BLアワード2020|ちるちる

BLアワード2020|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2020!!

BEST シリーズ 2位

三角関係に終止符!終わりではなく始まりの変化を…

「ギヴン(5)」

ポイント:
2575pt
著  者:
キヅナツキ
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
Dear+コミックス
発 売 日 :
2019/4/1

2019年に「ノイタミナ」枠でTVアニメ化した、話題のバンドBLが第2位にランクイン!第5巻では秋彦と春樹と雨月の三角関係がついに終わりを迎えました。春樹と新しい恋をスタートさせた秋彦、別れることになった雨月。切なさだけでは語り切れない余韻を残す結末に、心動かされる作品です。

キヅナツキ先生からのコメント

びっくりしました。投票してくださった皆さま、ありがとうございます! この5巻の内容を音声化した、ドラマCD(5)が発売中で、4巻、5巻の内容が中心の『映画 ギヴン』も5月16日公開になります。どちらも大人組の恋の話になるので、併せて観て・聴いていただけたらと思います。連載も、真冬たちが高校三年生になって、関係性や進路はどうなっていくのか、新しい恋と一緒に話が進んでいきますので、是非また一年よろしくお願いします。

ユーザーの声を紹介

三角関係の結末に涙!

秋彦と春樹と雨月の3人の関係にやっと終わりと始まりが訪れたことにものすごく泣きそうになりました!!!お別れのときの雨月の表情に胸をグッと掴まれてしまいなんとも言えない悲しみや寂しさが全身に広がったのは今でも鮮明に覚えています。何回読み返しても同じ気持ちを体験させてくれます。本当に素晴らしいです。そして始まりの春樹の表情。全てを受け入れたあの表情にも引き込まれました。ラスト数ページでこんなになるとは思いもしなかったです。公開される映画がどのようになるのか今から本当に楽しみです。
にどねさん

「思いを言葉にする難しさ」をとても実感させられます。言葉を間違えれば、取り返しのつかない事になるし、雨月が秋彦との別れを決断するシーンは本当に、涙なしでは読めませんでした。雨月の背中を押した真冬の言葉は、由紀との経験があるからこそ、言葉一つ一つにとても重みがありました。
ギヴンのイメージでよく使用される△のカケラは、思いがカタチになったものだと勝手に思っています。その△が今までの表紙では規則正しく並んでいたのに、5巻の表紙だけバラバラに崩れていて、ようやく真冬も自分の思いをカタチにでき相手に伝える事が出来る様になったのかと思い、すごくグッときました。
雨月にも、残された音楽と共に幸せになってほしいです。また登場してくれるのを楽しみにしております!
雨ノ宮朔さん

音楽の話だけではなくその中で描かれる4人の恋愛模様、特に秋彦の回はたくさん泣きました!雨月も好きだったので、どうして別れてしまったんだろうと深く考えでも別れたからこそ春樹との新しい恋が始まったわけだしと複雑な感情を抱えて読んでました笑ライブに見にきてた雨月が途中で帰るシーンには1番号泣しました!雨月は最後があれで本当に良かったのでしょうか、、1人で泣いて激しく後悔してそうなのでどうか幸せにしてあげてください。
rabbitearlrisさん

秋春編、とても綺麗な終わり方でした。
先生の作品は多くを語らず、読み返す度にじわじわと感動が訪れます。
雨月好きとしては少し悲しい気がする締め括りでしたが、それでも雨月が次に進めたことが良い未来に繋がると信じています‥‥。
moon424rainさん

恋する切なさが心の中で吹き荒れる感じの5巻でした。4巻までは健気な春樹を心配し、応援していたのですが5巻を読むと春樹の幸せが嬉しいのはもちろん!雨月の切なさにグッときました。
えにしさん

看著看著眼淚會忍不住落下。強烈的揪心感襲來,回憶過去、放手、往前邁進。每次看到都會想起各個主角內心的傷痛,每次一看這套漫畫,內心就會帶入主角的感受,看完之後的衝擊感跟失落感久久不能消去。
(訳:読んでいて思わず涙が溢れます。不安な気持ちに襲われ、過去を思い、心が離れても、前に進む。読むたびにキャラクターたちそれぞれの心の痛みを思い出し、主人公たちの気持ちに共感して、読み終えたあとの衝撃と喪失感が残り消え失せない。)
小沛兒さん

人間味あふれる鮮烈な心理描写

ギヴンはBLを普段読まない子にもおすすめできるな、と私は思っています。1キャラクターが紙の中のことなのに、笑って、泣いて、怒って、苦しんで、まるで生きると感じれるほどの繊細な心理描写に実際に生きてる私がただ生きてるだけだと思ってしまうくらいで、BLという枠に納めれるのか...?!などと思っていたりもします☺️音楽を通して、音楽があったからこそ繋がった彼らの最後までをちゃんと見届けたいです...!
最後に私ごとですが秋雨がとてもとても....大好きです.....♡いつかしがらみがなくなって 笑い合える時間が来てほしいな.........ウゥ
梁瀬さん

とても感動しました。絵もすごく綺麗で、設定も細やかで。対句になっているような表現や、2通りの意味に解釈できるような文章もあり、作者さんが作品に込めた想いがよく伝わりました。それぞれが抱える生きづらさや悩み等、共感できる箇所がたくさんあって、本当にこの作品に出会えて良かったです。ギターを始めるきっかけにもなった本です。
私は今高1で、由紀をなくした時の真冬と同い年ですが、大切な人がある日突然世界からいなくなったらなんて想像もできません。立夏のおかげとは言え、前に進むことが出来た真冬は強いと思いました。
私も真冬や雨月たちと「同じ」なので、これからも大変なことは多いと思うけれど、真冬のように強く生きていけたらいいなと思うし、それこそいつかどんな恋であっても「ありふれた」恋の話になってくれたらと思います。映画、楽しみにしています。
匿名さん

キヅナヅキ先生の心情の表現方法はとても独特で、特に鮮烈で生々しいと思います。どの作品もまるで自分がその登場人物になったかのような気分にさせられます。ギヴンでも感情の表し方が得意ではない真冬の心の強い叫びだったり、真冬に影響される立夏と秋彦と春樹の心情がありありと描かれていました。サブのキャラクターにも強い個性があって展開もめっちゃ面白かったですし、登場人物たちの鋭い心情描写に思わずはっとするほど心もすごく動かされました。バンドのメンバーである4人それぞれの葛藤と困難を知って読む度に苦しくなったり、メンバー同士の掛け合いが幸せそうでほっこりしたり、一巻よみ終わる度強い余韻が残ります。BLというジャンルにだけでは収まりきれない、誰かを好きになるということを深く考えさせるようなお話だと思いました。
ちくわ粥さん

2019年のBL界はギヴン無しには語れない!高校生同士のピュアな恋愛と大学生同士の少し大人な恋愛が描かれた作品。そのカップリングのバランスが丁度いいのです。シリーズを通して、キャラクターたちの喉の奥がきゅっとなるような切ない背景が丁寧に掘り下げられています。苦しくて切なくて、でも嬉しいこともたくさんあって、一緒にいるだけできゅんとして幸せ。そんな青春時代の恋愛の尊さを詰め込んだ作品。この作品と一緒に泣いて笑った2019年でした。
たみたみさん

初めて読んだBLマンガでした!元々キヅナツキ先生の絵が好きで手に取りましたが、キャラクター達の表情や揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、台詞も詩的な表現が多く、私も感情を揺さぶられることがありました。こちらも涙を流したり、胸がギュッと苦しくなるほどに。(この思いを言い表せる語彙力がほしい…)ドラマCDやアニメもマンガと合わせて何度も観たり聴いたりしてます。映画もどう描かれるか楽しみです。私の大好きな作品の一つです。これからも先生を応援しております!
ダンナさん

a masterpiece. the characters are so human, complex not one dimensional and their character development is amazing. the plot and the way natsuki kizu serve it in manga form? phenomenal. her story telling is really delicate, i somehow can see the love she put in the manga.. i hold this series dearly in my heart
(訳:傑作。キャラクターたちに人間味があって、複雑でテンプレではなく、成長も最高に面白い。物語自体と先生がそれを漫画として描くことが素晴らしい。物語を描き出す方法も繊細で、先生が漫画に込めた愛が感じられる。この作品を大切にする。)
匿名さん

音に、想いに、興奮覚めぬライブシーン

ギヴンを読んだ時、胸に深く突き刺さるような、物語に強く惹きこまれて何度も読み返しています。
漫画だから音はないけれど、まるで音が本当になっているような迫力や熱気が肌身で感じられる勢いがとても好きです!
練習やライブの音楽の描写がとても丁寧に描かれていて、特に真冬初ライブやフェスのライブのシーンはまるで自分がその場にいるような感覚になれるくらい迫力が好きです!
日常と想いと想いが交錯したりぶつかり合う絶妙なバランスの空気感がすきです!
アニメに、映画にと今後のギヴンの行方がとても楽しみです!!
sorato116さん

キヅナツキ先生の繊細な描写が大好きで、1ページ1ページのコマをずっと見ていたいほどで、たったひとつのコマのキャラクターの表情でもいろんな感情が伝わってきて、読みながら自然と感情移入する作品です。
また、ライブシーンでもそのコマ割りやキャラクターの動きなど、全部が合わさって合わさって、盛り上げていく最高のライブシーンで涙がでてきました。その音楽が自分に向けられているものではないけど、自分に向けて言ってくれてるような、歌ってくれているような感じがたまりませんでさた。こんなに鳥肌がたった漫画は初めてでした。最高の作品です
かめとりさん

BEST シリーズ 3位

「男同士」のハードルの先…成長して色気増し増し♥

「ブルースカイコンプレックス(5)」

ポイント:
2370pt
著  者:
市川けい
出 版 社 :
東京漫画社
シリーズ:
MARBLE COMICS
発 売 日 :
2019/7/26

シリーズ開始時高校生だった2人が、大学生になって同棲して……、巻を追うごとにラブラブ度が加速していく青春ラブストーリー!順風満帆に見える楢崎と夏生ですが、第5巻では男同士ゆえの苦悩と向き合うことになります。思い悩む夏生を支える楢崎は「カッコイイ」の一言!巻を追うごとに魅力が増していく2人から目が離せません。

市川けい先生からのコメント

気の利いた上手なコメントを頑張って考えてましたが、もうただただシンプルに嬉しい、の感情しか出てきませんでした。皆さまからのご支持をこのような形で実感させていただくことができて感謝でいっぱいです。今でもまだまだ連載は続いており、楢崎と寺島、その他のキャラクター達と向き合って力の限り描いていきたいと思ってますのでぜひ今後も見守ってやってください。改めましてご投票くださった皆さま、本当にありがとうございました!

ユーザーの声を紹介

ずっと見守っていたい二人

この2人の、お互いを尊重していて、信頼し合っている関係性が、すごく素敵だなぁといつも思います。 相手が大切だから、傷付けたくないから、誠実でありたいっていうのが伝わってくるし、自分をきちんと持っていて、毅然としている所も、すごく大好きです。
yuhoさん

最期まで書いて欲しい!生まれ変わった姿まで見たい!って思える作品に出会えた事に感謝です(泣)
鈴千代さん

世間の一般的と言われている人にとっては、二人の関係はまだまだ理解されない事の方が多いと言うことに目をそらさず、しっかりと描かれていたのが素晴らしかったです。そして、その事を二人より年上の所謂大人達が説教するのではなく、希星と言う女の子(未来のある)が疑問を呈した事に意味があったんだなと思いました。
ムースプリンさん

高校生の頃からこの2人を見てきましたが最高以外の何者でもないです。漫画ではありますが、常に2人の日常が近くに感じられるようなリアルな描写にいつ見ても素敵だなあと思います。
むぎまるさん

楢崎が夏生を好きすぎて、変態度が増してるのを実感した! でもそんな楢崎も可愛いし、楢崎愛されて夏生は益々綺麗になってる。人は愛してるとめっちゃ輝いて強くなる。この作品を読んでるとこの二人が実在して、可愛いじいちゃんになるのが想像できる。
あきさん

It's amazing how Blue Sky Complex really shows the everyday things that happen in your life and the phases that you go through by making them revolve around Natsuki and Chika. It does not need any heavy dramas, the conflict is just enough for you to imagine it happening in your life. This is why Blue Sky Complex is close to my heart. It's not dramatic, it's casual but so beautifully written that it captivates so many readers. It can go on for 10 volumes and I will still read it.
(訳:ブルースカイコンプレックスは、何気ない毎日の出来事を夏生と元親の物語に取り入れていることがすごい。重大なハプニングはないが、彼らの抱える葛藤は、自分のことのように感じることができる。これが私がブルースカイコンプレックスが好きな理由だ。ドラマチックな物語じゃなく、カジュアルながらも物語は美しく描かれていて、多くの読者の心を掴んでいる。10巻まで続いてほしい。)
natsukiloveschikaさん

1巻が出た時、私も高校生で巻を追う事に自分と一緒に成長しているような気分になっていました。私自身も成長して、本を読み返す度に人と人が思いやって愛を育んでいく2人を尊敬していて自分もこうやって誰かと支えあえたら…想い会えたらな…と思います。
ふー*さん

「幸せとはなんなのか」と、すごく切なくなった5巻でした。夏生が「普通の幸せ」奪い続けることがチカを幸せにしていく。誰かの思う幸せが自分の幸せとは限らない。何かを諦めたとしても手放せないものがある。チカの強い意志と愛情に涙が出ました。
らぶみぃさん

この5巻は、いままで2人を見守ってきた読者はみんな涙したと思う。男同士カップルでぶち当たる壁をよそ者に作られて、それをどんな言葉で、どんな2人が乗り越えて愛し合っているか、まだ読んでない人には是非読んで欲しい。まだまだ、ずっと見ていたい2人です。
匿名さん

幸せ×色気×可愛さ♥

チカはとっても大人っぽく益々夏生一筋だし夏生は色っぽさと雄っぽさが合わさってめっちゃ可愛いしで二人のこれからに目が離せません‼️
naonaosanさん

雖然這本在很久之前就有在連載了 但我最近才知道這部 老師的畫風也進步得超多的 最喜歡夏生小可愛
(訳:ずいぶん前に始まった連載ですが、つい最近知りました。市川先生の絵の進歩がメチャメチャすごいですね。夏生大好き❤️とってもかわいい)
萊格懷茲さん

はじめてのおせっせで夏生が乱れるシーンを見た時は言葉にならない満足感でした。とにかくエッッッチいいいい…
プフさん

ベットでもぞもぞしたりキスしたり抱き合ったりする2人が可愛すぎます!そして何と言っても、同性愛の壁を容易に乗り越えたチカの愛ある言葉、胸に響きました。夏生の不安を一瞬で取り除きましたね、お見事です!!!からの、愛あるセックス。もう、2人にとっては愛の確認の行為ですよね。愛してるよって言葉で伝えなくても、体で伝わるんですね、泣けます(TT)
ナンバーガールさん

元親くんと夏生くんの周りの環境、空気が悪い意味でもいい意味でも乱れたお話が多く彼らが人として成長している、大人になっていることを強く感じるた5巻でした。新たにキララちゃんが登場し、同性同士の恋愛ならではの問題をお互いに話すきっかけができて、彼らの関係もより深まったのではないかな と感じました。
M!さん

1.2巻は夏生のグイグイが可愛くて元親の包容力にキュンとしてたけど、2人が大人になるにつれ色気が増して2人ともどんどん綺麗になってる…周囲の人達もみんないい人達。お互いや周りへの思いやりに溢れてる2人がずっとずっと幸せでありますように
fuhoさん

ふたりの関係が、大人になっても変わらず、むしろ深まっていく様子に胸がキュンとします。だんだんと大人の余裕というか、色気を感じるコマや場面も増えてきて、関係は変わらなくとも大人になってるんだなぁと感じさせられる自然な空気が大好きです!
ぺいぺいさん

初心者も感動できる名作

この作品で、BLの沼に落とされました。普段は飄々としてるのに、受けの夏生のことを好き過ぎて、独占欲丸出しになる元親(攻め)が好きです。情事の時に欲望を丸出しのオオカミに豹変しちゃうの、ギャップ萌えです。
RinRin801さん

今まで正直に言うとBLには抵抗があって読んできませんでした。それがブルースカイコンプレックスに出会ってなんで私BLだからって今まで読んでこなかったんだろう? もったいなさすぎる…! と言う気持ちになりました。
ポジポジファイトさん

私がBL沼におちるきっかけとなったシリーズ。5巻で希星に男だから結婚も子どもできないと言われて、元親がすごく怖い表情で怒ったところから、夏生が元親のことを気にしてて、でも「しあわせな未来」を一生夏生が奪っていくことを元親が「いいな それ」の一言で救っちゃうところが涙腺崩壊でした。
aーykさん

ブルスカは嫌いになるキャラクターがいなくて済むのが幸せです。全てのキャラクターが実際に存在する人物かのように多面的に描かれ、それぞれに人生と思考と生活がある前提に話が進むので当て馬キャラが出てきても、読了してみれば嫌いになんてならないし可哀相な子…とも思わない。ブルスカは当て馬を使い捨てにしない。だから大好きです!
なによりグローバルスタンダードな価値観を持っているキャラクターが多いので今読んで欲しい!!って思います。新刊が出る毎にキャラクターたちがそれぞれの関わりの中でその意識を変えられていっているのが伝わるので安心して読めます。
理想的な幸せと現実的なままならなさ、両方つまってます!
てのるさん