BLアワード2017|ちるちる

BLアワード2017|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2017!!

BEST 小説 6位

完璧じゃない二人の、15年間の恋の記録

「薔薇色じゃない」

ポイント:
602pt
著  者:
凪良ゆう
出 版 社 :
幻冬舎コミックス
シリーズ:
単行本
発 売 日 :
2016/6/29

二人の男性の、等身大な恋が描かれます。寂しさや孤独、終わりに向かっていく予感の描写がすごくリアルで、読者自身も作品について、自身について考えさせられるはず。BLで描かれることの少ない恋の「綺麗でないところ」に深く切り込んだ作品です。

ユーザーの声を紹介

リアルすぎる心理描写に感嘆

普通の男二人の恋愛模様がすごくリアルで読み応えがあります。大人の恋愛が読みたい人にオススメです!
めぐにゃさん

リアリティのある小説。攻めと受けには二次元的な萌えが感じられないかもしれないけど、受けの心理描写には女性の方はきっと共感できると思います。BL好きさんだけではなく、一般の方にも読んで欲しいくらいです。
甘M甘さん

読んでいる間マカダミアアイスが食べたくなりました。
出てくるお料理も美味しそうでした。
攻め受け両視点のお話で両視点が大好きなので、うれしかったです。
2人とも若い頃より少しずつ成長していって、お互いに本当に他の人では代わりがきかない大切な人だったことがわかっていくみたいな少し切ない大人のラブストーリーでした。
最近読んだ中では、トップクラスの作品です。
もずっこもずくさん

数ヵ月、数年くらいのカップルの話が多いですが、この話は20年を越えます。その間の気持ちの変わり方が、細かく、一貫性を持って描かれていて、本当に人物たちの人生に寄り添ってきたかのような読了感があります。やきもきしますが、最後は良かったと笑えるような素敵なお話です。
ちくわのさん

究極のすれ違いラブ

しみじみ系BL!大好きです……!
すだこさん

長いようで短い人生を誰と一緒に歩んでいきたいのか、誰といると楽しいのか、ホントはどうしたいのか、自分のこれまでの人生を振り返ってそんなことを考えされられる作品でした。
あきさん

凪良ゆう先生の作品はどれも好きですが、全編300ページ弱ある中でも60ページあたりから涙が途切れることがなかったくらいこんなに泣いたのは初めて。究極のすれ違いラブと言っていいと思います。互いの境目が分からないくらい合致していた二人が別れ、その後何度も心や状況のすれ違いを繰り返し、何年間も時間を重ねていく話。時間の経過を読者として一緒に追っている気持ちになり、感情移入してしまいます。
ぐりりんさん

一番近くにいるからお互いの長所短所がわかりすぎてしんどくなってくる様子や、離れてからようやく気付ける事などが痛い程伝わってきました。リアリティのあるすれ違いにハラハラしながら、ラストは涙せずにいられませんでした。長い付き合いだから通じ合えるアイスのエピソードが大好きです。愛のかたちは色々あれど、真実の愛には何も敵いませんね!
東雲月虹さん

BEST 小説 7位

淋しさを絶妙に描く 『ムシシリーズ』最新刊

「愛の在り処をさがせ!」

ポイント:
552pt
著  者:
樋口美沙緒
出 版 社 :
白泉社
シリーズ:
花丸文庫(小説・白泉社)
発 売 日 :
2016/11/19

昆虫界という世界観で数多くの読者を虜にしてきた『ムシシリーズ』の6作目。性モザイク、妊娠、出産などといった特殊な設定ながらも、圧倒的な文章力でみるみるうちに引き込まれます。格差恋愛を通し二人が愛のかたちを見つけていく姿に、感動が止まりません!

ユーザーの声を紹介

大人気シリーズの貫録

もはや、「ムシシリーズの続編」と聞いただけでパブロフの犬のように萌える体になりました。続編の短編もすべて、拝読していますが、これで終わりでは勿体ない、あと一冊はかけて読ませていただきたいと願っております。
むぼちさん

世の中にはBLのみならず恋愛小説や家族愛等をテーマにした作品は無数に溢れているのに、今だに永遠のテーマである"愛"。人は誰でも誰かに愛されたいと思うけれど、愛されるより本当は愛する方が難しいのかもしれない。難しいって感じているけれど、本当は簡単なのかもしれない。そんな風に色々と考えさせられる作品でした。
ゆっくりと距離が縮まっていく二人に、読了後は凄く満足させられる作品です。でももっと続きを!と求めてもしまう作品(笑)
匿名さん

読んでよかったと感じるはず

つらいお話が苦手です。登場人物が苦しいと私も苦しい。でも読んだら絶対に「読んでよかった」と思うのが樋口さんの作品で、この本もやっぱりそうでした。読んでたくさん泣いたけど、読んで本当によかったです。今までこのシリーズはスピンオフで出続けてきたけれど、このお話だけは純粋な続編をまだまだ読みたいです。
chiekoaさん

ムシシリーズ最新刊!女子のほとんどが苦手であろう「虫」の特性をストーリーに巧くからませながら、ぐいぐいとその世界観にハマらせる、その筆力!シリーズを通じてのテーマであろう「愛」について、時に涙を禁じ得ない展開で、読者に訴えかける。圧倒されます。
ヨムヨムにゃーさん

BEST 小説 8位

「クズ」「痛い」の真骨頂 

「MUNDANE HURT」

ポイント:
511pt
著  者:
木原音瀬
出 版 社 :
リブレ
シリーズ:
ビーボーイノベルズ(小説・リブレ)
発 売 日 :
2016/5/19

近年ブームの「クズBL」ですが、木原音瀬の描くクズは他とは一線を画します。ここまで徹底的なクズなのに、しっかりラストまで読者を引っ張っていく筆力にはただただ脱帽。読み手を選ぶ作品ですが、普通のBLじゃ物足りないという人は是非手を伸ばしてみて!

ユーザーの声を紹介

クズキャラの先駆け

凄く好きなお話でした。性格の悪い受けと酷いことをされても吹っ切ることの出来ない攻めの組み合わせがかなり萌えました。ただ、ハッピーエンドな終わり方をしていないので、その後の2人が気になりすぎます。続きが待ち遠しいです!
ロタさん

好きな作品が複数入っておりましたので大変迷いましたが、King of クズを書ききって下さったので、この作品に一票!
ここまでクズな主人公なのに最後まで読ませる筆力に感動しましたし、読み終わる頃には「此奴になんとか幸せになって欲しい。多分、同じ失敗を繰り返すだろうけど、何とか」と思ってしまっている自分に驚きました。「善人猶以て往生を遂ぐ況んや悪人をや」と言うことでしょうか?凡人でしかない私を、親鸞の心境にまで持ってきて下さるとは。恐るべし、木原マジック。
fandesuさん

苦しさが最大の魅力

こんなに苦しいBLは近年少ないです。ハッピーエンドが主流になっている今だけど、こういう苦しい終わり方のBLがもっと読みたいです!!
早瀬さん

二十代に初めて読んだ日から、何年が経っただろうか。紺野けいこさんのイラストが印象的だった雑誌をずっと捨てられず、けれどつらくて読み返すことも出来なかった。続きが読めたことに感無量。そして先の見える終わり方に救われた。人間は命ある限り生きねばならない。どんなにろくでもないクズでも生きる理由があるのだろう。彼らの命に励まされる四十路独身のわが身を思う。
せっこさん

BEST 小説 9位

公私のギャップに萌え!

「ひつじの鍵」

ポイント:
487pt
著  者:
一穂ミチ
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発 売 日 :
2016/8/10

二面性のあるコンシェルジュ×高校生を描いた軽快な読み口のラブコメディ。歳の差のある二人の距離が近づいていく様子にニヤニヤ♥ ほのぼのとした作品の雰囲気に癒されます。

ユーザーの声を紹介

羊ちゃんの可愛さにハマる!

羊ちゃん、かわいい。続きが読みたい。
匿名さん

受けの羊がわたしの好みなキャラでした。聡い子!だけど天然というか行動派というか……周りの人がいい人ばかりでよかったね、という感じ。 舞台がお金持ちの人達の世界なのですが、今もこんな風に暮らしてる人たちはいるんでしょうか……いるんでしょうね~。コンシェルジュは大変ですね。
碧だよさん

コンシェルジュのギャップにもドキリ!?

一色氏の極端な公私のギャップにまんまとしてやられました。素は口が悪くてちょっとだけ意地悪だけど情が深くて不意にコンシェルジュモード見せたりして……ずるい!こういう人に惚れないわけがないし、自分だけを誰より愛して欲しいって思ってしまいますね!
東雲月虹さん

訳ありの、受けの高校生・羊くん。彼はこんな境遇に陥りながらも自分を失わず、強いんですね。一色さんと出会い恋に落ちるのも必然だったのだと思います。一色さんのコンシェルジュとしての姿と素の素とのギャップがとてもいい。大好きです。仕事と割り切ってしっかり切り替える姿には、好感度持てますね。
匿名さん

BEST 小説 10位

衝撃の展開に目が離せない

「鬼の王に誓え 鬼の王と契れ3」

ポイント:
454pt
著  者:
高尾理一
出 版 社 :
徳間書店
シリーズ:
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発 売 日 :
2016/6/25

ファンタジーな世界観を描き切り、3作目にして終結を迎えたシリーズ完結篇。とっつきにくい設定に思える「鬼」を丁寧に料理して、萌えはもちろん涙まで誘う展開に仕上げました。鴇守が悩み抜いて下した決断とエピローグに、強く胸を打たれます。

ユーザーの声を紹介

読者の想像をはるかに超える結末

シリーズ完結編、とても綺麗に物語の幕をおろした作品だと思います。あのラストシーンは涙なしには読めませんでしたし、読了後思わず拍手をしそうになりました。ドラマティックな展開に夢中になって読んだ最終巻でした。シリーズを通して笑いあり涙あり萌えありと、非常にバランス良く構成されており、エンターテイメント性の高さも素晴らしかったです。
P(ぴー)さん

話のまとめ方が凄い。読者の想像をはるかに超える。はらはらして泣かされて、でもちゃんとハッピーエンド、驚きの解決法。作者の高尾さん素晴らしい。ハッピーエンド後に気になる方に対してのアフターケアもばっちり。読後の憂いなし。鬼が他にないユニークな存在。また是非会いたいです。
ほうすけさん

巻を追うごとに加速する物語!

正直最初に1巻を読んだ時は、楽しかったことは楽しかったのですけれども、ものすごく好き、というほどではありませんでした(すみません……)。2巻の時も同様です。
ですがこの3巻目を読んで、鴇守と夜刀が選んだ未来にすごく感動しました。
仙太郎さん

天狗のシリーズを超えるのは無理だと思い買っていませんでしたが、レビューを読んで気になり、3冊とも揃えてしまいました。あまりにも面白くてものすごいスピードで読み、また何度でも読み直しています。
yuzumikanさん