劣情先生インタビュー

美麗な作画にうっとり…♥エモさ極まるノワールロマンス

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2790回
劣情／海王社／&.Emo comics
コミックス『春雷と蜜』7月20日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
親に捨てられ、施設で生きていくことになった幼いユエン。唯一の心の支えは、いつも優しく包み込んでくれる兄のような存在のヤンだった。ヤンもユエンを弟のように大切に思っていたが、ある夜、二人を引き離す残酷な事件が起こる。数年後、ヤクザとなり青柳として生きるヤンは再び施設を訪れる。しかし、再会したユエンは記憶の中の少年とは別人なほどの、色香を湛えた妖艶な青年となっていた――…

――作品紹介をお願いします
同じ孤児の施設で兄弟の様に育った2人が、悲惨な事件をきっかけにバラバラになり、十数年後攻めが別人(ヤクザ)として再会するが…すれ違い、惹かれていくチャイナ風ノワールロマンスです。

帰りたくても帰れない場所、郷愁が着想のテーマにあります。


――主人公たちはどんな攻×受ですか？
黙って遠くから見守る執着系スパダリヤクザ攻×薄幸の健気美人受け。


――当て馬や重要な脇役は？
脇役は青柳の舎弟のジンが気に入ってます。彼とユエンが連れている2人の孤児とのやり取りも見ていただけたら嬉しいです。
青柳が施設を奪還する前に、ユエンを権力で情婦にしていた男(ホアン)は暴力でしか感情を表現できないのですが本当はユエンに惚れています。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
映画の様な情緒や雰囲気作り。初めての連載でしたので毎話読んで下さる方がハラハラドキドキする展開を意識しました。



――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
初めてのことだったので事前の資料等の準備が必要だったり、漫画連載を描く事自体が想像以上に大変だと知りました。全てとても楽しかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
青柳はラーメン好きで吉祥飯店の常連、3話で出てくるウエイトレスの子に惚れられています。本人は全く気づいてません。
4話の桃源夜總會の衣装係のおかっぱの子は徐という名前で、薬剤師で違法な薬も作れ青柳とジンと対等に話せる仲間です。
5話のお医者さんは元ヤクザの闇医者で青柳やジンの仕事仲間。院内に暴力反対ポスター貼ってます。ややこしいことが起きたら何かと後始末をさせられるので…。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
コロナ禍で長年働いた会社が傾き、職を失ったことです。とんでもないエピソードや…(笑)。

――今、何かハマっていることは？
音楽と映画が好きです。『春雷と蜜』は王家衛監督の三部作に影響を受け、少し昔の香港を参考にしました。


――BL作家になったきっかけを聞かせてください
担当さんからお声をかけて頂かなければ今は無かったので、本当に感謝してもし尽くせません。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
感謝と緊張です。初単行本どうか読んで頂けます様に！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
既にレビューへ頂いたコメントの考察が的確で驚いております。目の肥えたちるちるユーザーの方々にも、『春雷と蜜』の世界を楽しんで頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します！




担当編集より
連載時からちるちる様にも取り上げていただき、熱狂的なファンが多い劣情先生の大注目デビューコミックスがついに発売になります！
ユエンを守るために離れ、“青柳”として再び守ろうとするヤン、そしてヤンが帰ってくるのを待ちつつもヤンの面影を感じさせる青柳に惹かれ、罪悪感に駆られながら激しく求め、乱れる姿は非常に胸を打たれます。
二人を待ち受ける壮絶な結末は――アングラエロスなエモさ極まるチャイナ風ノワールロマンスを是非ご堪能あれ！

コミックス『春雷と蜜』

特典情報

・アニメイト：4Pリーフレット
・コミコミスタジオ：&.Emo comics2作品合同リーフレット
　※同時発売の&.Emo comics『キミドリ』同時購入特典
・コミコミスタジオ：両面イラストカード(※裏面モノクロ描き下ろし)
・ホーリンラブブックス：イラストカード
・とらのあな：4Pリーフレット
・電子書店：描き下ろしペーパー
・共通ペーパー

詳しくは&.Emoホームページへ

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(C)劣情／海王社