サノアサヒ先生インタビュー

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サノアサヒ先生インタビュー 苦しくても側にいたい…トラウマ持ちのギタリストと寄り添い続けたベーシスト 初コミックス『ブランクコード』

2023/05/28 17:00

登場人物の抱える痛みに、胸が締め付けられる

 

 

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3382回
サノアサヒ/プランタン出版/Cannaコミックス
コミックス『ブランクコード』5月30日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
「愛に音があるなら俺に下さい」高校時代の出来事で心に傷を負い、現実から逃げるため音楽に依存してきた藍。バンドメンバーの恵介は、自分の独占欲が招いた8年前の事件を悔い、音楽が居場所になるならと支え続けてきた。生きる理由を失った藍と、藍が恐れる好意を押し殺す恵介。あの日から止まっていた2人の関係は、ラブソングの制作依頼で動きはじめ……。過去に囚われたギタリストが寄り添い続けたベーシストに綴る8年分の想いの「音」。


――作品紹介をお願いします
ある事件で心を閉ざしているギタリストと、向き合おうとしているベーシストの話です。ひとことで表すのが難しいですが、両片思いしている2人のすれ違いの話なのかなと思います。


 


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
ギタリストの藍(受)は天才肌で飾らない性格です。子供のような無垢で鋭い感性がある反面、生きるのが下手。
対して恵介(攻)は執着心が強い策士です。立ち回りがうまいけど、心の底では藍のような天才に憧れています。


 


――当て馬や重要な脇役は?
高校時代からのバンドメンバー。実篤も郁人も気に入ってます。

 

実篤は現在は既婚者、子供もいます。郁人はメンヘラ系と見せかけて一番男気があります。
実は2人の話も考えてあるので、いつかどこかで形にしたいです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
「美談にしない」ことです。「嫌なこともあるけど明るく前向きに生きましょう!」みたいな、無理な正当化をしないことに努めました。悲しいことは悲しいし、苦しいことは苦しいと描き切ることにこだわりました。


あと、精神科のシーンはどうしても入れたかったので無事に描けて満足しています。

 

 


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
キャラを「そこにいる人を観て知っていく」という感覚で作っていくので、最初に決めたはずの内容からほぼ全て変えてしまいました。

初見で他者を理解するのは不可能なので、観察の時間が増えると認識が変わって描き直したくなるんです。打ち合わせ通りに描けたことなんてなかったんじゃないかなと思います。担当さんを困惑させてしまって申し訳なかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか?
描き下ろしで2人は目黒川の桜を観に行くのですが、これは恵介の提案によるものです。恵介はなるべく藍を外に連れて行き、美しいものや楽しいことを共有しようとしています。「医学的に正しい対処をする」という考えを捨て、「自分」として「藍」に向き合うようになっています。



――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
お世話になっている美容師さんがBL好きと発覚し、垢バレしました。

――今、何かハマっていることは?
仕事が落ち着いたら麻雀を始めたいです。今はアカギを観て全てわかった気になっています。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
はじめて出した同人誌をきっかけに連載のお話を頂きました。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
楽しみな気持ちでいっぱいです。どんな感想を持っていただけるのか、はやく知りたいなとわくわくしています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、サノアサヒと申します。楽しんでください! と言える明るい内容ではないですが、なにかしらを感じていただけたら嬉しいです。

 

コミックス『ブランクコード

 

 

特典情報

 
アニメイト限定:描き下ろしペーパー
コミコミスタジオ限定:アクリルカード(有償特典)
コミコミスタジオ限定:描き下ろし4Pリーフレット(通常特典)
とらのあな限定:両面イラストカードコミコミスタジオ限定:描き下ろしペーパー

詳しくはこちら

 

その他情報

 

コミコミスタジオのWEBサイン会(抽選)

詳しくはホームページ

 

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(C)サノアサヒ/プランタン出版 2023

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