっかり潤に感情移入して読み進むと切なくなります。

自分がいるべき場所は速人の隣ではないかもしれないと、隼人の部屋から着替えと持ち出し、合鍵と指環を残して立ち去るシーンは何度読んでも切ないです。

その後、元・恋人が誤解を解きに来たり、隼人自身も潤を探してやってくるあたりでホッとできるんですが、ここでトドメの潤の胸の内を語るシーンでもやはり切ない。隼人がキレ気味に説明するあたりはとても好きなシーンです。仲直りしてめでたしめでたし。エロなシーンは、水名瀬先生ならではの綺麗さ、色気があって大好きです。
自分はこれを読んでBLコミックにハマりました。受けに感情移入して読みたい方にお勧めの一冊。

7

どっちの受けも可哀想

■ラヴァーズ・ポジション■
■one-side love■
隼人(サラリーマン)×潤(学生?) ※高校の時の先輩×後輩

高校時代の憧れの先輩・隼人の失恋に乗じて、彼の恋人の座に納まった潤。
付き合っていても「あの人の代わりになれているのかな?」と不安な気持ちでいっぱい。
そんな時、隼人がかっての恋人・基と連絡を取り合っていることを知って…。

潤が可哀想です。。。
本当にもう…隼人ってば潤がマイナス思考でグルグル悩んじゃうのも仕方が無いって思えるような態度なんですよねー…。
恋人の誕生日を忘れるなよ!
しかもそんな大事な日に「部屋に来るな」と言った上に元カレの基を部屋にあげていたらねー…。。。
事情あるなら説明しようぜ。
んでもって携帯を変えただけで連絡とれなくなるって…どんだけ無関心?
住所も現バイト先も知らないってあんた…orz
潤がそういうところを分かっているのが余計切ないわ。。。
いくら合鍵渡されようが指輪贈られようが不安になっちゃうと思うの。

個人的に1番驚いたのは基さん。
え?彼女??彼氏じゃなくて彼女???
…見たかったなー。

バイト先の店長さんは良い人だったので…是非誰か相手を!

■LOVE DAMAGE■
澤田 和馬(別れさせ屋・大学3回生)×尚人(大学生)

相手に結婚相手が現れて振られるパターンをいつも繰り返していた尚人。
でも今回の恋人は違う、運命の相手と巡り合えたんだ!…そう思っていた。
サークルの飲み会に参加し、目が覚めると見知らぬ男と自室のベッドで裸で寝ていた?!
全く覚えておらず焦っているところに恋人の相田先輩が現れて絶縁宣言をされてしまうorz
その後、男・澤田と再会し謝罪と告白をされる。
そして別れさせ屋のバイトをしていることを知るのだが…。

序盤で思いっきり展開が想像できます。
ってか相田先輩踏みこんできた時点で「まさか?」と思っていたんですが、予想より早く正体がばれて「えぇぇぇーっ!!!」です。
そんなに直ぐにばれるなんてw
別れさせ屋システム利用の理由を知った時の尚人が切ない><

出会いが最悪な2人だけど、きっとこれからラブラブハッピー♪

6

コミュニケーション不足な二人

高校生の頃から思いを寄せていた先輩・隼人(攻)の失恋をきっかけに、
彼の恋人の座にあっさり納まった潤(受)は、
「あの人の代わりになれているのかな」と不安な気持ちでいっぱい。
そんな時、隼人がかつての恋人と連絡を取り合っているのを知って―。

なんていうか、潤君がかわいそうすぎて泣けました…。
合鍵やら指輪やらを渡している割には、
潤の携帯番号以外の連絡先(住所とかバイト先)を知らない隼人。
ナンダソレ?とか思ってしまいましたよ…。
バイト先ぐらい会話に出るだろう、普通?
そりゃー、潤君も、絶望的な気分になって、逃げて当たり前ですって…。
致命的にコミュニケーション不足な二人ですね。

ストーリー展開も、かなり強引めな印象でした。
なんとか誤解も解けて、丸く収まりましたが、
ラブラブっぷりをもっと見たかったなぁ…。

付き合ってるのに片想い、というせつない系のお話が好きな方だと
それなりに楽しめるのかなぁ…という感じです。

7

あの人の代わりに

潤は隼人と付き合っています。
潤は高校生のころから隼人を目て追っていました。
しかし当時隼人には美人(男)な恋人がいて、潤はその人に憧れていました。
なので今隼人と付き合っていても「あの人の代わりになれてるかな」と思うばかり。

隼人はちょっと潤を不安にさせすぎですね(^_^;)
昔付き合っていた人が家に来る理由を潤にちゃんと説明してあげればいいのに…
潤が誤解するのも無理ないと思います;
隼人が潤のバイト先の家の住所とかなにも知らないのにも驚きでしたね。
潤が悲観的になってしまうのもわかる気が;

『LOVE DAMAGE』も受けが可哀想なことに(笑)
攻めがかっこよすぎてキラキラしてましたw

みんなちゃんとハッピーエンドでしたが、攻めはもっと受けに説明してあげるべきだと思いました(笑)
そして表題作の潤と仲が良いバーの店長さんがちょっと可哀想…w

6

大切なポジションは誰のもの?

BLにはまった初期に読んでいた水名瀬さん。懐かしく読み返してのレビューです。とにかく、絵が綺麗なので好きな作家さんです。今回は、高校の時に憧れていた人と偶然の再会をして付き合えるようになったけど、元彼の存在に不安になるお話です。

酔っ払った勢いでエッチをした隼人と潤。そのまま付き合うことになります。隼人は潤が高校時代に憧れていた人で、その頃隼人は綺麗だと評判な基と付き合っていたのです。
そんなある日、急に「明日は家に来るな」と隼人に言われる潤。不安になっていると、偶然基と会っていたことを知ります。

信じたいけど不安になる潤が切ないです。隼人は、言葉が少なくて。大事な時にはハッキリ言ってあげて!と読んでてモヤモヤします。
でも、今回の事件で一緒に暮らすことを決めた二人。幸せそうだけど、隼人が相手だと苦労しそうだと思ってしまいます。
今回は、基のビジュアルがカッコ良すぎて、それだけで萌えます(笑)

3

ラヴァーズ・ポジションレビュー。

受のマイナス思考トルネードをイライラすると思うか、切ない恋をしているだねと共感するかによって読後感が変わってきそうな話。

指輪を受け取ってうるっとする辺りは可愛いけど、もう少し自分に自信を持つというか、もっとちゃんと愛されているというのを自覚したって良いと思う。
ものすっごいベタな勘違いで関係が崩れそうになるけど結局元鞘。

表題作より別れさせ屋話の無茶な設定とお約束な展開の方がサラッと読めたかなと思います。

2

何かと足りない攻。

表題作は、とにかく隼人(攻)が無神経というか、言葉も思いやりも足りなさすぎると思いましたね。潤(受)は、自分はあくまでも基(高校時代の隼人の恋人)の身代わりだと信じているのでまだしも、隼人は潤を『恋人』だと思ってるにしては、携帯の番号以外なにも(住所もバイト先も)知らないってありえねぇよ!と唖然としました。
指輪もいきなりすぎて、逆に盛り下がりました。指輪より先にする(言う)べきことがあるだろ!?と。

私は、隼人は決して好きではないんですが、コイツは『酷い男』というよりは『ダメ男』というニュアンスに近いんじゃないかな。潤は可愛かったですね。かなりネガティブでぐるぐる思考なんですが、それ自体は苦手でもないので平気でした。

もう1編、中編の『LOVE DAMAGE』が収録されています。キャラクターとしてはこちらの方が好みかな。

どちらもまあ悪くはなかったんですが、受のタイプが似ているような気がしましたね。ただ、どちらももう少し長く、1冊丸ごと使ってじっくり掘り下げてくれたらもっと楽しめたかな~と思いました。

2

嬉しい発見!

ふだん小説読みの私は水名瀬雅良さんの絵は小説イラストしか拝見したことがなく…失礼ながら、ちょっと苦手でした。この度、初めてコミックを読み、とても面白くて嬉しい発見でした。話の展開や登場人物たちの言動、会話のテンポなどが嫌味がなくていいなぁと思ったのですが、絵そのものも小説イラストで見るより好きでした。うん、読んでよかったです。

二組のカップルのお話が収録されています。

表題作は、かなり男らしくちょっと粗野な雰囲気の攻と、昔から彼に憧れていて今は恋人になった…はずの受のお話。攻の元カレが登場しますが、よくある展開ではなく、結構いい味を出していて印象的でした。

もう一組は、カラダの関係から始まる大学生同士のお話です。こちらには受の元カレが登場します。種明かしにちょっと腑に落ちないところはあるものの、受の気持ちがあっさり切り替わらないエンディングも良かったと思いました。

1

​ 健気受けより強引攻めで!

 水名瀬先生の描く強引で我儘な攻めが好きですが、こちらは健気受けのお話が2作です。

・『ラヴァーズ・ポジション』
 高校時代の憧れのカップル隼人と基。隼人に強く惹かれていた潤は、働いているバーで二人に再会して、基との別れに酔い潰れた隼人を介抱したことから、隼人と付き合うことになり…。

 潤視点で話が進むから、隼人の気持ちがわからないし、指輪をもらって喜んだのもつかの間、隼人は潤を置いて元彼と会っているし、あげく「今は(潤より)基の方が大事だ」とか言っちゃうし 、それなのに潤の前ではとにかく言葉足らずで、隼人の考えていることは全然伝わっていません。だから潤が可哀想で可哀想で、しかもめちゃくちゃ健気だから泣けてきます。だけど言葉足らずなのは潤も同じなんですよ。好かれている自身がないから、言いたい事や聞きたいことも口に出来なくて、悶々と悩むことになる。
 潤がそういう性格なのは高校時代のエピソードを読んでもよくわかるのですが、隼人が言葉足らずだと言う方が最初ピンと来なくて、なぜに?と思っていました。多感な時期(高校時代)に、基と付き合っていることを公言していたような男前な性格のはずなのに…。
 それが読み進めるうちに、もしかしたら恋人の前では肝心な事を口に出来ないヘタレなのかなーと思えてきます。だからきっと基にも振られちゃったんじゃないかな。←(あくまで想像だけど。)結局最後まで潤に好きだと言えないままだし!!基と別れることになったシーンがあれば、その辺がもっとわかりやすかったと思います。


・『LOVE DAMAGE』
 大好きな恋人がいるのに、目覚めると隣には別の男がいて、しかも恋人に見られて振られてしまい…。
 ノンケと付き合うたびに「結婚するから」と振られてきた受けを悲しませたくなくて、恋人が別れさせ屋をつかったというお話なんですが、悲しませるより余計にひどいよね。別れさせ屋の彼が受けを本気で好きになるし、いい男だから良かったものの、そんなバイトをしている男を信用していいものだろうか…。

 どちらも健気な受けが可愛かったのですが、やっぱり水名瀬作品は強引で一途な攻めが出てくる話の方が好きだなと思います。

1

健気と不憫は報われるか?

表題作ともう1編が収録されています。

「ラヴァーズ・ポジション」
ずっと好きだった男・隼人の恋人、の場所に立てたはずの潤。
隼人は潤が同じ高校の後輩という事も気付かず、酔って寝た後も潤が俺の事を好きなら付き合ってやる、みたいな俺様。だから潤もいつも遠慮がち…
そんな傲慢攻めと健気受けの物語ですが、物語の構成的に隼人の真意や元カレ基(もとき)の事情など分からず、どうなるのかな、とヤキモキ。
結局ハッピーエンドであー、良かった、となります。

「LOVE DAMAGE」
フラれ癖のある尚人。ある日目覚めたら見知らぬ男と裸でベッドにいて、恋人から捨てられてしまった!という冒頭。
その男澤田はなんと「別れさせ屋」。尚人に恋人と別れたなら俺と付き合おう、と誘ってくるが…。
物語は、誰が別れさせ屋を雇ったか、なぜそんな方法をとったか、という展開。
その真相はネタバレしませんが、尚人はかわいそう…。澤田も俺様だから前途多難だけど頑張ってね。

「one-sided love」
無事隼人と本当の両想いになれた潤。そんな彼をずっと見つめ続けていたある男…男はつらいよ。

1

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