…今日が最後でいいから 二人に交ざらせて

できそこないのケモノたち

dekisokonai no kemonotachi

できそこないのケモノたち
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立6
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
3
得点
36
評価数
21
平均
2.3 / 5
神率
9.5%
著者
菊池ばみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799745960

あらすじ

祥三と久仁彦は、お互いにαでありながらも恋人同士。

α同士で付き合うことに僅かな後ろめたさを感じながらも、人知れず愛を育んでいた。
しかし、あるニュースをきっかけに幼馴染でΩの ‟一希”と再会を果たす。
彼の存在は、蓋をしていた幼い頃の仄暗い記憶と共に、二人にαとしての本能を思い出させて――

性別に翻弄される、できそこない達が選んだ愛のかたち。

表題作できそこないのケモノたち

桐ケ谷祥三,大学生,α
槙久仁彦,大学生,α

同時収録作品できそこないのケモノたち

槙久仁彦,大学生,α
相原一希,幼馴染み,Ω

その他の収録作品

  • その後(描き下ろし)
  • 昔の話(描き下ろし)
  • あの頃(描き下ろし)

レビュー投稿数3

なんかよく分からないまま終了です

アルファ×アルファのカップルに、変則的にオメガが加わると言う、変わり種オメガバースです。
初読み漫画家さんですが、インタビューを拝見してガッツリ好みだったので購入しました。

で、こちら「性に翻弄されるできそこない達」になってますが、まさにその通りですね・・・。
性に翻弄されまくってます。
そして、私の読解力の問題かもしれませんが、いまいち理解できなまま置いてけぼり状態で終了しちゃいました。
最終的には三人で幸せになるんですけど、それもまたよく分からなかったです。

ザックリした内容です。
お互いにアルファでありながら、恋人同士の祥三と久仁彦。
あるニュースをキッカケに、幼馴染みでオメガの一希と再会するんですね。
そこから、二人の歯車が狂い始めてー・・・と言ったものになります。

まず、祥三と久仁彦ですが、すでに付き合ってるカップルになります。
で、祥三はアルファである久仁彦と付き合い抱いてる事に、少しの後ろめたさを感じつつも、とても幸せ。
また、幼馴染みの一希ですが、実は久仁彦が好きだった相手なんですね。
再会した一希と親密に付き合う久仁彦に、祥三は強い嫉妬を覚えて一希を煙たく思う。
しかし、一希は何かと二人の仲を引っ掻きまわし・・・と言った感じでしょうか。

これ、祥三の久仁彦に対する強い執着なんかは面白いです。
久仁彦を挟んで、アルファである祥三とオメガである一希が恋敵みたいな感じになるんですね。
あと、オメガバと言えばヒートですが、この描写がめちゃくちゃエロい。
本能により、ヒートを起こした一希に久仁彦が襲いかかろうとしちゃうんですよね。
すると、一希から引き離し、久仁彦を激しく抱く祥三。
本能と心と、ギリギリの所で苦悩する久仁彦が色っぽい上に、泣き顔なんかが可愛くてキュンキュンしてしまう。

ただ、これ、主要キャラの一人、一希が何を考えてるかよく分かんないんですよね。
彼は幼い頃から性的に搾取されと、不憫受けです。
で、ヒート時に二人を呼んだり、久仁彦を誘ったりと、仲を引っ掻きまわす。
なのに、「二人の仲を邪魔するつもりは無い」だの、「ぼくがみんな悪くて・・・」だの健気ぶる。
なんか、やってる事に一貫性が無くて混乱するし、そもそも健気ぶるビッチは好きじゃない。

あと、祥三に対しては受け、一希に対しては攻めとなる久仁彦。
彼も彼で、祥三が嫌がってる事を知りながら、親身に一希をかまう。
これ、ラットを起こした祥三が一希を抱いてしまうと言う事件が起こりますが、そこで泣きながら祥三を責めるんですよ。
でも、こうなる事は予想がついたじゃん?
むしろ祥三が、ずっと久仁彦と一希の間に起こるかと心配してた事態じゃん?
久仁彦にすごく一途な祥三だけ、なんか可哀想だよ。

で、最終的に、三人で結ばれと幸せになります。
ただ、祥三と言うのは、一希を毛嫌いしてたんですよね。
それが、いつの間に、一希を受け入れたのかよく分からない。
えーと、ラットを起こしてうなじを噛んじゃった責任感なのか、二人を共に求める久仁彦の為なのか、それとも一希を好きになったのか。
このへんが曖昧なまま三人で幸せになっちゃう為、なんかモヤモヤする。

う~ん・・・。
私の読解力の問題かもしれませんが、なんかよく分からなくてモヤモヤするまま終了なんですよね。
特に、一希のキャラに関しては、嫌悪感が強いです。

11

それぞれの立ち位置

この作品は
α×αのお話で尚且つ
α同士が恋人なのはあり得ないというような世界線です。
なので、祥三も久仁彦もお互いに
この先もずっと一緒に居たいと想い合いながらも
周りの目を気にしたり、
家族のこと、将来のことで悩んでいて
それでもそれなりに幸せに暮らしていたところに
昔の友人であるΩの一希が現れて絡まっていく関係‥。

あまりない三角関係で面白そうだなと思ったし、だからこそ最後はどんな風になるのかと思っていたのですが
気になっていた部分が回収出来ないまま読み終えていました(汗)

一希は久仁彦と番になりたかったのか、
それとも本当に祥三との仲を裂くつもりはなかったのか、
それなら何故誘惑するようなことをしたのか。
個人的に一希の存在や言動がめちゃくちゃ気になっていたのに
私が欲しい答えは描かれていませんでした‥

オメガバースは作家さんによって
様々な展開があるし、どうなるかわからない部分があるのでそこが面白いところだと思うんですが
読み終えてモヤモヤ感が残ってしまったのが残念でした。

0

ん?え?

α同士で幼馴染で恋人でもある祥三と久仁彦。
ラブラブな毎日を送っていたけど、ある日飛行機事故のニュースで子供の知り合い一希の家族が亡くなったと知って一希が心配になった久仁彦は一希を探すと言い出す。
久仁彦が子供の頃にΩの一希に惹かれていた事で、一希には関わってほしくない祥三だったけど久仁彦の望みを断れず一希を探し出し、再会する3人。


全体的にみんなの感情がよくわかりませんでした。
なので自分的な解釈で読んだ限りは…あまり気分のいい展開ではなかったかな??
一希が、ヒート中なのに二人を家に招き入れたり、
久仁彦が、祥三が不安に思っているのに一希を構いすぎたり、
祥三が、一希と番ったり・・・。
キャラたちの行動が私には理解できずすべてに引いてしまいました。

最後には3人仲良く暮らし始めるんですが、そこもちょっと・・・びっくりしちゃって。

三角関係は好きですが、今回はちょっとキャラの心の変化を読み取ることが私には出来ませんでした。

3

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