気まぐれなジャガー (3)

kimagure na jaguar

気まぐれなジャガー (3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神134
  • 萌×246
  • 萌14
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
26
得点
896
評価数
194
平均
4.6 / 5
神率
69.1%
著者
ウノハナ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
気まぐれなジャガー
発売日
価格
¥763(税抜)  
ISBN
9784866692289

あらすじ

辛い別離の経て、お互いの気持ちを強く確かめあった新と宗純。
東京でのラブラブ同棲生活にも慣れた頃、椎名のギターの評判を聞きつけてふたりの前に現れたのは3人の男で…?
音楽雑誌編集者の新と天才ギタリスト(現在休業中)の椎名、大人の男たちの複雑で官能的な恋、待ちに待った3巻は、椎名が所属していた伝説のバンド・Pegの結成、そして栄光の日々編!
20代の新と椎名、ラブラブで甘々な日常&Hもたっぷりお届け!

表題作気まぐれなジャガー (3)

麻生新,音楽雑誌の編集者
椎名宗純,ギタリスト

その他の収録作品

  • ペグ☆すた(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数26

起承転結のまさに『転』

まるで、物語のセオリーのように話が綴られていて漫画が上手だなーと思わされる。
バンド結成からデビュー、数年後の宗純の難聴発症まで。バンド結成からライブのシーンまでの疾走感がたまりませんでした。駆け抜けるように一気に売れていくような。これは売れてしまうって確信する感覚ってある。(こないだライブ見たとあるアーティストに対してビシビシ感じた)
そんなバンドを襲った宗純の突発性難聴。
こういう病気って簡単にどうこうなるもんじゃなさそうだし難しい。実際にアーティストでなってる方いるもんね。
これが原因でバンド活動休止してアラタといるのがしんどくなって宗純放浪する事になるんか。
1巻読んでた時は、ただフラフラしてる気ままな奴なんかと思ってたけどもっと複雑な感情だったのね。
ギターを弾けない自分にはアラタにとって価値がないって思ってるだなんて!そんな自己評価低い奴だと思ってなかったよ。ワガママ子猫ちゃんみたいな宗純だからありのままの自分で受け入れてくれてるって思ってるのかと。
お互いが影響しあってる2人だけど、しんどい思いもしてるんだな。うーん、恋愛と才能ってむずかしい。

そんで、最初あんなに宗純バンドメンバー加入に乗り気だった静佳がいざバンド組んだら自由すぎる宗純に不満に感じてて、乗り気じゃなかったマキちゃんが人たらしな宗純にたらしこまれてゲロ甘対応になってるのが面白いです。

シーモアで購入
完全白抜き

0

この表紙

この表紙になんだかちょっと笑えてしまうのは私だけだろうか。ごめんよアラタ。彼のことはカッコつけるのが似合わない攻めだと思ってる。

急にバトル漫画展開になりました。甚左さんはジャ◯プみたいなこと言い出すし。宗純も甚左さんも昔とキャラ違いすぎない?と思ったら甚左さんは一足早く宗純メロメロちゃんになりました。むしろ貴方が可愛いよ甚左さん。
からのシリアス展開。4巻完結でうまいこと起承転結させてます。1巻ずつしっかり漫画の盛り上げどころもあってうまい。正直自分はウノハナ先生の絵柄があまり刺さらないのですが、それでもここまで面白く読めるので人気に納得。

0

リアリティを感じた

いよいよPeg結成!というところから
4人の力で瞬く間にトップアーティストになっていく様子、そして椎名の病気発覚までが描かれていました。
目まぐるしくも思えるその展開にリアリティを感じ、夢中で音楽に打ち込む彼らの情熱にシビレっぱなしの3巻でした。

新と椎名の甘い日々もしっかり描かれていて、お互いが必要とし合っているその関係性が本当に素敵だなと改めて感じました。

ミュージシャンにとって命のように大事な耳の不調に苦しむ椎名の姿はとても痛々しくて、本人はもちろん周りもみんな苦しいだろうなと切なくなりました。
無理をしてほしくない新と聴こえないことに焦る椎名。
ハラハラなラストでしたが最終巻でどんな風に着地するのか楽しみです。

0

疾走感が良い!!

バンドのカッコ良さ、宗純の奔放さが楽しい。アラタ真面目なのに何だかんだ宗純に甘いのもとても良い!!波乱を感じつつも、深い繋がりが見れそうで楽しみさも増してく巻でした。
3巻まで読んでからの1巻を読み返すと大人新×宗純の関係性がより苦く苦しく感じて…新がいろんな葛藤を圧し殺してもがいてそうで…そういう男くさい感じ萌えるんですけど!!昔は宗純だったのに、椎名って名字で呼ぶのか違和感あるんだけど、その正体も苦しそうだなぁと悶々としちゃいまいた。新の決意の表れなのか…
青春やバンドの仲間も楽しくて、いろいろと詰まった巻でした!!

0

最終巻を読みたいけれど読みたくない…っ


三巻は、Pegのバンド結成までのお話です。
一巻から宗純にベタ甘だった、将生が何で宗純を慕っていたのか理由が分かります。

バンドメンバーが多く登場するので、メンバーの個性や性格が分かってきます。
Pegがこのメンバーで本当に良かった。

また、二人の同棲生活がスタート。
一緒に生活することで見えてくることがあって楽しみだけではなく、悩みもあります。
新も就職し、お互いに進むべき道が決まっていく。

一番ゾワッときたのは、初ライブの時。
助っ人で一時的にメンバーとして演奏した宗純の楽しそうな顔を見て、自分だけが知っていた宗純の才能にお客さんやメンバーが気づき、それを目の当たりにした新の嬉しそうな顔が鳥肌もの。

最前席ではないけれど後ろの方で見ていて、自分のことのように本当に喜ぶ新には大きな愛を感じました。

三巻まではあんなに読みたい欲が溢れていたのに、次の四巻を読んでしまうのがもったいなく感じます。
そんな本です。

0

それぞれの居場所が変わろうと、愛情だけは変わらない

3巻はpeg結成編でした。
結成秘話がなんだかむず痒いというか…すごく青春ぽかったです!
色々と現在のpeg(主に甚左)とはギャップがあり、
こんな始まりだったんだ~と新鮮な気持ちでした!

前巻のラストで椎名のギターの評判を聞きつけ、
椎名をバンドの勧誘にやってきた3人の男たち。
はい、現pegのメンバーです。

初対面では甚左がまだジャックナイフの如くとがりまくっていて、
椎名のことも気に入らねぇ!と反発し、バチバチしておりました。
それなのに、とある一件で恋に落ちたかのように椎名に
メロメロになってしまう甚左がチョロすぎました!
甚左も静佳もこんな風に椎名に骨抜きにされていったのね…(笑)

ステージ上で楽しそうにギターを弾き、輝く椎名を見つめる新が
嬉しそうであるのと同時にその隣にいたかもしれない自分を思い描いていて、
その叶わなかった夢を思うとなんだか切なかった…
でも、コンプレックスに押し潰されそうになっていたかつての新とは違い、
その目は自分の進むべき道をしっかりととらえているように見えました。

椎名の加入を経て、数年後にはメジャーデビューも決まり、
音楽シーンを爆走し、どんどん進化し続けるpeg。
時を同じくして、新もpegの独占インタビューでライターデビューを飾り、
互いに忙しいながらも充実した日々を送っていました。

多忙のあまり新と顔を合わせない日が続く椎名が
寂しさから泣き出してしまうの、可愛かった…(๑´▿`๑)
うぇぇぇぇ(泣)って子供かよと(笑)

そして、新がやってくるとギター放り出してステージ上から
でかい図体して新に飛びついちゃう場面、キュンなりました♡
バンドメンバ―たちの中でもすっかり公認の仲になっていて、
二人きりになれるよう気遣ってくれているのもよかったです。

他にもお風呂で甘エロしてたり、どんなに付き合いが長くても、忙しくても、
お互いが大好きでイチャイチャを疎かにしない二人が最高でした。

そんな中、椎名の突発性難聴が発症。
長引く病状に焦り、情緒不安定になってゆく椎名。
けれど、それは音楽が出来ないことよりも、ギターを弾けない自分が
新から見捨てられてしまうかもしれないという怖れからくるものでした。

「アラタの側にいるのがつらい」
予想もしなかった椎名からの告白に新はどう答えるのか。
こうして現在の二人に繋がっていくんですね…次、最終巻へ!

0

キュン(//∇//)

4巻を読もうとして3巻をまだ読んでいない事に気が付いたドアホです。

慌てて読了しました。そして宗純の可愛いさにキュンと来ました。
甚左が可愛がるのも分かるし、宗純に好かれる新に嫉妬する気持ちも分かる気がしました。

Pegが大成功すればする程、新人編集の新と宗純の時間は無くなる訳で、その忙しい合間に新に甘える宗純がとても可愛くて萌えました。

それから、新の音楽ライターという仕事への思い入れに切なくなりました。

今巻は宗純が「突発性難聴」になってしまい、次巻は波乱の予感しかありません。これが1巻の自由奔放に国内外を行き交う宗純に繋がるのでしょうか?

描き下ろしの「ペグ☆すた」の甚左に楽しませてもらいました。www

0

アラタの物語でもある(表紙でわかるやろてw

バンドに誘ってきたメンバーに、試しに一緒に弾いてみてもいいよ、と言う宗純、なぜアラタに肩組んでひっつきながらなのか!!かわいいかよっ!!(こればっかりw)

これまでかっちょよ宗純のギターシーンの抑えめな演出がとてもいいと2巻までの感想にも書いたけど、バンドメンバーと初合わせのゲリラライブの見せ場も、すごい演奏だとわからせつつ、それでも最小限に抑えた描写なのがいい。
さじかげんが絶妙です!先生!!

甚左さんが椎名に惚れ込んだ瞬間の顔…笑った〜ww
ああいう笑いのキラキラはいいね。

で、宗純が作った歌詞〜ww
A・RA・TA♡
A・RA・TA♡
新たな恋の始まり〜
て、どんだけアラタ好きよ!
もうそういうとこよ!特大萌えですよ!大好きですよ!
で、みんな言ってるかもだけど、A・RA・SHIかよww

そして、アラタと3日話してないと泣く宗純、2年経っても変わっていなくてかわいいね!

や〜〜ん!!
リハ中にアラタが来たのを見つけた宗純がステージから飛び降りてアラタに抱きつくの萌え〜萌え〜!!
アラタもちゃんと察して抱きとめに行くの萌え〜!萌え〜!

2人を邪魔しようとする甚左に察しろと言う静ちゃん、いい人だ〜。

「帰る アラタに帰る〜」
かわいすぎるっっ!!
萌え殺す気か!私を!!

アラタがライブで演奏する宗純を見て、隣に立てなかった思いが蘇り戸惑ったけど、ライターとして
「俺はもう別のステージの上だ」
と思っているのがめっちゃいい。
自分を知って、自分のやりたいことをして、自分の人生を歩んでいる。

このアラタの人生も、先生が描きたかったことなんだろうなと、このシーンを見開きで鮮やかに描いていることで確信した(遅いけど)

宗純が難聴になって、へこむのはギターを弾けないのはアラタが好きになってくれた自分でなくなるからなんですね。
ギターが上手くなるよう練習したのも、アラタに自分だけを見てほしかったから。ギターが好きなのもあったろうけど。
ほんとにアラタが大好きなんだと思い知らされる。

で、ギターが弾けない自分はアラタと一緒にいるのが辛いって…アラタ大好きなのに一緒にいるのが辛いなんて初めて思ったことだろうな。

過去のアラタとはまた別の意味で、一緒にいるのが辛いと宗純も思うようになっちゃった。

椎名大好きな甚左がブレなくて毎回ツボるw
優ちゃんも癒しキャラだし、細身で変態ドラマーなのが好み。
静ちゃんは誠実でいい人で。
改めて、いいバンドですね。

1

やはり面白い

3巻です。
宗純がPegのメンバーとの出会い、最高のメンバーが揃ってバンド始動、人気絶頂時に不穏な雨雲が…な展開でした。
新もステージで宗純の隣に並ぶことは叶わなかったけど、音楽雑誌編集としてPegのインタビュー記事を書くという夢をまず叶え、忙しくも充実している。

宗純と新はラブラブで、相変わらず宗純の一途さが可愛い。
いいセッションができた後は、興奮が収まらぬままのHとか…いいっすね。ミュージシャンBLではお決まりにしていただきたいくらい。

突発性難聴を発症し、休養中の宗純。
イライラや不安、ギターを弾いていない自分は新にもう愛されない…新の側に居るのが辛い…。
次巻から放浪の旅に出るのだろうか?
新ロスで余計にストレス溜まりそうじゃないかい?

2

この先の展開は…?

発売当時に1巻を購入して読んで、「面白い!BLを超えて面白いぞ!」と興奮したのが3年半前。
この度やっと2、3巻を購入しました。
先の展開が気になりすぎるのが嫌で、完結してから読みたいと思っていたのですが、まだでしたね。

1巻では現在に状況が描かれていて、宗純がメンバーだった伝説的バンドpegが3年前に活動休止。原因は宗純の難聴で、今は海外と日本を行ったり来たりしているということと、アラタにべた惚れということが描かれていました。
2巻ではアラタと宗純の過去の話。一生懸命練習しても才能の前では無意味と思い知らされるアラタの心境や、純粋にアラタだけを求める宗純の姿が描かれていました。求めるものが必ず手に入るとは限らないことを2人が知った時期。

3巻ではpeg結成からアラタの就職、pegメジャーデビューからの爆発的人気の中での難聴発祥。
ここでやっと3年前の活動休止の手前まで来ました。

この作品はアラタと宗純の恋愛がメインではなくて、音楽を中心に描かれているのが最大の魅力だと思います。
ただその中心となる音楽が、アラタにとっては宗純の弾くギターであり、宗純と共に人生を歩む手段で、宗純にとっては「生きること」そのもの、という気がします。
そして宗純にとって「生きること」はイコール「アラタが自分の人生の中にいること」なんだろうな、と。
あれだけアラタのそばにいることにこだわっていた宗純が、難聴がきっかけで何ヶ月も海外に行ってはアラタと離れる生活を送るようになった心境はこれから描かれていくのだと思いますが、いずれもすごく魅力のある登場人物なので、どういう風に展開して、どんな結末になるか楽しみです。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う