17 初恋

17 hatsuoi

17 初恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神89
  • 萌×232
  • 萌19
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
26
得点
634
評価数
148
平均
4.3 / 5
神率
60.1%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
17 生徒
発売日
価格
¥625(税抜)  
ISBN
9784813032168

あらすじ

有岡敬広。17歳。高校三年生。
初めて本気で好きになった人をむりやり抱いた。
後悔して、反省して、諦めようとして、
それでも諦めることはできなかった。

三島 真。26歳。高校教師。
親友への片思いの苦しさを有岡に重ねて見てしまい、
ひどいことをした有岡を拒絶しきれなくなっていく。

大人だから、子供だから、教師だから、生徒だから、
言い訳がひとつずつ、消えていき…
17シリーズ、完結!!

表題作17 初恋

有岡敬広 17歳 高3
三島真 26歳 高校教師

その他の収録作品

  • めぐる春(描き下ろし)

レビュー投稿数26

最悪な展開からの見事などんでん返しに涙、涙。。

大好きな木下けい子先生の、大大大好きな作品です。
(『今宵おまえと』と並んで一番好き)

夜明けの腐女子さんなら、響くこと間違いなしだと思います……!!

ぜひぜひ読んでいただきたい。。

全部で3巻からなる「17」シリーズ。
1巻にあたる『17 生徒』で衝撃の、かつ最悪な終わり方をし(有岡、お前最低だよ!と憤りました‥)、そこから一体どう展開して二人が結ばれるのか、まったく予想がつかなったんですね。

それこそ、作中の有岡のモノローグにあるように、
「地球がひっくり返ったって 先生は俺のことを好きにならない」

だと思ってました。






2巻、そしてこちらの3巻と進んで、

「やられたぁ。。」の一言です。大どんでん返し、というか、有岡の成長っぷりがすごい。

そして有岡だけじゃなくて、三島先生もすごいんだ。。
とうとう諦めて、自分を追いかけることをやめた有岡。

今までの先生だったら、きっとそこから手を伸ばして手に入れようとはしなかったと思うんですよね。

最後の最後に自分の気持ちを認め、その気持ちのとおり、素直に、離れていこうとした相手に対して手を伸ばすことができた先生。

涙、涙、涙。。

結ばれるまでの展開が辛くて、切なくて、読み返す度にうううっとなりつつも…

ぐっと胸を掴まれる思いをしたい時、感傷に浸りたい時、本棚から取り出して
開いてしまう作品です。

真と有岡、おじいちゃんになっても一緒に夜空を見上げていて欲しいな。

0

楽しみに読んできたんだけれど

有岡、三島、それぞれの目線でいい感じに進んできてようやく完結巻。
楽しみにしていたのですが。

くっつき方が…思ってたんと違う〜〜www
ま、私が勝手に想像していただけですが。

有岡が卒業して、三島先生のことをふっきったようにふるまって、で、三島は未練がましく?じゃないけど(私にはそう見えてしまった)今頃気づいて近づいていく。
それも、好きとか気持ちをなかなか伝えないのがどうも引っかかってしまって。
直接的な言葉ではなく、態度や、それに近い言葉で表現して、それが有岡に伝わったんでしょうけど、なんかどうもしっくりきませんでした。なぜじゃ〜。
車中のキスはよかったんですけどね。

どうも、有岡の気持ちを知りながら、三島が自分勝手に見えてしまったからだと思います。
もっと有岡の気持ちを汲んだ上で、告白をしてあげたら、盛り上がったのではないかと、有岡も私も。なんて勝手ながら思いました。

卒業式で「飛び立とう未来信じて」の時の有岡が全く未来なんか信じていなさそうな顔をしていたのが笑ってしまいましたw
有岡くん、表情豊かでよかったよ。

0

おじいちゃんになっても

幸せそうな表紙でハッピーエンドを確信したものの、どんどん嫌な流れになっていってヒヤヒヤさせられました。

大学に合格して先生と星を見に行くって事を励みにやってきたが浪人確定した上、三島に傷つけられて無気力になるのが悲し過ぎましたね。
うんうん、この子最初間違えちゃったけどそろそろ許してやってくれないかな、そんな気持ちになりました。

2人で見る星はなんて美しいのか、おじいちゃんになっても一緒に星を見たい、など素敵なセリフも沁みました。

年下らしい率直な告白も良かったし、年下だって事にコンプレックスを持ってる所も可愛かったです。
年下攻めはやっぱり良きだなぁ。
電子限定漫画も年下の面倒くさいけど、可愛らしいところが溢れていて萌え萌えしてしまいました。

紆余曲折を経て、やっと結ばれた2人、末長く幸せでいて欲しいカップルでした。

1

苦々しい!けど!!

苦くて苦しい苦しい片思い。
重苦しい、苦い苦いよ┅そんな簡単に絆されないし、ぐるぐる考えるよねってとこがリアルで片思いの気持ちに心臓えぐられる。

無理やりから始まるのは現実的にはあり得ないし、許せることではなし、
BLファンタジーがすぎたりお気楽展開で娯楽としては…という作品が多い中、
本作はお尻から血が出てる見て、本当に本当にひどいことだってのがありありと突き付けられ、
先生はもちろん有岡が反省して葛藤して、先生のこと嫌いになれなくて苦しむ姿がもーーこちらも苦しくなる。先生は先生で長年の片思いが切ない。脆くて苦しい気持ちばかりだったけど、その気持ちは綺麗で最後に優しい気持ちを引き出してくれました。


生徒、教師と完結してると思って読んだら、未完で、え!!!どうなっちゃうのと苦い気持ちでずるずるいたので、表紙を見た時点での喜び!!
表紙でネタバレかい!と残念に思う作品もあるけど、
こちらは、あ~うまくいったのね…しみじみ幸せな気持ちが湧いてきました。

モノローグすべてがぐさぐさ来る。有岡の先生への想いも先生の津田への想い、有岡を見て自分を省みる姿。甘酸っぱい片思いじゃないのがこの作品の好きなとこ。有岡の好きがどんどん溢れてくるとこも。報われてキュンというより、二人とも頑張ったね、よがったよがったねぇと親戚のおばちゃん気分です。

切ない部分にぎゅうぎゅうさせられました。ハピエンまでの二人の変化も良かったです。先生の鉄壁にハラハラさせられたけど!本当に最終巻はご褒美タイム。はぁ、良かった。

1

みのりバス 神石高校前

17生徒→17教師→17初恋

先生って卒業まんじゅう何度も食べるんだな〜と思ったりした。どうだろ、先生分もあるかは学校によるかな。

小塚はなかなかひどい奴だったし、津田もなかなかひどい奴だった。もちろん彼らなりの優しさもあり打算もありひどいとは言い切れないけど。
小塚はなんとなく一区切りできたようだけど、津田と三島の関係性がどうなったかどこかで描かれていると嬉しかったな。友達であって欲しいし、有岡と三島の関係性も知っていて欲しい気持ちがある。

こう終わるしかないようで本当にこう終わって、紆余曲折あった割にはややあっさりと言うか、でもこう終わるしかない。有岡程必死に人を好きになれたら凄いことだ。

電子限定おまけ漫画4枚 ベッドの上で名前呼び
作品が好きな方は見逃したくないタイプの限定おまけだと思います。

0

若干のもやっと感

良かった…。
良かったんだけど、ちょっとしたもやっと感も残る。

決して叶うことのない自分の恋に固執して、頑なに有岡を拒絶し続けていた三島。
生徒だから、未成年だから、男同士だから、津田じゃないから。
拒絶する理由はたくさんあっても、自分に向けられた真っ直ぐな好意は心地良いもので、しかもいつもタイミングよく現れてくれる有岡の存在が大きくならないわけがない。
そんな三島に冷水を浴びせる出来事が2連発です。
結局、有岡の友人・蓮の有岡に対する思いははっきりしないものの、大人びていてカッコいい親友は憧れでもあり、自慢だったのかな、と。
だからこそ、そんな友人を守りたくて一言言わずにはいられなかったのかな。
何度も出てきた「いやだ」という気持ちを煮詰めたら、独占欲が出てきそうですが、それは友人の範疇だったのかもしれません。

そしてもう一発は津田。
10年来の親友が、自分に向けられている視線の意味に気付かないわけがなかったかー。
気付いているけど、相手が言わないならそのままにしておくしかないわけで、一瞬津田がずるく思えたけど、普通なら同性の友人にキスなんて、考えただけでも「無理!」となるのに、ちゃんと応えた津田はいいやつなんだろうと思うことにしました。

その後は、三島の態度にやきもきしていた人たちには「三島ざまぁ」な展開。
有岡のしあわせを願い続けたわたしたちにとっては、きつい展開。
だけどほんのり、「三島ざまぁ」と思わないでもなく。

結構現実的な側面が描かれていたように思えるそれまでに対して、卒業後の流れは若干おとぎ話というか、理想的すぎる感じでした。
でもそうしないとまとまらないというジレンマ。
それと同時に三島の気持ちが、「好き」より「自分を好きだと言ってくれた人が離れていくのを引き留めたい」方が強いような気がしてしまって、もやり。

3冊に渡って2人を見守ってきましたが、ラストが駆け足すぎてちょっと物足らず。
ストーリー的にはこれで十分だとは思うし、後をだらだら細かく続けても蛇足と感じる方もいるかもしれない。
でもなあ、どうせ部分的にその後の2人を切り取るのであれば、もう少し見たかった。
大学合格の日とか、大学生になった有岡が、ますますモテモテで三島がやきもきするところとか、年を重ねてスパダリ感を増していく有岡のエピソードとか。

いろいろ言いましたが、有岡、いい男でした。
三島にはもったいない気もするけど、有岡がしあわせならそれでいいのだ。
と、バカボンのパパ口調で締めくくらせていただきます。

3

最後はちょっとズルい大人

二人ともよく泣いた最終巻。一巻目は有岡君の泣きっぷりに惚れ、二巻目は先生の涙にもらい泣きし、最終巻は二人とも泣いて切なかった。

先生の思い人津田は、気付いてるんだろうとは思ってたけど、最後まで誰にでも平等を貫いてしまったなあ。これは惚れたらダメなタイプの男だよ先生…。

卒業して教師と生徒の障害がなくなってしまえば問題ないのは分かるんだけど、くっつき方がこうなのか~と、そこはちょっともやもやしてしまいました。
大人な顔した先生が、ふわふわ誘い込んでしまったみたいな。自分の気持ちが分かんなくて相手に引き出してもらおうとしてるとことか、明確な言葉もなしに部屋に誘って相手次第に持っていってしまうとことか、すごくズルい。
ん~、今までのことがあって臆病になってるのは分かるんだけどね、津田にははっきり告白しちゃってるからさ、有岡君にも曖昧な感じじゃなくてちゃんと言って欲しかったんです。

何はともあれ、描き下ろしと電子おまけでその後の二人のラブばかっぷるぶりを見れて満足。有岡君が可愛くてかっこよくて理想すぎた!

1

No title

有岡敬広。17歳。高校三年生。
三島 真。26歳。高校教師。
心のキャッチボールが怖くて出来ない怖がりなくせに、すぐほだされて惚れてしまう年上の教師三島の悶々と悩む連続は、じれったくてむず痒かった。
こういうタイプは、本当の恋と同情の境目が無いのかも。厄介な人だな、と1-2巻を有岡君の健気が気になって読んだけど、三島先生は好きなタイプの想われ人キャラじゃない。
17シリーズの完結編。

ハッピーエンドできたのは、いい男に成長しつつある有岡君の行動のおかげ。
愚図愚図悩むのが常の三島先生、思い切って本音を出せてラストチャンスを逃さずに済んで良かった
・・作者は心理戦が好きみたい、韓国ドラマのようにねちねちと延ばして展開させています。

・・・
受験の前に「合格したら星見に行こう」と約束するが、有岡は全部落ちてしまった。
街で有岡を見かけた三島が声をかける。「合格したらッて約束だったけど、君 がんばってたし」と、誘う。

「先生・・心配シナクテモもう先生のこと 困らせたりしません」
「津田を好きになってなにもできなかったのは 傷つくのも嫌われるのもこわかったからだよ」「君に謝りたくて」

「先生が誤る必要ないです」「そっか 罪悪感か・・」

「いつもいつも いつも同じ 立ち止まって 見送るだけ そんな俺を置いて 君は前に進んでいく」「嫌だ」
・・・

ここのシーンは、ホントにじれて、読み乍ら痒くてたまらなかった。
美男子に描かない作風なのに、読んでいると美男子に見えてくる画風に味を感じました。

0

最後はホッと安心しました。

良かったけど、これは漫画の話し。

実際、レイプされた相手を好きになるかな?
女性の場合???
・・・ってな感じがリアルな感情でした。

でも、先生の作品は素敵♪

0

完結の第3巻

表紙の幸せそうな二人が3巻を象徴しています。

先生を好きになったことがきっかけで、天文に興味をもった有岡。理系に志望を変えて受験に挑む。

津田への想いが満たされず涙する先生を、いつも有岡がそばに居て慰めてくれる。
そうして決心がついた三島は、長年の想いをついに津田(三島の同級生)に吐露。津田は気付いていたが、恋愛感情が実るはずもなく、それによって津田への想いをきちんと過去にした三島。

一方、現役受験に失敗した有岡も、決意は変わらず天文系に進学を目指す。卒業した有岡に、自分からアプローチする先生。そしてめでたくCPに。
有岡が大学進学し、就職もして、幸せそうな二人を見るのはハッピーな気持ちに。

でも、津田のことで傷ついた先生が、有岡を誘うのは頂けなかった。教師としてどうなのか。。

0

三島の成長が感じられない

 じわじわと進んでいく展開、すれ違う2人。どんな最終巻なんだろうとドキドキしながら読み進めました。結論からいうと、三島のずるさが少し残念だったかなぁと。津田への気持ちをやっと本人に吐き出して1つの長い恋を終わらせ、潔く失恋した三島。そこに有岡を傷つけさせまいとする蓮からの言葉も乗っかって、彼は再び有岡を強く拒絶することを選ぶ。その選択には共感できなくもないけれど、「今すぐ僕を嫌いになって」という言葉はあまりにも身勝手だなと思ってしまって。幻滅させようという意図にしたって、最初の失敗から必死にやり直そうとしてきた有岡に向けるには惨過ぎる台詞。

 そうやって拒絶する度に三島は後悔して、また有岡を追いかけたりもするのだけど、結局最後までは自分の気持ちを伝えきれなくて、進んだと思ったら戻ってしまう、その繰り返しなんですね。三島自身の性格もあるし、失恋を清算できてないのも分かるし、今更有岡を選ぶなんて虫が良過ぎるんじゃないか、とか考えてるんだろうなぁというのも分かる。でも、一度くらい三島から強く、熱く有岡を求める言葉が聞きたかった。

 卒業後も有岡を偶然見かけなかったら歯車が再び動き出すこともなかったし、星を見に行った帰り、有岡があのまま車を降りてしまっていたら三島は追いかけたのでしょうか? 自ら家に呼んだ後ですら、有岡からのアクションを待つ彼。三島は最後まで有岡に何も返していないのでは、と感じてしまいました。1、2巻の頑なだった頃の方が、まだ芯があったんじゃないかと思うほど。臆病なのは悪いことじゃないけれど、有岡と接することで少しでも三島にも変わって欲しかったですね。

1

完結です

前2作の続きで完結です。
実は以前の2作品はあまり好きになれなくて、有岡にも三島先生にも共感できなかったのですが、
今回はやっとというか、有岡くんも三島先生も素直になれたかな。
有岡君は最初に犯した間違いをずっと後悔していて三島先生もちょっとずるいところあるけど、晴れて両想いになれて本当に良かったです。
成長した有岡くんがかっこ良かったです。
三島先生も過去の恋に決着つけれて良かった。
17歳っていう年齢ってまだいろいろな感情が抑えられずに暴走しちゃったり、かと思うと傷ついたり難しい年頃の揺れが丁寧に描かれていて、これからこのシリーズを読まれる方は、是非続けて3巻読んでもらいたいです。

0

有岡の成長にびっくり

無事ハピエン。

いつも木下先生の作品では受けにモヤモヤさせられるのに珍しくこの作品は攻めがモヤモヤするなぁー
と1・2巻目では感じていましたがさすが完結巻!受けが活動開始しましたね!!
見事なまでに自分本位な二人でしたね。

でも、有岡はあんなに暴走少年だったのに、卒業後に再会した時の悟りっぷりにはびっくりしました!
あれ?もう好きじゃなくなった?って一瞬心配しちゃいました(笑)

子供扱いを嫌がりながらも”子供”な有岡にきっぱりと背を向けていた三島が
最後通告を受けおとなしくなった有岡を気にし始めたところから
こちらもソワソワしちゃいました。

二人の切なさあふれる表情には何度もグッときました!!
最終話のラストもすごく好きです!
きっと二人はこうやって一緒にほ星を眺め続けるんだろうなぁ♡

1

有岡の複雑な顔が切なかった

ハピエンでよかったです。でも、なんかモヤっと感が残りました。
毎回思いますがさすが木下さんです。有岡の感情をころした、諦めたあの複雑な表情の数々。よく絵にあらわせるなぁーとさすがにうまいなぁ。
もう、顔が、切なくて辛かった。有岡本人は辛いのに先生を困らせない男前さ。諦めようとした潔さ、優しさ、彼は本当に凄く成長した。

一方先生に対してはずるいなぁと少し。何だかんだ有岡を傷つけたのもわかってたし、有岡は頑張って諦めてるのも、まだ自分をすきなの自覚してる。
先生は、自分を変えようと最後の最後頑張ってはいたけど、プラネタリウムであったのはただの偶然だし、星を見に誘ったけど、その後の大事なとこ結局有岡まかせじゃないかと。

先生は本気で有岡をすきなんかな?有岡に押されてたのが本気で諦め引かれて、卒業してあえなくなったらおしくなっちゃったのかな?て思ってしまった。読み落としかもしれませんが、先生は有岡にちゃんとすきっていったっけ?エッチの時のすきは、あれ先生の発言じゃないですよね?君がすきだとか大事だとかちゃんと感情を伝えた場面あったかな??ちゃんといってあげてほしかったな。先生の男前なとこ一つくらいほしかったな。
先生の親友には告白できたのに。それ、有岡にしてあげてくださいよ。と思いました。

やっぱり先生に有岡は勿体ないなぁ。。。
でも、有岡がもうこれから辛い顔せずしあわせならいいかな。もともと二人の幸せは願っていたので。
先生が有岡にちゃんと押し殺していた好意的な感情云々の明確な告白があったら個人的にすっきりしたかも。心からよかったーってきっと、神評価にしてたと思います。

3

見上げる星空が、いつまでも美しくありますように

今回も、素敵な装丁の17 初恋
シアワセそうな二人の表紙に
読前も読後もふわふわさせてくれました。
是非に既刊から3冊を通して読むことをお勧めします

人を思うこと
思いを伝えること
互いの思いが通じること
容易くない道のり

それでも関わり、出会い、繋がっていく
有岡と三島の未来に、自然と笑みが浮かびます。

苦いはじまりの 17歳 生徒
有岡が気づく青い思い
三島が重ねてきた募る思いから、お話は始まりました
有岡の稚拙な行動から二人の間はヒリつき感しかなかった

少しずつ近づく二人 17歳 教師
夜空の星が、有岡と三島の距離を近づけていく
ぎこちないけれど、そっと三島に寄り添う有岡が健気

17歳 初恋
大学受験を控え、放課後の補習を受ける有岡
三島の心がほぐれ、少し有岡に近づきつつあったが
蓮の言葉で、自分の気持ちを引き戻してしまう。

一歩を踏み出せる勇気
真っ直ぐな有岡に、三島の気持ちは揺れる

募る思いに決着をつけるべく、津田に思いを伝えたが
「みじめな人生は自分だけでたくさん」と…
有岡には突き放す言葉と行動で、傷つける

「望みは叶わない」…
自分の稚拙な行動が招いた結果と有岡は悔み夜空を見上げる
二人の距離がもどかしい

受験に失敗し、卒業式も早々帰宅する有岡を追いかける三島
自分の誕生日だと告げ、さよならと言う有岡がせつない

卒業し、教師と生徒ではなくなった二人なのに
さよならって…

いつもの場所、いつもの時間なのに楽しめない
プラネタリウムで虚無感を抱えながら佇む三島に有岡の後姿が目に入る

たまらず有岡に声をかけ、掴み止める、
三島の一歩から,二人の未来がまた動き出す

自分の気持ちに正直になった 三島に
変わらずあなたを思いつづけるという 有岡に
やっと、二人落ちつけたなと 感慨深い

後は二人の甘い時間となります。
互いの呼び名も変わり
駆け足で、有岡の大学時代、就職と
その後の二人が描かれますが

余韻からの、続編2話くらいで
思いが通じた時間をもう少し噛み締めたかった。

おじいちゃんになっても、一緒に星をみたい か

シアワセな結末で、ふわふわ良い気分のお話でした。

0

なるように、なりました。

シリーズ3部作の完結編。
「17」というタイトルと「初恋」というサブタイトルがとっても意味を持った結末でした。

「17」歳で「生徒」と「教師」ではすれ違うばかりでままならなかった二人の関係ですが、三島は長く長く思い続けてきた「初恋」にようやく決着をつけて、有岡が18歳になり、そして卒業して生徒でなくなったことで、ようやく自分の有岡への気持ちを認めて、自分の中の有岡への恋心を開放します。
有岡は、よくこんな面倒くさい、うじうじしたオッさん好きになったなと思ったりもしますが、そこが初恋の理不尽さというか、この面倒くさい受けが木下作品の醍醐味だと思うので、成るべくして一緒になれてよかったのでしょうね。

3

完結巻(少々辛口)

「17 教師」から1年。
やっと届いた完結巻「17 初恋」の表紙は、淡く暖かいピンク色…

……ほのぼの系に帰結してしまいましたか…
ハッピーエンドは本来好きですが、この作品に関しては「17 生徒」の痛々しいヒリつき、「17 教師」の重く冷えた空気感、そんなものに、日常や恋の中に「かすかな不穏」を漂わせるのが大変に巧みな木下けい子先生の薄暗めな名作がキタ⁈と楽しみにしていましたので…残念。
津田も蓮も、特に役割なく退場し。
三島はあれだけ冷たい目をしていたのに。
三島の感情の揺れはわからなくもない。自分は大人で相手は生徒なのに、自分の拒絶感をぶつけすぎて罪悪感を抱く。自分を諦めようとする有岡に中途半端に関わって、傷つけてごめん…て。
津田への片想いを断ち切るためもある?単純にほだされでも流されでもないんだろうけど、三島が有岡に恋をした、とは感じられない。
なのに描き下ろしではすっかり甘々ですね。不穏さが全くない。
ここは私だけの意見なので違う方にはすみませんが、拍子抜けでした。
他人との分かり合えなさ、ひび割れる想いたち、2人でいても忍び寄る冷たさ…前半の2巻にはそれらがあった。
2人の両想い展開は喜ばしいけれど、この完結がきて作品としては凡庸になったのかも。
有岡に関しては、100パーよかったね、とは思います。

4

青くて切ない

無気力だった受験生を変えた、先生への恋心。先生の臆病な背中を押した、生徒のまっすぐな感情。友達を心配して、嫉妬して、恋愛感情抜きで感情を剥き出しにする高校生。学生の頃の、青くて切ない気持ちに、胸がきゅっとなります。シリーズの続刊です。生徒→教師→初恋の順番でお読みください。

好きな先生を傷つけた受験生 有岡。後悔して色んな感情でぐちゃぐちゃになりながら、興味のなかった大学受験に励みます。
学生の頃から片思いしている相手がいる教師 三島。先生だから、大人だから、理由をつけて有岡を拒絶しますが、拒絶しきれず、無意識に有岡を振り回します。片思いの相手には、初めから諦めて、友人として隣にいる。
有岡、三島、そして互いの友人も動き出して、2人の関係はどうなる?という巻です。今作で完結ですよね…寂しい。

高校生達のまっすぐさや青さと、大人達のズルさや弱さが、どちらも共感できるし覚えのある痛みにきりきりしながら読み進めました。有岡の成長に感動し、最後に三島から動き出した時には三島の成長を実感し、互いが互いに影響を与えているのがよくわかります。木下先生の、繊細な線や心理描写が好きなのですが、今作の高校生と大人の対比がすごく好きです。
甘さは少ないけど、おまけで満たされました。これから読む方は、三冊一緒に買うと、ヤキモキしなくてすみますよ!笑

4

成長に感動

正直最初は「うーん」という感じでした。
あのレイプのような場面、どうしても目に焼き付いて離れなかった。
好きな気持ちをあんな形でしか伝えられなかった有岡くんの成長と共に変わっていく気持ち、大人の男になって行く過程を感じるにはやはり最初から3冊読むことですね。
そこで初めて、有岡くんがいかに変わったかを知ることができ、その成長と共に先生の心が有岡くんに傾いて行く変化を感じることができるはずです。

先生と生徒、よくある設定です。
卒業するまで、生徒には手を出せない云々…
でもこれはちょっと違う。
ずっと引きずっていた同級生への想いを断ち切れずにいた先生の頑なな心を振り向かせた有岡くんは、あの自分勝手な強引さでカラダを繋げた生徒とは思えません。
自分のしたことを悔やんでも悔やみきれない
やってしまったら、取り返しがつかないこともあると
自分自身で気付くことで、有岡くんは成長できたんですね。
だからこそ、諦めていた先生を振り向かせることができた場面は感動です。

先生の好きだった同級生や、有岡くんのお友達
名脇役がいたからこその2人。
とにかく読んでほしい。
そして、最後の感動を味わって欲しいです。
「ずっと、ずっと、好きだった」
言われてみたい台詞ですね。
happy endは、やっぱり心温かくなりにやけてしまいます。
先生から真さんに呼び方が変わるところ
ちょっときゅんと来ました。

7

ラストの違いに感動

3巻発売を待ちに待っていました。じれじれと進み、すれ違ったり近づいたかと思えば次々に壁が表れていた2人の恋路。
ハッピーエンドになって良かったと心の底から思います。
コミックス発売が待てず、どうしても最終話が気になって最終話掲載号だけ本誌で購入していたのですが、コミックスで掲載時とは違うコマがあり、その部分に感動しました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

2人が身も心も結ばれた事後、裸のまま寄り添うシーンがあるのですが、掲載時はただ隣合うだけで有岡が先生の肩を抱いているような描写でした。
正直本誌で読んだ時、今までの過程を経ても2人はこの距離感なのかな...と完全なる甘い雰囲気を期待していただけにちょっと拍子抜けしていました。

これがコミックスになるときに修正されていまして、とても幸せで甘い物語の最高潮のような雰囲気に変わっていました。
「生徒」「教師」を経ていろいろな壁が取り払われた後の、心を通わせた2人。
この今までとは違う2人の関係性が1コマで表されたかのようなとても素敵なコマに修正されていまして...コミックス初読時、シーンが変わっていることに気づいて急いで本誌をひっぱりだしたくらいでした。

描き下ろしがその後の2人で、相性がぴったりだと思う会話のかけ合いにきゅんとします。
2人の間にあった壁が1つ1つ取り払われていき、ゼロ距離になったときの感動は、結末までに長い月日が経ったこともあり堪らないものがありました。

8

3巻一気読みしてください

生徒→教師 と読んだときは、そんなにピンとこなかった、、というか昏いなぁ…という印象だったのですが、初恋を買って一気に読み直したら、、涙が止まらなかったです(とくに生徒→教師)。
完結編を用意することでやっと安心して読める、、というか、有岡くんや三島先生の抱える思いや痛みが辛すぎて、なかなか没頭できなかったような気がします。叶わない想いを切々と訴えかける彼らは美しいけれど、おそらく痛みとして共感できる分だけ辛くなるかも…。このシリーズは”生徒”から一気読みすることをお勧めします。
頑なだった三島先生の殻がひとつひとつ剥がれていくターン、内面の変化がすごく面白かったです。何気に高校生より危ういかもしんないですね。
”星は一人で見に行く”という心境から、”二人で見る星はもっと美しい”と気づき、”おじいちゃんになっても二人で星がみたい”と思うようになる展開には感動しかありませんでした。三島先生の揺らぎや葛藤がメインの巻なので、”17歳”にフォーカスしてるのはむしろ”生徒→教師”のほうです。ゆえに、3巻まとめた場合の”神”評価です。
17歳という年齢の言いようのない特別な雰囲気を、自分がその季節にもどったような気分で堪能できる素敵な作品でした。

6

ラストは間違いなく神なのですが…

1巻で、その静かで低温度な作風に惹かれ、2人の恋の行方を楽しみにしていたシリーズ。
『初恋』では、どうしてもざわざわ、もやもやと胸が落ち着かず、没頭出来ない自分がいました。
終盤がとても素晴らしかったため、評価は揺れに揺れました…
低評価ではなく文字通りの「中立」です。
数年かけてシリーズを追ってきた読者ではなく、今回一気にまとめ読みした読者の戯言と聞き流していただけると幸いです。

有岡→三島→津田、という片想いのベクトル。
今回とうとう三島が津田に想いを伝えるシーンが。
でもそれは進展を期待した熱い告白ではなく、どこか決別を意識したような告白。
津田が三島の気持ちに気付きながら、ずっと友達を続けていたこともわかり…
「キスして欲しい。一回だけ」
三島が言い、キスをする2人。
それは長年の想いを込めた甘いキスでもなければ、最後の切ないキスでもなく、ただただ悲しく虚しいキスだな…と感じるキスでした。

そんな中、有岡の想いだけは本当に真っ直ぐに三島に向かっています。
まさに人生すべてが三島…と言わんばかりの情熱。
大人びて人生に冷めている雰囲気の有岡の、うちに秘めた熱さが本当に伝わってきます。

でもそんな有岡に対して、三島は何度も何度も気持ちを弄ぶような行動で振り回すのよ。
悪意あって弄んでいるのではなく、自分への自信のなさとか、有岡くんの未来を考えてとか、そういう理由はあるのだけど、私には「何故今ここでそのセリフを?」とか、「期待させて落とすようなことしないで」とか、とにかく先生の行動や言動のタイミングが、居心地悪くて仕方ありませんでした。
自信がなくて気持ちが弱くなるのはわかるけど、あまりにずるい。あまりに受け身。

私1〜2巻では、先生と生徒という立場をしっかり線引きする三島先生のことがとても好きだったんです。
だからこの巻で「セックス」をある交換条件を持ち出したことを、すごく残念に感じちゃったんですよね。

有岡が社会人になるところまでエピソードは続きます。
大人になった有岡くんは、思春期特有の危うさがなくなり、本当にいい男に。
そして変わらずに、ただまっすぐに三島のことが大好きで、大切にしています。
「かわいい」「ずっと愛してる」「おじいちゃんになっても一緒にいたい」と囁く有岡と、それを優しく受け止める三島。
甘く過ごす2人。
このラストエピソードは間違いなく神でした。

本当にね、この『初恋』に関しては、有岡くんだけに焦点を当てたら間違いなく〔神〕なんです。
彼の成長は素晴らしかった。

10

没頭して読みました!

17シリーズ、生徒・教師・初恋とまとめて読みました!感動です、良かったです。
この「初恋」で、有岡くんと先生がお互いにちゃんと二人で歩いていて、とてもとてもほっとしたというか、おめでとう、というか。先生を諦められずに一途に追う有岡くんの気持ちが通じて良かった、というのももちろんですが、先生が長年の片想いにケリをつけた部分も凄くかっこいいな、と。
押せ押せだった有岡くんが、大学受験に失敗して引くと、先生が有岡くんのことを気にしてしまう、なんて先生可愛いんだろ。
シリーズ通して、共感できるセリフが散りばめられていて、涙腺も緩みまくり。作品の世界に没頭させていただきました!

電子かきおろしは、下の名前で読んで欲しい有岡くんと、恥ずかしい先生の攻防。こちらも可愛らしかったです。

4

超絶 沁みた。

レビューを簡単にまとめるなら「いや〜〜〜すっっっっっごい良かったわーー!読んでみてー!!」です。

表紙の通りのイメージで、良かったねぇぇと言いたくなるような結末でした。
そして「17 初恋」というタイトルの通り、二人の初恋に決着がつきました。

先生のずーーっと心に秘めていたはずの津田への思い。
酒に酔った先生が酒の勢いを借りて、津田へとうとう思いを打ち明ける……!!
「知ってたろ?」と言う先生に対して、「………………うん ごめん」と言いつつ目を背ける津田……!!

10年必死で隠していたつもりだったけど、なんだったんだろ……と虚しくなる気持ちが切なすぎる。
脳裏にあのこっそりファーストキスのシーンが思い浮かびながらの、その後の二度目のキスの云々もね、先生がかわいそすぎて……。
この時の先生の様子ったら見てられない……。

津田は超〜イメージダウン…。
てっきり何も気づいていない能天気なノンケだとばかり思ってたから騙された感でいっぱいでした。
一巻で生徒から恋愛相談受けたという先生に「こう言ってあげたら 先生も(恋愛に)悩んでますって」とかさ、「マコと結婚したい」とか良く言えたよね……と。
むごすぎるだろ……。
こんにゃろーーー!!!

そして有岡の初恋も紆余曲折の末、成就するんだけどそこに至るまでの描写が切なくて苦しかったです。
突き放すためにとある交換条件を提示した先生に対して、「できません」「先生にこんな事までさせてる自分が嫌いだ!」とどこまでも自分に罪を被せて傷つく様子に心抉られました。

そしてその後の有岡が本当に潔かった。
「もう二度と先生の前をうろちょろしません」という言葉通り、もう先生を求めることは一切しない。
思わず先生の方からアクションを取ってしまうのだけど、その都度どこか寂しげで抑制された笑顔で接し、思わせぶりな言動は一切せず、すっと先生の前から引いてしまう。
この何とも言えない表情にドキッとしたし、この子は将来とてつもなくいい男になるんだろうなぁ……という予感にワクワク。

あの頃の欲望をコントロールできなかった幼稚な有岡とはすっかり別人でした。
そしてそんな大人の片鱗を覗かせる吉岡を見た先生の取り残され感、わかるわ。

この17歳と18歳という子供と大人の第一歩みたいな境目を見事に捉えていたと思います。

先生は、17歳の津田に恋した自分のままずーっと取り残されていたんだと思うんです。
そこにいつまでも立ち止まっている自分に気づき、自分から吉岡へ第一歩を踏みだせたということがすっごく大きいなとおもいました。

ちなみに先生がコッペパンを見つめて泣くシーン、このコッペパンどんな意味があったっけ?と最初わからなかったので、読み返したら一巻にありました。

11

優しく、温かなストーリー

『17 生徒』→『17 教師』に続くシリーズ3作目にして完結編。ナンバリングはされていませんが続き物なので前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

やー、もうすごく良かった…。
『17 教師』の終わりがなんとも切なくて、ハピエンになるのかすごく気になっていたのですが、

見てください、この表紙!

有岡くんと三島先生の幸せそうな笑顔とピンクを基調にした優しい背景の表紙が、美しすぎて、幸せそうで、本屋さんで手に取った時思わず悶えた。

不器用な男たちがすれ違い、時にぶつかり合いながら、それでも少しずつ愛を育てていく。
木下さんらしい、優しく、温かなそんな作品でした。

「教師」と「生徒」という枷。
ずっと好きだった津田に対する複雑な想い。
それらを引きずりながらも、それでもひたむきに愛情を伝えてくる有岡くんに、少しずつ惹かれていく三島先生。

ところが、そんな三島先生を現実へと引き戻す出来事が。

それは、有岡くんの友達の蓮くんから言われた言葉。
まだ子どもである有岡くんの未来を、教師であり大人である自分が奪って良いのか―。

有岡くんは、ただただ三島先生が好きで。
でも、三島先生は大人のしがらみに囚われ自分の気持ちに素直になれない。

すれ違う二人の恋の行方は。

そんな二人を繋げたのは、やっぱり星空で。

相手を想うがゆえにすれ違ってきた彼らがやっとつかんだ幸せに、胸がギューッとつかまれる気がしました。

結ばれた彼らが、最後に寄り添い、そして見せる幸せそうな笑顔が、すっごい素敵で萌えが滾りました。

終盤に、大人になりそして社会人になった有岡くんの小話が収録されています。

木下さんの描かれる、イケメンのスーツ姿のイラストが個人的にドツボなこともあって、めっちゃ眼福でした。
何年たっても、ずっと幸せな二人、のエピソードが、この作品にぴったりの終わり方だったように思います。

で、この作品てタイトルが秀逸だと思うのは私だけではないはずだ。

17歳。
生徒。
教師。
そして初恋。

この単語だけで萌える。

ドシリアスで始まった今作品。
幸せな結末に、こちらまで幸せをもらいました。

文句なく、神評価です。

7

♯ずっと2人で…

すごいよかった!
無事に完結して、安心しました。

17歳…大人と子どもの狭間。
18歳になり、子どもでも生徒でもなくなった有岡と先生が少しづつ近付いていく。
それも、先生の方から踏み出した一歩で…

「何もできなかったのは、傷つくのも嫌われるのも怖かったから」と話す先生。
その先生が、もう見送るだけは嫌だと行動を起こす…。

切なくて息が詰まりそうだったけど、思いが通じあって本当に良かった。

木下先生にしては過激(?)なHシーンもよかった。
書き下ろしも可愛かった!

有岡の言うとおり、おじいちゃんになってもずっと2人で一緒に星をみてほしいな…
またいつか、幸せそうな2人に会いたいです。

7

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