小説花丸 それは、世界を救う恋!

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小説花丸 それは、世界を救う恋!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
25
評価数
5
平均
5 / 5
神率
100%
著者
伊勢原ささら 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
三ツ矢凡人 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

金髪パンクヘアーに鋭い眼光、ぱっと見ヤンキースタイルの勝利は、短気なのが玉に瑕な正義感と優しさを持ったアニキ肌。曲がったことが大嫌いな性格が災いし、バイト先で騒ぎを起こしクビになって落ち込んでいたある日、勝利は田舎の祖母の家を売却すると連絡を受け、自分の育った家に飛んで戻る。そこで祖母が買ってくれたゲーム機をみつけ懐かしくなり、スイッチを入れてると、ゲーム機が眩い光を放ち、目の前に猫耳しっぽつきの可愛い少年が突然現れて!? 愛と癒しの、異世界トリップけもみみファンタジー!

小説花丸 それは、世界を救う恋!(1) 47ページ
小説花丸 それは、世界を救う恋!(2) 49ページ
小説花丸 それは、世界を救う恋!(3) 44ページ
小説花丸 それは、世界を救う恋!(4) 37ページ
小説花丸 それは、世界を救う恋!(5) 46ページ

表題作小説花丸 それは、世界を救う恋!

勝利
みくる

レビュー投稿数1

アクションあり感動あり萌あり!心踊る異世界ファンタジー

大好き!!!!!!!

伊勢原先生の人外系ファンタジーが好きな人は絶対好きです。とにかく優しい。嫌な人は出てくるけれど、それより圧倒的に、攻めと受け、そして彼らを愛する人たちの温かさがガンガン伝わってきます。
読んでるだけで、心がほんわり温かくなるような…。

アクションシーンはハラハラドキドキするし、先が読めない展開にページをめくる手が止まらなかったです。

情にあつく曲がったことが許せない男、勝利(攻め)と、勝利が幼い頃にたくさん遊んだゲームの中の親友みくる(受け)の物語なのですが、勝利もみくるもとてもとても愛おしいキャラなんです。愛さざるを得ない…!!!

勝利は教育虐待を受けて育った子なので、自分のしたいことを幼少期からずっと抑圧されすぎて、本当に自分のやりたいことが分からなくなっています。
そんな中、ふとしたきっかけでみくると出会い、ゲームの中の世界を救うために戦うことになって…。
勝利はみくると戦う中で、本当に自分のやりたかったこと、大切にしたいものを見つけていきます。これだけでも胸熱、号泣ものです。
勝利の心理描写が丁寧にされているので、一見底抜けに明るいアホの子に見える彼が深い苦悩に苛まれていることがわかって、そのギャップの描き方に心を奪われます。

また、みくるはとても引っ込み思案で、でも幼い頃にたくさん一緒に遊んだ勝利をずっとゲームの中で待ち続けていた、健気な子です。でも、逆にいえばとても能動的、消極的な子だったんですね。
それが、勝利と再会し、戦いを重ねる中で徐々に変わっていきます。
勝利への情が愛に変わって、だからこそ自分は身を引こう、自分はゲームの中で、勝利は人間の世界で生きていくんだ、それが一番勝利にとって幸せなんだと思いつめたり、勝利のピンチに死に物狂いで駆けつけたり、どんどん凛とした子に成長していくんです。
その「愛する人のために強くなっていく」姿がとにかく健気で泣けます。可愛くて健気で一途で、本当にたまりません。

電子限定ではもったいない、ぜひ書籍化してほしい一作です。
攻めと受けの心理描写の丁寧さ、アクションシーンの躍動感、次の展開を読ませない巧みなストーリー、個性的なキャラクター、どれをとっても素晴らしいです!!!!

わたしは受けのみくるが大好きなので、また勝利とみくるの物語を読みたいなあと心待ちにしています。書籍化もいつでも大歓迎です出版社さま!!!
ぜひぜひ1人でも多くの人に読んでほしい、可愛くて切なくて感動する、ほっこりファンタジーです(*^ω^*)

3

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