原罪

genzai

原罪
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
41
評価数
11
平均
3.8 / 5
神率
27.3%
著者
和泉桂 

作家さんの新作発表
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イラスト
高永ひなこ 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
有罪
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784861340925

あらすじ

編集の桜井透也は、担当作家の穂高櫂とプライベートで親密な関係にある。憧れの作家と恋愛をしていること自体、透也にとっては信じられない上に、仕事の立場で、肉体関係をもっている相手にどう接していいのか戸惑っていた。そんな時、透也は新人作家の担当になる。新鮮な気持ちで仕事に夢中になる透也だが、穂高に会う時間が少なくなり…。

表題作原罪

穂高櫂,売れっ子のベストセラー作家
桜井透也,穂高の担当編集者

その他の収録作品

  • 原罪 ~ブランチの前に~

レビュー投稿数2

リアルな恋愛感

シリーズ物の二作目ということを知らずに読みました(+o+)
すでに恋人同士の作家×編集者のお二人。

早々のHシーンで受けが淫乱系っぽかったので(おねだり系とか苦手なので・・)「これは失敗したかも・・」と不安に思いつつ読み進めましたが、面白かった!

お互い想い合っているんだけど、性格も環境も違うし、言葉が足りなかったり素直になれなかったり、誤解が重なってギクシャクしているところに他に良さそうな人が現れちゃうとか、あ~あるある、みたいな。すれ違いの過程が、うまいなぁ~と思いました。
当て馬くんは真っ直ぐないい子ですしね。
別れてしまう前に修復できてよかったですホント。

やけに感情移入しちゃうわと思ったら、この受け、なんか思考や行動が女性っぽいんですよ。言ってくんなきゃわかんない!みたいな。ブリッコとはまた違うので嫌な感じはしなかったです。
攻めは攻めで他人の感情に興味が無い系で相手を不安にさせるタイプで、個人的に寡黙な攻めが好きなのでこれもまた結構イイ。

エロに関しては、通常のHはやっぱりやや淫乱受け(快楽に忠実というか・・)な気がしますが、当て馬好青年と会うのを咎められる場面は意地っ張りが入っていて萌えました。
あと攻めの言葉責めがエロいながらも必要最低限というか、いやらしいオッサン系が無いのも好み。

シリーズの他の作品も読んでみたいと思います。

0

前作でカップルになった二人ですが…

穂高櫂(売れっ子のベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

小説家×編集者のシリーズ2作目です。(1作目「有罪」)

前作でめでたくカップルになった穂高と透也ですが、二人ともかなり不器用キャラゆえに順調な関係を築くにはまだまだ時間がかかるようで…。穂高を担当する他社の女性編集者や、透也にちょっかいを出す新人作家・天野などが登場し、ただでさえ危なっかしい二人の関係はすぐにグラついてしまいます。

透也は気になることがあっても自分の中にため込んでしまうタイプなのですが、そうやって穂高に気持ちをぶつけなかったから前作でもあれだけこじれたんじゃなかったっけ!?と、いつまでたってもウジウジとネガティブになっていく透也に対してかなりまたイラッとさせられました。(Hの最中ではかなり際どいおねだりも口にするのに、何故普段はちょっとした事が聞けないのか…)

でも、今作で透也に好意を抱く新人作家・天野(ゲイの年下ワンコキャラ)の登場により、むしろこちらが透也の相手だったらもっとスムーズに行ったのでは!?と、比較することで穂高がかなり面倒臭いキャラだというのが良く分かりました。そう考えると透也のウジウジは穂高の態度が大きく関係しているので、このイライラ展開の原因はどっちもどっちなんでしょうね(苦笑)。

今作では完全に当て馬にされてしまった天野ですが、穂高と透也の間には割り込む隙が充分ありそうなので、次作でどういう風に絡んでくるのか楽しみにしたいと思います(←すでに天野派になってる)。

2

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