夏休みには遅すぎる

夏休みには遅すぎる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
12
評価数
7
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
菱沢九月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199003684

あらすじ

大学の後輩・倉島に、突然会社から拉致されてしまったサラリーマンの覚。
行く先も告げずに会社を欠勤させられ、逃避行のように旅立つけれど、倉島は何も教えてくれない。
しかも夜になると、「先輩が好きだった俺はこういう俺じゃない?」と縋るように求めてくる。
密かに倉島に想いを寄せていた覚は、心が見えないまま繰り返し抱かれてしまうが…!?アダルト・スリリングLOVE。

表題作夏休みには遅すぎる

大学時代の後輩・倉島旬滋
大学時代の先輩・森野覚

レビュー投稿数4

現実からの逃避行、やり直したかった夏休み

営業職の受けは、ゲイ。
ほんとは教師になりたかったのに重い胃を抱え働いてるの。
そこへ、大学時代に片思いしていた後輩が現れて
強引に攫っていくんですよね。

日々のキツイ労働からひととき解放され
非日常にトリップするわけですよ。
しかも、好きだった相手と一緒に。

突然現れた後輩。
やさしかった後輩がどうして自分を半拉致したのか?
その理由がわからないまま
ずるずると身体だけつながっていくんですよね。

攻めも受けも何かから逃げて
大学時代に過ごせなかった“夏休み”をやり直してる感じ?
ラブラブっていうよりも、エロエロ。
そしてどこかせつない・・・


個人的には、ラストはもう少しシビアでも良かったと思う。
でもまあ娯楽BLとしてはアリかな。
前半のせつない感じが非常に好きだっただけに残念ではある。

1

二人の思いがぎゅっと詰まった3日間

あまり深く考えずに就職した会社で
そこそこまじめに勤めていた覚のもとに
大学時代に恋人以上に心を許していた後輩・倉島が現れて
何がなんだかわからないまま
倉島の逃避行に付き合う羽目になっちゃって。。。って話なんですが。

倉島は、昔から覚のことが好きだったような口ぶりなのに
なにか行動に違和感を覚える事が多くて
それでも確実に倉島に再び惹かれていく覚の気持ちと
倉島の抱えている問題を追いかけつつ読むのは
うっすらミステリーっぽくてなかなか面白かったです。

だからこそ、このラストはちょっと拍子抜け?
って感じがしなくもないですが
ハッピーエンドには間違いないし
倉島の義兄っていうもの、堅物に見えて実に味のある人物だったし
これはこれで良かったのかな~、と思いました。

山田ユギさんのイラストもどれも素敵で
特にエロいものはもう鼻血モンでしたよ~。
ユギさんの描く受けって、あの最中の顔が特別エロい気がしますw


そして、まったくの余談ですが
覚の勤めている会社が本社が北陸だったり
その覚の出身地が石川県だったり
やたらと北陸の描写が多くて、しかも詳しいな~と思ってたら
菱沢さん自身が福井県出身だったんですね~。。。納得w
作者が自身の出身地を舞台にする事って結構多いんですね~。

0

ダメだわ・・・

正直、趣味じゃないと迷ってしまうほどに、
私には合いませんでした。。。すみません。

サラリーマンの覚は、大学の後輩・倉島に連れさられ
突然の逃避行となることに。
覚は、実は倉島のことをずっと好きであったため、
この突然の旅行の理由が分からないものの、
「倉島のために。」とついていくことに。

この逃避行の理由が、途中まで分からないので、ミステリーな感じで
面白くなるはずなんですが、その理由が明らかになっても、
「え?」という感じでした。

そして、倉島が覚を大事にしてない感じが好きでない。
いや、倉島も追い詰められて、気持ち上も余裕がないのは分かるんです。
でも、納得いかないんですよね。
あまり倉島の愛情が感じられませんでした。

2

逃げたら駄目でしょー…

サラリーマンの覚[受]は突然に会社に従兄弟だと偽ってやってきた大学時代の後輩・倉島[攻]に強引に連れ出され、理由の分からないままに彼と電車に乗り、行き先の分からない旅に付き合う事になってしまう。
覚はゲイで、かつて倉島を好きだったのだけれど言えないままでいた。
倉島の意図が分からないまま、温泉旅館に泊まりそして彼に抱かれます。
そうやって旅行を続ける内に次第に倉島の意図が分かってくるのですが・・・・・・うーん、自分的にはどうしても23歳の成人男子が母親の、それも誰よりも大切にしていた母親のお葬式をほっぽりだして逃げる様に旅に出てしまった事が許せないというか納得がいきませんでした。
これは自分自身が両親をどちらも結構早く亡くしていて父と母、2回の葬式を出した経験をしているからかもしれませんがどんな理由があるにせよ逃げたらいかんでしょう、ちゃんと喪主を務めて母親を見送らないといけないと思っちゃうんですよね。
せめて倉島が高校生で母子家庭じゃなく父親がいてという家庭だったら分かるんだけどなあ。
ストーリー展開、特に前半部分は悪くはないとは思うんですが、そこがどうしても自分には納得が行きませんでした。
倉島が母親想いという設定があったからこそ余計に、です。
あとラストが実は義兄も父も良い人だったというのはいいんだけど、唐突感と無理矢理まとめた感はいなめませんでした。

1

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