もう一度、会いたかったけど 会いたくなかった――

その好きほんと。

sono suki honto

その好きほんと。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神54
  • 萌×234
  • 萌12
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
16
得点
442
評価数
101
平均
4.4 / 5
神率
53.5%
著者
たき猫背 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047358478

あらすじ

長谷の職場に高校時代の同級生・灘口が入社してくる。長谷と灘口は高校時代つきあっていた。しかし、そのきっかけは長谷と友人たちのゲームによる、罰ゲームで……。

表題作その好きほんと。

長谷大輝,自動車工場整備士
灘口 新,長谷が働く会社の新入社員

その他の収録作品

  • 目下の悩み 幸せな悩み
  • ご報告(カバー下漫画)

レビュー投稿数16

10年も遠回りした恋

高校生のときに罰ゲームで付き合うことになった長谷と灘口が社会人になり10年ぶりに再会するところから始まります。

罰ゲームをしなければ相手を好きなことに気付けなかったけれど、罰ゲームから始まったから終わりにするしかなかった関係がもどかしくて切なかったです。

10年も遠回りして、ようやく両想いになれて本当に良かった!
長谷には灘口をもっと甘やかしてほしいなと思います!!

しかし、罰ゲームをやれと言って長谷と灘口の関係をめちゃくちゃにした人達が謝りもせず何の報いも受けずにいることにはモヤモヤが残りました。

シーモアはトーン&白刻み海苔修正でした。
両想いになってからの余裕のない初夜が良かったです!

0

あふれ出る涙と気持ち

長谷も灘口も高校時代からずっとお互いを好きでいたのに、拗れてしまった関係は簡単には元通りにならず
こんなにもすれ違ってしまうものなのか?というほどに切ない展開が続きました。
長谷も当時のことを後悔してすごく反省していたと思いますが
好きな相手から罰ゲームで告白されるだなんて、灘口の気持ちを考えると本当にツラかった。
長谷の言動は罰ゲームの延長だと思っているので、どんどん拗れていくのがなんとも切なくて
人間不信になってもおかしくないくらいの出来事だったなと思いました。

再会してからもまたすれ違いそうになったけど
今度はきちんと気持ちを伝えて無事にくっついてくれて安心しました。
灘口のぼろぼろ流す涙には色んな感情が詰まっていたんだろうな。

切ないところが多かったけど、最後には幸せなふたりが見られて本当に良かったてす。

0

大人になっても

長谷の友達らがいい大人になってもまだ高校時代の罰ゲーム告白や交際を面白かった楽しい思い出として話してることに正直ひいた
あの気づいている友達以外とは疎遠になっていたりしたら切なさやその後の甘さを思い切り堪能できたんだろうなと思う

長谷が立ったまま自慰するのは高校のときのを反芻してなのかと思うと良い!
でも、やっぱりその経験だって灘口にとっての性被害でしかないと思うといくない

罰ゲームで告白なんて本当に仲良かったらやるかね、イジメでもなく
あれもこれもみんな友達に聞かせて嘲笑ってるって思ってただろうし、3年生を居心地悪く過ごすことになっただろうし、灘口の好きな人に嫌われてると思いながら一緒に過ごした1ヶ月が可哀想すぎる

好きだったからって傷つけたことは許されないし、嫌なことされたら普通に嫌いになる話はないんかな

0

泣けたー!

もうBLで罰ゲーム禁止して!こっちも辛いよ。
絶対こじらせるから!

長谷と同じ職場に突然入ってきた灘口。
高校時代に仲良くなって、友達との罰ゲームで灘口に告白した長谷。
本当はお互い好きだったのに…。
長谷のバカバカバカ!
灘口のこと傷つけて。

再会したら今度は灘口から付き合おうと言われオッケーする長谷。
長谷の気持ちが優しくて、復讐でも仕返しでも灘口のしたいように付き合うって。
だけど我慢できなくなっちゃって。

起死回生をはかる長谷。
謝って謝って好きだ好きだずっと好きだって言って。
信じない灘口をそれでも言い続ける長谷。

その後は甘々でした。
もう灘口視点が泣けて泣けて。最後も。

ずっと寝かせてましたがこんなにいいお話だったとは!
ちゃんと積本読まなきゃ。

0

こじれた二人

高校生の頃、罰ゲームで告白し、思いがけずOKをもらってつきあっていた二人。
お互いに気持ちはあるのに、きっかけがきっかけだけに冗談にしてしまい、痛い別れをした。。
そんな二人が再会してからの物語です。

自動車整備工場で整備士として働く長谷と、そこへ赴任してきた灘口。二人は高校の時、”つきあって”いた。
何でもないような顔をしてふるまうけれど、再びつきあってみよう、と今後は灘口が誘う。
本気なのか、仕返しなのか。。

こじれてしまった関係を、大人になって自分のことが見えてきた二人が、なんとかほぐして再び絆を築くまでのストーリーでした。

長谷が基本世話焼きのいい人。
灘口は感情の起伏が小さくて気難しそうですが、本当に好きなんだとアプローチしたら柔らかい芯がみえるのがかわいいですね。

早くくっついて、と少しじれったく思いながらもほっこり読める1冊です。

0

すれ違い、それは切なさの極み

ある日、長谷の職場に高校の同級生だった灘口が入社してきます。
二人は高校生のときに一ヶ月だけ付き合っていました。

とはいっても、それは罰ゲームで。
最後はひどいすれ違いの末に喧嘩別れをしてそれっきり。

けれど、長谷は本当は高校のときからずっと灘口のことが
好きで、今に至るまで忘れることも出来ずにいました。

一方、昔のことなど忘れたかのように接してくる灘口。
長谷は10年分の想いを胸の内に押し込めようとします、いざ灘口を
前にすると、消すことのできなかった恋心がぶり返してしまいます。

そして、ある飲み会の夜、灘口から突然
「俺とつきあってください」と告白されます。

高校のときの復讐か?と疑いながらも承諾してしまう長谷。
灘口の気持ちもよくわからないままにお付き合いは始まって…

実は長谷同様、灘口も昔からずっと長谷に想いを寄せていました。
まだ二人が高校生だったとき、灘口は長谷への好意を自覚した途端に
偶然、罰ゲームで長谷が自分に告白することを知ってしまいました。

けれど、それを知った上で付き合うことをOKし、
長谷とのじゃれあいも一緒に食べる昼ごはんも、キスさえも、
その全部が罰ゲームの一環だと思い込みながら受け容れました。

それはきっと長谷のことが好きだったから。
長谷の言葉に、笑顔に、嬉しくなり、ドキドキする度に
「罰ゲームなのにここまでさせられんのか」と自分に言い聞かせるような
灘口の心情が長谷のついた嘘の残酷さを際立たせ、切ない気持ちにさせます。

灘口って普段は無愛想で素直じゃないけれど、意外に泣き虫で
照れ屋で一緒にいるとわかる可愛さや健気さがあるんですよね。

今、もう一度〝恋人ごっこ〟を繰り返している二人。
一緒に食事をして、休日にデートをして、同じ時に同じようにときめき、
嬉しくなり、切なくなり、いつも同じ気持ちなのに、10年前からずっと
すれ違ったままで。
もどかしい…たったひと言、言葉にして伝えられればいいのに…

長谷から10年前の謝罪と二度目の告白をされたとき、
それは灘口がずっと望んでいた言葉で嬉しいはずなのに、信じたいのに、
高校生の時の記憶がトラウマとなって、素直に受け容れられません。
「どうせそれも嘘なんだろ?」と涙を流す灘口の台詞が胸を抉ります。

正直、灘口を傷つけた長谷の嘘は本当にひどいし、自業自得だと思います。
だけど、本当の長谷はヘタレだけど、世話焼きで、優しくて、誠実で、
灘口と別れてからはずっと後悔ばかりで今も諦めきれない一途な男なんです。

何より灘口も長谷のことがずっと忘れられなかった。
だから、もう最後はただただ今の〝ほんとのと好き〟が伝わってよかったです。
長谷には今までの分を取り戻すくらいに灘口を愛していって欲しいな…

灘口の親友も言っていたけれど「灘口が幸せなら良し」なのです!
親友も最初は長谷に突っかかったりするので、実は灘口のこと…?
なんて思いましたが、普通に灘口思いないい子でした(笑)

2

等身大の恋がとてもよかった

素直になれなかった過去の思い出をおのおの引きずっている2人が思いがけず再会し、またゆっくりと間を埋めていくのがとてもキュンとしました。

罰ゲームで告白される、って学生BLあるあるかもだけど、された側からしたら辛いですよね。

再会モノって、ただ出会って恋に落ちるより過去を清算したりとステップが多いので、悩みつつ進む恋模様にとても萌えます。

初めて手に取った先生でしたが、少し細めな体型とか、線が細めでサラッとした描き方が話にも合っていて、とても好みでした。
これから既刊もチェックしようかと思います。

3

ほんとの好き

高校時代、罰ゲームという度の過ぎる悪ふざけで
同級生の灘口に告白をした長谷。
返ってきた答えはまさかのOK。
付き合い始めたふたりですがなんとも後味の悪い
別れ方をしてしまい疎遠になったまま卒業。

そして10年後、長谷の勤める車整備会社に灘口が
中途入社してきて再会。
酔いの席でなぜか今度は灘口が長谷に告白。
まさかの事に思わずOKしてしまう長谷…

高校の頃の回想も交えながら、冗談から始まった関係
ながら強く印象を残したまま、意識したままお互いが
忘れられない存在だということが分かっていきます。
気持ちは向かい合っていたのに売り言葉に買い言葉で
すれ違ってしまった彼らの若さが辛い。
さらに再会してからのふたりの何を信じたらいいのか、
という探り探りの行動がまたもどかしくて。
あの時の仕返しなのか?なにか企んでるのか?
それぞれが思い悩む表情にぎゅうって胸が締め付けられ
ました。
たき先生の描かれる表情、やっぱり魅力的で素敵です。
無意識に相手の名前を呼ぶ描写が好き。

長過ぎる遠回りをして、駆け引きも嘘も何もない
ほんとの好きを伝えられて、伝わってよかった。
空き過ぎた時間と傷ついた心を埋めるためにいっぱい
抱き締めあってほしいなあ〜
…と思っていたら描き下ろしで長谷があっまあまに
灘口を愛でていたのでめっちゃにやついてしまいました。

5

爆きゅん♡

切ない!かわいい!尊い!

高校時代罰ゲームで告白してきた長谷にオッケーをし、一か月付き合った灘口。
転職で偶然再会した長谷と灘口。
歓迎会で酔って告白してきた灘口にオッケーをし付き合いだす長谷。

お互いに高校時代から好きだったのに罰ゲームと言う”嘘の告白”で関係が始まってしまったばっかりにこじれにこじれる両片想い。
じれったさも尊さも振り切ってました。

罰ゲームと分かっていても長谷の告白を受け入れる灘口がいじらしいし、灘口の告白に真意がわからないのに咄嗟に「はい」と返事する長谷も可愛いし、相手の「好き」という言葉を信用するのは怖いのにその言葉を貰って本心は「うれしい」と思ってしまうのがもぉ・・・・たまりませんでした!!

2

軽口でやりあう関係がいいな。

初読み作家さんです。

受けの寄り目な顔が好みじゃなかったんですが、
試し読みで内容が気になり電子購入しました。
内容がいいと、好みじゃない顔も愛着が湧くもので、ツンデレ受け可愛かったです。

高校時代に罰ゲームで一か月交際した同級生と、10年ぶりの再会ラブ。

世話焼きオカン体質の長谷が自動車整備士として働く会社に、
入社してきたのが罰ゲームで告白した相手、変わらず不愛想な灘口で、
二人の現状を描きながら、過去の回想を散りばめた構成です。

本当は好きだったと気付いた時には、相手を傷つけて戻れなかった。
逃げだしたままずっと心の隅に引っ掛かっていた、後悔の過去が青くていいわ。
何より、ずっと軽口でやりあう二人が好きです。

長谷を囲む、高校生のワチャワチャ感とノリが、
大人になった今でも続く友人関係で、みんなで集まれば変わらない。
長谷ママと呼ばれる世話焼き体質も相まって、職場での人間関係も良い、
こんなにコミュニケーションスキルが高い長谷なのに、
灘口には再会後もなかなか踏み込めない。

灘口に告られて、仕返しと解っていながら再度付き合うことになる。
ただただ素直になれない拗らせた二人が、過去と同じようにすれ違う。

10年経って再び動き出した恋心に、過去の過ちを重ねながら、
ジレジレ、ドキドキさせられました。

過去回想の差し込み方が初めは効果的でしたが、
後半は予想がついてるので散らし過ぎに感じてしまったかな…。

それでも、優しくて温かい気持ちになる再会ラブでした。

描き下ろしが本当に良かった。
キラキラしてあま~い長谷に、どうしたらいいか解らない灘口の幸せな悩み。
ずっと大事にしてくれるんだろうなぁと、感じさせてくれる長谷の攻め力にやられるわ。

水族館デートのクラゲの画がすごく好みで、
今まで沢山のクラゲ描写をみてきましたが、可愛さとキラキラ感が独特で大好きです。
人物のキラキラ感もいいですよね、光の描写が上手いんだろうな。

ステキな作家さんですね、既刊作品も読みたいと思います。

※シーモア:修正は薄めのトーン描写に短冊です。

3

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